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研究坑道掘削工事に伴う環境管理測定状況
瑞浪超深地層研究所用地はウラン鉱床の東端付近に位置することから、深度約120mから約180mの区間の堆積岩には普通の土よりもやや多いウランが含まれると想定されました。このため、この区間の掘削にあたっては掘削土中のウラン濃度分析を行うなどの確認を行いながら作業を進め、現在、他の掘削土とは区別し用地内堆積場で安全に管理しています。
瑞浪超深地層研究所では、研究坑道掘削工事に伴う空間放射線量率の測定やウラン濃度の分析について次のとおり実施しております。
なお、堆積岩と花崗岩の境界へは、換気立坑については平成17年10月1日に掘削区間167.6m~170.2mにおいて、主立坑については同年10月10日に掘削区間164.8m~167.4mに、それぞれ到達しました。
瑞浪超深地層研究所では、今後とも適切な管理及び測定を継続実施してまいります。

環境管理データ
管理目標値
項目 |
管理目標 |
測定箇所 |
空 間 放 射 線 量 率 |
0.19μSv/h (0.11※1+0.08※2) ※1:1mSv/y(0.11μSv/h) ・原子炉等規制法関係告示を準用 ・自然放射線を除く ※2:平成16年度環境放射線測定値 (瑞浪、土岐市内12点;原子力機構測定) 0.08~0.12μSv/h |
① 「花木の森散策路」のうち最も堆積場に近い地点 |
水 中 の ウ ラ ン 濃 度 |
75ppb (766※1×1/10≒75) 参考値の1/10を自主的な管理の目標値として設定 ※1:2×10-2Bq/cm3(766ppb) ・原子炉等規制法関係告示を準用 |
② 堆積場下流(沈砂池) |
③ 坑内排水の排水口 |