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新型炉に関する国際情報

2025年3月

イタリア原子力政策

「イタリア政府、原子力発電再開計画を採択」イタリア政府は原子力発電再開の法律を採択し、エネルギー安全保障強化を目指すと発表した。議会での承認後、2027年末までに、原子力発電再開に関する詳細な政令を採択する権限を政府に与えるプロセスの完了を見込む。

Reuters

デンマーク・韓国SMR

「シーボーグ社、韓国での許認可活動開始へ」デンマークのシーボーグ・テクノロジーズ社は、浮体式小型溶融塩炉(MSR)の開発加速のため既存の投資家から約2800万ドルを調達し、新しい会長を任命した。同社幹部によると、韓国の原子力当局との許認可活動を開始し、2030年代前半に最初の原子炉の完成を目指す。

World Nuclear News

英国・ドイツSMR

「シーメンス・エナジー社、ロールス・ロイスSMR社にタービンを供給」英国ロールス・ロイスSMR社は、小型モジュール炉(SMR)のタービンシステムの設計、製造、据付、試運転の依頼先企業として、ドイツを拠点とするエネルギー技術企業シーメンス・エナジー社を選定した。

ロールス・ロイスSMR、World Nuclear News

米国SMR(マイクロリアクター)

「ラスト・エナジー社、テキサス州に30基のマイクロリアクターを導入する計画を発表」米国のマイクロリアクター開発会社ラスト・エナジー社は、テキサス州北西部のハスケル郡に30基のマイクロリアクターを建設し、州内のデータセンター顧客に供給する計画を発表した。

ラスト・エナジー、World Nuclear News、Nuclear Newswire、NUCNET

英国SMR

「GBN、SMR選定プロセスの最終段階に入る」英国の独立機関であるGreat British Nuclear(GBN)は、すでに最終入札への招待状を発行しているGE日立(GEH)社、ホルテック社、ロールス・ロイスSMR社、ウェスチングハウス社から夏までに技術を選択する予定だと述べている。

大英原子力(Great British Nuclear:GBN)、World Nuclear News

米国SMR(マイクロリアクター)

「INL、MARVEL冷却水システムの製造を開始」米アイダホ国立研究所(INL)とエネルギー省(DOE)原子力局(NE)のチームは、マイクロリアクターMARVELテストベッドの一次冷却材(NaK)システム製造開始に向け、カロライナ・ファブリケーターズ社(CFI)と協力する。

Nuclear Engineering International

フィンランド原子力熱利用、デジタルツイン、SMR

「フォータム社、フィンランドの地域暖房用SMR開発に協力」フォータム社は、フィンランドのステディ・エナジー社の地域暖房用の小型モジュール炉(SMR)「LDR-50」の開発を支援するため、ソフトウェア「Apros」でLDR-50のデジタルツインを作成し、設計品質確保やライセンス比較分析を実施する。

Steady Energy、World Nuclear News

カナダ使用済燃料

「モルテックス社、原子力廃棄物プロセスを変える可能性のある「革新的技術」を検証」モルテックス・エナジー・カナダ社は、カナダのCANDU炉で使用済燃料集合体に含まれる超ウラン元素のほとんどを消費し、燃料として使用することで、廃棄物プロセスを変革する可能性のある革新的な技術を検証した。

Moltex Energy、World Nuclear News、NUCNET

米国原子力電池

「Nusano社とAtomiq社が原子力ダイヤモンド電池開発で提携」米国を拠点とするNusano社とクロノス・アドバンスト・テクノロジーズ社の子会社であるAtomiq社は、原子力ダイヤモンド電池の技術開発で提携し、Nusano社が放射性同位元素を供給し、Atomiq社の原子力電池製造工場の開発を支援する。

