可視化事例08:地下水流動解析結果(地下水の水圧分布)
地下水流速凡例

表示領域:東濃地域(約15km×約20km×深さ3km)
等ポテンシャル面間隔:25m(水頭換算値)
【解説】
  • 等ポテンシャル面の間隔が狭い場所ほど,地下水流動の駆動力(動水勾配)が大きい場所であり,岩盤の透水性が同じ条件であれば地下水の流速が速い場所となる
    ※等ポテンシャル面:地下水の持つエネルギー(全水頭)が等しい位置をつないだ面
  • 地下水の流れに影響を与える断層などと合わせて可視化することで,それらの構造と地下水流動との関連性の理解が深まる

【可視化の特徴】
  • 検討領域内における地下水の水圧分布を,等ポテンシャル面の組み合わせで表現した可視化手法
  • 物体の素材感や光の現象(透過・反射)を表現可能な手法を用いることで,三次元的な地下水の水圧分布をより立体的に可視化

【使用データ】
  • 定常状態の飽和/不飽和地下水流動解析結果から得られた地下水圧分布

【可視化ツール】
  • POV-ray