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- 2025年4月
2025年4月
米国SMR(高温ガス炉)
「Dow社とX-エナジー社、テキサス州における先進原子力プロジェクトの提案に関する建設許可申請書を米国NRCに提出」Dow社とX-エナジー社は、テキサス州のDow社のシードリフト・サイトにおいて、X-エナジー社製小型モジュール炉(SMR)である高温ガス炉Xe-100の建設許可申請書を米国原子力規制委員会(NRC)に提出したことを発表した。
X-エナジー、The Dow Chemical Company、World Nuclear News、Nuclear Newswire
米国溶融塩炉
「アイダホ国立研究所、初の溶融塩試験ループを公開」アイダホ国立研究所(INL)は、冷却材として溶融塩を使用する先進炉の開発を支援する新しい溶融塩試験ループを公開した。
DOE NE局
ロシア高速炉
「BN-600、2040年までの運転延長許可を取得」ロシアの規制当局である、ロシア連邦環境・技術・原子力監督庁(Rostechnadzor)は、ナトリウム冷却高速炉の原型炉であるBN-600の運転期間を15年間延長する許可を発行した。これによりBN-600は2040年まで運転可能になる。
ロスアトム、ATOM Media、Atomic Energy 2.0
ロシア高速炉
「ロスアトム社、放射性液体ナトリウム冷却材の処理技術を開発」ロスアトム社は、将来的にナトリウム冷却高速炉の廃炉を可能にする、放射性液体ナトリウム冷却材の処理技術を開発するための研究開発を完了した。
TVEL、ATOM Media、Atomic Energy 2.0
イタリアSMR(鉛冷却高速炉)
「イタリア政府、ニュークレオ社への投資を検討」イタリア政府は原子力エネルギーの再導入計画の一環として、小型モジュール炉型鉛冷却高速炉(LFR)を開発するニュークレオ社に最大2億ユーロの投資を計画していると2名の大臣(環境・エネルギー安全保障相、企業・メイドインイタリー相)が発言した。
World Nuclear News、Reuters
米国SMR(高速炉)
「ミリオン・テクノロジーズ社、テラパワー社のNatrium原子炉実証プロジェクトに関する契約を受注」ミリオン・テクノロジーズ社は、ワイオミング州のNatrium原子炉実証プロジェクト用の放射線モニタリングシステム(RMS:Radiation Monitoring System)と核計装システム(XIS:Nuclear Instrumentation System)の供給に係る契約をテラパワー社から受注した。
ミリオン・テクノロジーズ
英国原子力人事
「Julianne Antrobus氏、UKNNL最高経営責任者に正式就任」ジュリアン・アントロバス(Julianne Antrobus)氏は1日、英国国立原子力研究所(UKNNL)の新最高経営責任者(CEO)としての任期を正式に開始した。
英国国立原子力研究所(UKNNL)
米国核燃料サイクル
「核燃料リサイクルと金属回収の改善を目指すANLの研究」アルゴンヌ国立研究所(ANL)は、希土類元素などの金属の回収効率を高めるアプローチにつながる可能性がある使用済み核燃料のリサイクル技術を研究している。「PAcked Centrifugal Equipment for Radiochemical separations(放射化学分離用遠心充填装置)(PACER)」技術を活用し、コスト削減や安全性向上を図る。
Nuclear Newswire、ANL
米国原子力宇宙利用
「ORNL、原子力ロケット研究を推進する新たな高温テストベッドを開発」オークリッジ国立研究所(ORNL)は、核熱推進ロケットの研究を進めるため、新しい高温テストベッドを開発した。高温・高放射線環境下での燃料や材料の耐性を評価し、今後は照射後分析(PIE)を実施する予定である。
DOE NE局
米国データセンター
「米国DOE、AI データセンターの開発をLANLなど連邦政府所有地に誘致」米国エネルギー省(DOE)は、人工知能(AI)技術の商業開発を加速させるため、ロスアラモス国立研究所(LANL)などの原子力研究施設を含む16の連邦施設を特定したと発表した。
North Shore News
米国医療用RI
「アスタチン標識化合物、米国で初出荷」米国エネルギー省(DOE)の国立アイソトープ開発センター(NIDC)は3月31日、医療用放射性同位元素アスタチン211(At-211)で標識された生物活性化合物の米国内での長距離輸送に成功したと発表した。
