可視化事例10:地下水流動解析結果(地下水の流速分布,移行経路,移行時間)
地下水流速凡例


表示領域:東濃地域(約15km×約20km×深さ3km)
時間スケール:粒子の移動ステップは3,000年毎に設定
【解説】
  • 粒子の色が,その場所における地下水の流速を表現しており,寒色系の粒子ほど流速が遅い
  • 粒子の動きが,地下水の移行経路と移行時間を表現しており,残された粒子ほど,流出までの時間が長い
  • 時間の経過とともに寒色系の粒子が多く残っている場所が,検討領域内における地下水の滞留域と解釈できる
  • 地表形状や断層などと合わせて可視化することで,それらの構造と地下水流動との関連性の理解が深まる

【可視化の特徴】
  • 定常状態の地下水の水圧分布における地下水の流れを,検討領域内に配置した粒子の色や動きで表現した可視化手法

【使用データ】
  • 指定点から流出点までの地下水移行経路沿いの情報
  • ・移行経路の位置座標,移行時間
    ・移行経路沿いの地下水流速
  • 上記情報は,定常状態の飽和/不飽和地下水流動解析結果から得られた地下水圧分布に基づく粒子追跡線解析によって作成

【可視化ツール】
  • earthVision