日本原子力研究開発機構

安全研究・防災支援部門原子力緊急時支援・研修センター

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センター長あいさつ

宗像雅広センター長の写真  日本原子力研究開発機構(JAEA)は、災害対策基本法及び事態対処法に基づく指定公共機関の一つです。そのため、原子力や放射線に係る災害が発生した場合、国や地方公共団体などからの要請に応じ、専門家の派遣、資機材の提供、緊急時モニタリングの支援などを行う役割を担っています。JAEAにおけるその活動の中心的部署が原子力緊急時支援・研修センター(NEAT:Nuclear Emergency Assistance and Training Center)です。

 NEATは、1999年のJCO臨界事故の教訓を機に設立され、20年以上にわたって原子力防災対応への知見と経験を蓄積してきました。また、12年前の東京電力福島第一原子力発電所事故の際には、NEATは多くの機構職員の協力を得て緊急時支援活動を行いました。さらに今年は、我が国の緊急時対応体制をより強化するため、緊急時対応センター(ERC)を技術的にサポートするための専門家チームを立ち上げました。

 NEATは、原子力防災をより実効性の高いものとするため、原子力災害対応に携わる方々を対象とした研修を実施するとともに、国、地方公共団体等が実施する原子力防災訓練の企画及び訓練参画を通して助言を行うなどの支援活動を行っています。加えて、緊急時モニタリング技術や住民の放射線防護対策の有効性評価といった研究開発を強力に推進しています。

 これらの取り組みにより、常に原子力災害への備えを怠らず、国民の幸福に貢献する原子力の安全を確実なものとすることが、私たちの使命です。

令和5年4月1日
原子力緊急時支援・研修センター長
宗像 雅広

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