Nuclear Newswire、NIDC
中国海水ウラン
「中国、海水ウラン抽出効率を40倍に向上」蘭州大学の研究者は、ウラン-バナジウム分離を強化するために改良された金属有機構造体(MOF:Metal Organic Framework)を用いて、既存の技術よりも40倍効率的な海水からのウラン抽出方法を開発した。
Interesting Engineering
カナダSMR
「カナダCNSC、BWRX-300の建設許可を発行」カナダ原子力安全委員会(CNSC)は、オンタリオ州のダーリントン新原子力発電所プロジェクト用地に、オンタリオ・パワー・ジェネレーション(OPG)社がGE日立(GEH)社のBWRX-300を建設することを承認する決定を下したと発表した。
World Nuclear News、カナダ原子力安全委員会(CNSC)
ドイツ世論調査
「ドイツ世論調査:原子力発電への回帰を支持する意見が多数」ドイツのマーケティング会社Innofact社が4日に発表した最新の世論調査によると、ドイツ人の約55%が原子力発電への回帰を支持していることが分かった。
DW、Verivox
OECD/NEA核燃料
「報告書:新たな投資がなければウラン不足の可能性が高い」原子力機関(NEA)と国際原子力機関(IAEA)が発表した最新のレッドブック報告書によると、2023年1月時点での世界のウラン埋蔵量は約7,934,500トンであり、2050年までに原子力発電能力を130%増加させるのに十分な量である。しかし、この高成長シナリオ(high-growth scenario)では、新たな鉱山や処理インフラへの大幅な投資を行わない限り、現在の資源は2080年代までに枯渇する可能性がある。
OECD/NEA、IAEA、World Nuclear News、NUCNET
米国イノベーション技術
「AIが原子炉のより迅速で安全なモニタリングを実現」イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(UIUC)の研究者たちが開発した人工知能(AI)搭載の仮想センサーは、過酷な環境や従来はアクセスできなかった場所にある原子炉のリアルタイムモニタリング(監視)を可能にする。
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(UIUC)NCSA(National Center for Supercomputing Applications:国立スーパーコンピューティング・アプリケーション・センター)
米国新型炉燃料
「米国エネルギー省、米国の先進原子炉開発企業にHALEUの第1回分を配布」米国エネルギー省(DOE)は9日、米国の原子力開発企業5社に対し、当面の燃料需要を満たすために高アッセイ低濃縮ウラン(HALEU)を供給することを条件付きで確約した。
米国エネルギー省(DOE)
米国世論調査
「米国における原子力支持率は過去最高に近い水準に」ギャラップ(Gallup)社による最新の原子力に関する世論調査では、米国における原子力発電への支持率が2023年の調査から6ポイント上昇し、過去最高に近い水準の61%に達した。
Gallup
イタリアSMR(鉛冷却高速炉)
「イタリアの大臣、ニュークレオ社への資金援助に反対」イタリアの副首相兼インフラ相マッテオ・サルヴィーニ(Matteo Salvini)氏は、フランスに拠点を置く原子力新興企業ニュークレオ社への2億ユーロ(2億1900万ドル)の公的投資案に反対している。
Nuclear Engineering International
英国原子力人事
「原子力ルネサンスの加速に向け、原子力規制タスクフォースのトップを任命」英国政府は、新規の原子力発電所の建設に必要な規制改革を加速させるため、ジョン・フィンルトン(John Fingleton)氏を原子力規制タスクフォースのトップに任命した。
英国エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)
オランダ研究炉
「研究炉PALLASの建設に向けて基礎コンクリート打設中」オランダのペッテンにある研究用原子炉PALLASの原子炉建屋の基礎となるコンクリートの打設が始まった。
World Nuclear News
英国SMR
「GEH社とロールス・ロイスSMR社、英国SMRコンペで最終入札を提出」グレート・ブリティッシュ・ニュークリア(GBN)が主催する小型モジュール炉(SMR)選定コンペティションの最終候補企業である、GE日立(GEH)社とロールス・ロイスSMR社の2社は、最終入札回答書を提出したと発表した。