Nuclear Engineering International

米国原子力電池

「大学の研究者が放射性廃棄物に含まれる同位体を利用した電池を開発」オハイオ州立大学の科学者を中心とする研究チームが、外部の放射性廃棄物(external nuclear waste)に含まれる放射性同位元素から放出されるガンマ線をシンチレーターで可視光に変換し光発電する電池のプロトタイプを開発した。

Nuclear Newswire

仏国データセンター

「EDF社、フランス国内における新たなデータセンター建設に関する関心表明の募集を開始」EDF社は、フランス国内でデータセンターを開発するのに適した産業用地を提供するため、デジタル企業向けの関心表明(expressions of interest)募集を開始した。

EDF

米国SMR(マイクロリアクター)

「NANOニュークリア社、Advanced Engineering Solutions社とニューヨーク市立大学によるマイクロリアクターの冷却およびスマートモニタリング技術に関するDOE SBIRフェーズIプロジェクト申請を支援」NANOニュークリア・エナジー社は、ニューヨーク市立大学シティカレッジ(CCNY)とAdvanced Engineering Solutions社(AES社)と共同で米国エネルギー省(DOE)の中小企業技術革新研究(SBIR:Small Business Innovation Research)フェーズI申請を支援することを発表した。

NANO Nuclear Energy

ロシア・ミャンマーSMR

「ロシアとミャンマー、SMR建設に関する政府間協定に署名」ロシアとミャンマーはミャンマーでの小型モジュール炉(SMR)の建設協力などの政府間協定などに署名した。

ATOM Media、共同通信

インドネシアSMR

「Thorcon社、インドネシア初の原子力発電所建設を申請」シンガポールに拠点を置く企業であるThorcon International社の子会社であるPT Thorcon Power Indonesia(PT TPI)社は、インドネシアの原子力規制当局に書類を提出し、溶融塩炉(MSR)技術に基づく発電所の建設に向けた認可手続きを開始した。

PT Thorcon Power Indonesia、World Nuclear News

オランダSMR(溶融塩炉)

「オランダの州がMSR開発に資金提供」オランダ南部の北ブラバント州は、溶融塩炉(MSR)のさらなる開発に400万ユーロを投資すると発表した。Demcon社、Thorizon社、VDLグループが溶融塩炉(MSR)の技術開発と試験を行うPROMOSAプロジェクトに基づきオランダ基礎エネルギー研究所(DIFFER)と協力する。

World Nuclear News

韓国使用済燃料

「韓国、高レベル放射性廃棄物に関する法律を制定」韓国の国会は、2050年までに高レベル放射性廃棄物の中間貯蔵施設を、2060年までに最終処分場を稼働させることをそれぞれ規定する法律を可決した。

World Nuclear News

チェコ・英国SMR

「CEZ社、ロールス・ロイスSMR社に出資」ロールス・ロイスSMR社とCEZ社(チェコ電力グループ)は、必要な規制上の承認をすべて正式に取得し、CEZ社がロールス・ロイスSMR社の株主となったことを発表した。

ロールス・ロイスSMR

米国SMR(マイクロリアクター)

「ペンシルベニア州立大学、NRCにeVinciマイクロリアクターを用いた新たな原子力研究施設の建設を申請」ペンシルベニア州立大学は、キャンパス内に新たに建設する原子力研究施設にウェスチングハウス社のマイクロリアクターeVinciを導入する計画について、米国原子力規制委員会(NRC)に意向書(a letter of intent)を提出した。

ウェスチングハウス

米国溶融塩炉

「INL、MCRE向け燃料製造のマイルストーン達成」アイダホ国立研究所(INL)の溶融塩実験炉(MCRE:Molten Chloride Reactor Experiment)では、溶融塩化物とウランの混合物を燃料および冷却材として使用する新型原子炉の試験を行う。この実験により、サザン・カンパニー社とテラパワー社が建設を計画している溶融塩高速炉の安全性と物理的特性を研究者や科学者が評価することが可能になる。

アイダホ国立研究所(INL)

