可視化事例09:地下水流動解析結果(地下水の流速分布,移行経路,移行時間)
地下水流速凡例


表示領域:東濃地域(約15km×約20km×深さ3km)
     指定点は標高約-600m位置(赤点)に配置
時間スケール:流線の移動ステップは3,000年毎に設定
     流線の全移行経路長は16万年間分を表示
【解説】
  • 流線の色が,その場所における地下水の流速を表現しており,寒色系の流線ほど流速が遅い
  • 流線の形状と長さが,それぞれ地下水の移行経路と移行時間を表現しており,流線が短いほど,移行時間が遅い
  • 寒色系かつ長さの短い流線が,検討領域内における流れの遅い地下水の移行経路と解釈できる
  • 地表形状や断層などと合わせて可視化することで,それらの構造と地下水流動との関連性の理解が深まる

【可視化の特徴】
  • 定常状態の地下水の水圧分布における地下水の流れを,検討領域内に配置した指定点からの流線の色や動きで表現した可視化手法

【使用データ】
  • 指定点から流出点までの地下水移行経路沿いの情報
  • ・移行経路の位置座標,移行時間
    ・移行経路沿いの地下水流速
  • 上記情報は,定常状態の飽和/不飽和地下水流動解析結果から得られた地下水圧分布に基づく粒子追跡線解析によって作成

【可視化ツール】
  • earthVision