World Nuclear News、ロールス・ロイスSMR、New Civil Engineer
インド・ロシアSMR
「マハラシュトラ州、ロスアトム社とトリウム燃料ベースのSMR開発に関する覚書を締結」インドのマハラシュトラ(Maharashtra)州は、ロスアトム社とトリウム燃料をベースとした小型モジュール炉(SMR)の開発に関する覚書(MOU)を締結した。
The Economic Times
米国SMR(マイクロリアクター)
「米国DOD、米軍マイクロリアクタープロジェクトで8社を選定」米国国防総省(DOD)は、マイクロリアクターに係る、先進原子力発電所の設置(ANPI:Advanced Nuclear Power for Installations)プログラムの下で、安全で確実な原子力発電を実現する能力を実証する8社を選定した。
米国国防総省(DOD)国防イノベーションユニット(DIU)、ExecutiveGov
英国SMR
「英国ONR、SMRに関する国際協力な規制協力に関する報告書を公表」英国原子力規制局(ONR)は、小型モジュール炉(SMR)および先進モジュール炉(AMR)に関する国際的な規制協力に関する初の報告書を公表し、標準設計のグローバルな展開を促進する上で大きな進展があったことを強調した。
英国原子力規制局(ONR)、World Nuclear News
米国核燃料サイクル
「オラノ社とキュリオ社、燃料サイクルに関する契約を締結」オラノUSA社とワシントンに拠点を置く新興企業キュリオ社は、米国のクローズド核燃料サイクルの実現を目指すため、複数の分野で協力する覚書(MOU)を締結した。
Nuclear Engineering International
カナダ使用済燃料
「モルテックス・エナジー社、CNSCとWATSS技術の事前協議を開始」モルテックス・エナジー・カナダ社は、WAste To Stable Salt(WATSS)技術の開発に向け、カナダ原子力安全委員会(CNSC)と規制協議の枠組みを整備し、サービスレベル契約(Service Level Agreement)を締結した。
モルテックス・エナジー
米国新型炉燃料
「BWXT社、国家安全保障および国内ウラン濃縮を支援するために前進」BWXテクノロジーズ社(BWXT社)は、米国の国内ウラン濃縮能力の再建に向けた長期的な取り組みの一環として、テネシー州オークリッジに新拠点用地を取得し、国内ウラン濃縮遠心分離実験(DUECE:Domestic Uranium Enrichment Centrifuge Experiment)技術の展開支援と雇用創出を計画している。
BWXT
ロシアイノベーション技術
「ロスアトム社、AIによる燃料検査を発表」ロシアのチェペツク機械工場は、人工知能(AI)や機械学習において重要な要素のニューラルネットワークを活用した自動検査システムを導入し、RBMK原子炉(黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉)用ジルコニウム製品の品質管理を強化した。
Nuclear Engineering International
ロシアSMR
「ウズベキスタンでSMR建設プロジェクトの建設・組立基地の最初の建物が着工」ロスアトム社は、ウズベキスタンのジザフ地域で、ロシア設計の小型モジュール炉(SMR)の建設・組立基地の建設を開始した。
ロスアトム、ATOM Media、Atomic Energy 2.0
英国・米国SMR(高速炉)
「テラパワー社、英国でのNatrium炉の規制当局承認に向けて第一歩を踏み出す」テラパワー社は、英国のエネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)に対し、同国の包括的設計審査(GDA)プロセスへの参加を正式に表明する書簡を提出したことを発表した。
テラパワー
米国新型炉燃料
「ジェネラル・マター社、米国のHALEU供給ギャップの解消を目指す」ロサンゼルスを拠点とするジェネラル・マター(General Matter)社は、元スペースXのエンジニア、スコット・ノーラン(Scott Nolan)氏が共同設立した会社で、高アッセイ低濃縮ウラン(HALEU)の国内供給を開発するために5000万ドルを調達し、億万長者の投資家ピーター・ティール(Peter Thiel)氏を取締役に任命した。同社は、2030年までにワシントン州、ワイオミング州、ユタ州、テキサス州のいずれかにHALEU濃縮施設を建設し、米国の外国産燃料供給への依存度を下げる計画である。