フィンランドSMR、原子力熱利用

「ステディ・エナジー社、コペンハーゲンを拠点とする92 Ventures社主導による2200万ユーロの資金調達を実施 - 先駆的な小型原子炉技術を加速」フィンランドの小型モジュール炉(SMR)のパイオニア企業であるステディ・エナジー社は、コペンハーゲンを拠点とする原子力専門の投資会社92 Ventures社が主導する2200万ユーロの資金調達マイルストーンを発表した。

ステディ・エナジー

韓国その他

「KHNP、アジア初の原子力発電グリーンボンドを発行」韓国水力・原子力会社(KHNP)はアジア初の原子力発電グリーンボンドを発行し、1億5000万ドル以上の収益を原子力の安全性と次世代原子力技術の研究に充てる予定である。

The Korea Times

米国医療用RI

「オクロ社、放射性同位体生産企業Atomic Alchemy社の買収を完了」オクロ社は、放射性同位元素の製造におけるトップクラスのイノベーターであるAtomic Alchemy社の買収を完了したことを発表した。

オクロ

英国・米国イノベーション技術

「ロイド船級協会、マイクロソフト社と提携し、生成AIを活用して海洋での原子力技術の応用を推進」英国に拠点を置くロイド船級協会(ロイド・レジスター)は、マイクロソフト社のAzure OpenAI Serviceを基盤とした生成AIを許認可目的に使用し、海洋での原子力技術の応用を推進する。

ロイド船級協会

米国医療用RI

「Ac-225:核廃棄物からがん治療へ」テラパワー・アイソトープ社は米国エネルギー省(DOE)のオークリッジ環境管理局(OREM)の取り組みについて最新情報を提供し、同社は、トリウム-229(Th-229)からアクチニウム225(Ac-225)を1グラムあたり年間2,000ミリキュリー(mCi)程度、生産可能と見込んでいると述べた。

AuntMinnie

カナダ原子力政策

「カナダ政府、原子力エネルギーへの投資を発表」カナダ政府は次世代CANDU原子炉技術の開発支援としてAtkinsRéalis社に4年間で最大3億400万カナダドル(2億1,200万米ドル)を融資することを決定し、サスカチュワン州、アルバータ州、オンタリオ州における原子力プロジェクトへ数百万ドル規模の資金援助と支援を表明した。

カナダ天然資源省(NRCan)、AtkinsRéalis、World Nuclear News

米国原子力政策

「ケイロス・パワー社、テキサス原子力アライアンス(TNA)に創設メンバーとして参加」テキサス原子力アライアンス(TNA:Texas Nuclear Alliance)は、原子力エネルギーのエンジニアリング、設計、製造、運用を手がけるケイロス・パワー社が創設メンバーとして参加したことを発表した。

テキサス原子力アライアンス(TNA)

米国・カナダSMR

「ウェスチングハウス社、カナダ・サスカチュワン州の6社と提携し、サプライチェーンを拡大」ウェスチングハウス社は、カナダおよび世界におけるAP1000およびAP300の新設プロジェクトを支援するため、カナダ・サスカチュワン州の6つのサプライヤーと覚書(MOU)を締結したことを発表した。

ウェスチングハウス

欧州核燃料

「EU、仏の濃縮工場拡張に資金提供」欧州投資銀行(EIB:European Investment Bank)とオラノ社は、フランス南部のトリカスタンにあるジョルジュ・ベッセ第2ウラン濃縮工場の拡張プロジェクトの一部資金として、4億ユーロ(4億3400万米ドル)の融資契約を締結した。

オラノ、World Nuclear News

米国原子力政策

「「今こそ」米国の原子力を進展させる時 - パート1」米国原子力規制委員会(NRC)は、小型モジュール炉(SMR)など先進炉の許認可迅速化に向け、公聴会を開催した。NRCは、2024年に可決された超党派の法案である「ADVANCE法(クリーンエネルギーの多用途かつ先進的な原子力展開の加速化法)」に基づき、規制簡素化や国際協力の強化、環境評価の効率化を進めている。