Bloomberg
英国SMR
「ホルテック社、英国SMR入札に最終入札書を提出」ホルテック・ブリテン社はGreat British Nuclear(GBN)小型モジュール炉(SMR)コンペティションで最終入札書を提出した。同社は、300MWeの加圧水型原子炉(PWR)SMR-300を提案し、国内製造・輸出拠点の設立も計画している。
World Nuclear News、Nuclear Engineering International
米国SMR
「TVA、2025年6月までにSMR建設許可申請書を提出する意向をNRCに通知」テネシー峡谷開発公社(TVA)は米国原子力規制委員会(NRC)に、クリンチリバー・サイトにおける小型モジュール炉(SMR)の建設許可申請を2025年6月までに行う意向であることを通知した。
TVA、World Nuclear News
韓国・米国研究炉、医療用RI
「韓国・米国:韓国主導のコンソーシアム、米国の研究炉契約を獲得」韓国原子力研究院(KAERI)が率いるコンソーシアムとミズーリ大学は、同大学が新設を構想している、20MWtの新しい研究用原子炉「NextGen MURR」の設計とライセンス供与に関する契約を締結した。
ミズーリ大学、World Nuclear News、Yonhap
中国新型炉
「中国、クリーンな原子力エネルギーの先駆者として世界初のトリウム溶融塩原子炉を稼働」中国は、クリーンな原子力エネルギーの重要なマイルストーンとして、溶融塩を冷却材とする、2MWtのトリウム溶融塩原子炉を稼働させた。
South China Morning Post、Daily Times
米国医療用RI
「ORNLからレガシー放射性廃棄物を撤去」超ウラン廃棄物処理センター(Transuranic Waste Processing Centre)の従業員は、オークリッジ国立研究所(ORNL)に50年以上保管されていた、同位体ラジウム226(Ra-226)とホウ素(B-10)からなる高放射性線源の処理と永久処分への出荷を完了した。
Nuclear Engineering International、Nuclear Newswire
米国新型炉規制
「外部ハザードに対するRIPB設計フレームワークの開発」米国原子力学会(ANS)のリスク情報・性能に基づく原則・政策委員会(RP3C:Risk-informed, Performance-based Principles and Policy Committee)は、外部ハザードに関するRIPB(Risk-informed, Performance-based)設計手法の課題と今後の研究を紹介する新たな講演会を開催した。
Nuclear Newswire
インド高速増殖炉
「インドPFBR、2026年9月までに稼働予定」「高速増殖原型炉PFBR(500MWe)は、統合試運転の最終段階にあり、2025~26年中に初臨界を迎える予定である。」と、インド原子力省(DAE)の当局者が最近、インド議会の科学技術常任委員会で説明した。彼らは委員会に対し、PFBRの最初の臨界が2026年3月に達成される見込みであり、プラントは2026年9月までに完成する予定であると伝えていた。
Times of India
米国新型炉燃料
「LANL、TRISO燃料の輸送を支援する初の実験を実施」ロスアラモス国立研究所(LANL)は、Deimos先進炉テストベッドを使用して、高アッセイ低濃縮ウラン(HALEU)ベースのTRISO燃料の輸送を支援するデータを提供する一連の世界初の臨界実験「THETA」を、国立臨界実験研究センター(NCERC:National Criticality Experiments Research Center)で行った。
DOE NE局
米国SMR
「米国企業、8億米ドルのSMR基金に再申請」GE日立(GEH)社を含むテネシー峡谷開発公社(TVA)主導のコンソーシアムやホルテック社は、米国の小型モジュール炉(SMR)導入支援を目的とした最大8億ドルの連邦資金へ再申請を行った。
World Nuclear News
英国SMR
「GBN、SMRのエンジニアリング会社に6億ポンドの入札」Great British Nuclear(GBN)は、小型モジュール炉(SMR)計画に関する6億ポンド(7億100万ユーロ、7億9600万ドル)相当の事業を遂行するため、最大2社のエンジニアリング会社を指名するための入札を開始する予定である。
World Nuclear News、NUCNET、World Construction Network
米国SMR(マイクロリアクター)
「NANOニュークリア社とUIUC、KRONOS MMRエネルギーシステムの燃料適格性評価手法について、NRCの承認を取得」NANOニュークリア・エナジー社は、米国原子力規制委員会(NRC)が、同社のKRONOS MMRエネルギーシステムで使用される先進燃料設計の燃料適格性評価手法トピカルレポート(FQM TR:Fuel Qualification Methodology Topical Report)を承認する最終安全評価(SE:Safety Evaluation)を発行したことを発表した。
NANOニュークリア・エナジー、World Nuclear News、Nuclear Newswire、Nuclear Engineering International
中国・ロシア宇宙炉
「中国とロシア、月面に原子力発電所建設の可能性=正式発表」中国とロシアは、計画中の国際月研究ステーション(ILRS:International Lunar Research Station)の電力を供給するため、月面に原子力発電所の建設を検討していることを、中国の宇宙関係者が最近のプレゼンテーションで明らかにした。
Reuters、Independent
米国原子力人事
「サム・アルトマン氏、オクロ社会長を退任」OpenAI社のサム・アルトマンCEOは、2024年にSPAC(特別買収目的会社)合併により株式公開を果たした原子力スタートアップであるオクロ社の会長を退任した。
オクロ、Nuclear Newswire、Nuclear Engineering International、CNBC
米国原子力人事
「米国NRCのリーダーがThe Nuclear Companyの規制担当副社長に就任」The Nuclear Companyは、長年にわたり米国原子力規制委員会(NRC)のリーダーを務めてきたローラ・デューデス(Laura Dudes)氏を規制問題担当副社長として採用することを発表した。
The Nuclear Company
ロシア高速炉
「ベロヤルスク原子力発電所、BN-1200の建設許可を取得」ロシアの原子力規制当局(Rostechnadzor)は、ベロヤルスク原子力発電所の計画中の5号機(ナトリウム冷却高速炉の商用炉であるBN-1200)の建設を承認した。準備工事は今年中に開始される見通しである。
ロスアトム、ATOM Media、Atomic Energy 2.0、World Nuclear News
米国高速炉
「ANLのMETL、ナトリウム冷却高速炉のコンポーネントと運転のテストに向け準備中」アルゴンヌ国立研究所(ANL)は、METL(Mechanisms Engineering Test Loop)と呼ばれるナトリウム試験ループの老朽化したコールドトラップの交換に成功したと、エネルギー省(DOE)が発表した。DOEによれば、このアップグレードは米国では30年以上ぶりのことで、現在開発中のナトリウム冷却高速炉(SFR)のコンポーネントと運転のテストに役立つという。
DOE NE局、Nuclear Newswire
スウェーデン・ノルウェーSMR
「Blykalla社、SEALERの技術開発を加速するため、ノルウェーIFEと戦略的提携を締結」スウェーデンの鉛冷却小型モジュール炉(SMR)技術開発企業Blykalla社とノルウェーのエネルギー技術研究所(IFE)は、Blykalla社の原子炉SEALERの技術開発を加速させる戦略的提携を締結した。
Blykalla、World Nuclear News
韓国・米国高速炉
「KAERIとANL、試験施設STELLAを用いた、SFRに関する共同研究を開始」韓国原子力研究院(KAERI)は、将来の原子力技術の競争力を確保し、韓米両国間の戦略的協力を強化するための取り組みの一環として、KAERIのナトリウム熱流動総合効果試験施設STELLAを用いた、「ナトリウム冷却高速炉(SFR)先進モデリング・シミュレーション及び検証分野の核心技術開発」共同研究を米国アルゴン国立研究所(ANL)と24日に新たに開始したことを明らかにした。
KAERI
フランス原子力政策
「フランス、待望のエネルギー・ロードマップを今夏中に発表へ」フランスは、新しい原子炉の導入に道を開くと期待されるエネルギー・ロードマップである複数年エネルギー計画(PPE)の改訂版の政令(decree)を2025年の夏の終わりまでに発表する予定である。
Bloomberg