Nuclear Newswire

米国原子力政策

「「Atoms for Appalachia」報告書は経済発展の機会を概説」アトランティック・カウンシル(米国のシンクタンク。「大西洋評議会」とも)・グローバル・エネルギー・センターは、Appalachia地域(ニューヨーク州からミシシッピ州まで伸びる米国東部の地域)の経済発展のために先進的な原子力エネルギーの導入を提言する報告書「Atoms for Appalachia: The Role of Nuclear Energy in Economic Development(アパラチア地方の原子力:経済発展における原子力の役割)」を発表した。

Nuclear Newswire

米国原子力政策

「エネルギー分野における原子力投資の拡大に焦点を当てた報告書」米国に本拠をおく英S&Pグローバルは、エネルギー分野が直面する多くの問題の解決策として原子力エネルギーへの関心が高まっていることを検証した新たな報告書「A multidimensional nuclear resurgence: Differing drivers and challenges(多面的な原子力の復活:異なる推進要因と課題)」を発表した。

Nuclear Newswire

米国新型炉規制

「10 CFR Part 53についてさらなる作業が必要だとの指摘」先進的な原子炉技術に関する原子力規制委員会(NRC)の許認可枠組みPart 53(10 CFR Part 53)の最新草案は、過去のバージョンよりも改善されているが、定義があいまいであったり、リスク指標の指針がなかったり、確率論的リスク評価(PRA)の要件が厳格すぎたりするなど、いくつかの問題点が目立つため、さらなる作業が必要であると環境シンクタンクのブレークスルー研究所のアナリストは指摘した。

The Breakthrough Institute

イタリア・仏国SMR(鉛冷却高速炉)

「ダニエリ社とニュークレオ社が提携し、鉄鋼生産の脱炭素化を推進」イタリアの鉄鋼生産プラントのサプライヤーであるダニエリ社と原子力発電所の新設を目指すニュークレオ社は、鉄鋼生産にニュークレオ社の鉛冷却高速炉(LFR)を使用することを検討することで合意した。

ニュークレオ、World Nuclear News、Power Technology

英国・カナダSMR(マイクロリアクター)

「ロイド船級協会、Prodigy社製マイクロリアクターの展開を支援」モントリオールに拠点を置くProdigy Clean Energy社(Prodigy社)と英国ロイド船級協会は、Prodigy社のマイクロリアクターのライフサイクル要件(lifecycle requirements)を開発し、カナダでの認可と展開を目指す。マイクロリアクターは低コスト・CO₂排出ゼロの電力供給を可能にし、遠隔地の鉱山やコミュニティへの活用が期待されている。

ロイド船級協会(ロイド・レジスター)、World Nuclear News

韓国原子力政策

「KHNP、サムスンC&T社がグローバル原子力プロジェクトで提携」韓国水力・原子力会社(KHNP)は、海外での原子力発電所プロジェクトの共同開発に向けた戦略的提携を結ぶため、韓国の建設会社サムスンC&T社(サムスン物産)と契約を締結した。

World Nuclear News

欧州・米国SMR

「ウェスチングハウス社とData4社、欧州データセンタープロジェクトで協業」ウェスチングハウス社と、欧州のデータセンター開発・運営のリーダー的存在であるData4社は、欧州の将来のデータセンターの電力源として、小型モジュール炉(SMR)であるAP300の使用を検討する覚書(MOU)に署名した。

ウェスチングハウス

米国データセンター、SMR(溶融塩炉)

「Googleの親会社Alphabet、原子力発電コストの削減を目指す」Googleの親会社であるAlphabetは、米国の新規原子力プロジェクトを悩ませてきたコストと遅延を削減するために、ケイロス・パワー社と提携し、小型モジュール炉(SMR)の展開を進めている。

NUCNET、CNBC

IAEAイノベーション技術

「IAEAデジタルライブラリーに情報プラットフォームが追加」国際原子力機関(IAEA)の国際原子力情報システム(INIS)は、欧州原子核研究機構(CERN)が開発したオープンソースプラットフォームであるInvenioを組み込むことで、自動化や全文検索を強化した。

Nuclear Newswire

米国SMR(マイクロリアクター)

「米国NRC、NANOニュークリア・エナジー社をKRONOS MMRの原子炉設計者に指定」NANOニュークリア・エナジー社は、米国原子力規制委員会(NRC)から、KRONOS MMRの原子炉設計者に正式指定された。同社はイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(UIUC)と提携し、TRISO燃料使用の研究炉を同大学に設置予定である。

NANOニュークリア・エナジー

ロシアSMR(高速炉)

「ロシア、PDEC燃料再処理技術を推進」ロシアのシベリア化学コンビナート(SCC)で建設中のパイロット実証エネルギー複合施設(PDEC)では、ウラン・プルトニウム混合窒化物(MNUP)燃料の再処理技術の開発に向けた研究が進められている。

Nuclear Engineering International

米国原子力政策

「米エネルギー省が先進的原子力への支援を示唆」クリス・ライト(Chris Wright)米国エネルギー長官は、米国エネルギー省(DOE)は数十億ドルに上るバイデン政権時代の融資権限を、先進的な原子力発電などの新技術の支援に活用する計画であることを示唆した。

DOE、S&P Global

韓国・米国SMR(高速炉)

「HD現代社、テラパワー社のNatriumの実用化を支援」テラパワー社は、小型モジュール炉(SMR)Natriumのグローバルな製造サプライチェーンを拡大し、先進的な原子力技術の迅速な商業化を支援するため、韓国の複合企業体(コングロマリット)であるHD現代社との戦略的提携を発表した。

テラパワー、World Nuclear News、Power Engineering International

米国原子力政策

「主要エネルギー使用企業、2050年までに原子力発電設備容量を3倍にするという目標を支持する誓約書に署名」大手テクノロジー企業であるAmazon、Google、Metaを含む、エネルギーの大口ユーザーによる業界横断的なグループが、テキサス州ヒューストンで開催されたエネルギー会議「CERAWeek」で、2050年までに世界の原子力発電設備容量を少なくとも3倍に増やすという目標を支持する誓約書に署名した。

World Nuclear Association(WNA)、Nuclear Newswire、NUCNET、POWER

インドSMR

「インド科学技術大臣、SMRプロジェクトについて議会で最新情報を報告」ジテンドラ・シン(Jitendra Singh)大臣は、国会議員に対して、インド原子力省(DAE)の施設で、55MWの出力を持つバーラト小型モジュール炉(BSMR:Bharat small modular reactor)の最初の2基が2033年までに製造される予定であると述べた。

インド下院(Lok Sabha )、World Nuclear News

ロシアSMR

「現在生産中の8基のRITM型原子炉」ロシアのロスアトム社は、原子力砕氷船レニングラード向けRITM-200原子炉の組み立てを開始し、製造中の同型原子炉は8基に達した。

World Nuclear News

米国・日本高速炉

「日米、21世紀初の高速炉燃料安全試験を実施」アイダホ国立研究所(INL)は、INLの出力過渡試験炉(TREAT)において、高燃焼度高速炉燃料の安全性試験を20年以上ぶりに実施した。この試験は、高速炉用燃料の開発と認証を目的とした米国エネルギー省(DOE)と日本原子力研究開発機構(JAEA)との共同研究の一環である。

DOE NE局

オランダSMR

「オランダの州がSMRの導入を検討」NRG-Pallas社による研究では、オランダのゲルダーラント州で、4つの地域が小型モジュール炉(SMR)の設置に適していると確認された。同州は2027年までに2つの地域をSMRの設置場所として選定予定である。

World Nuclear News

米国SMR(高速炉)

「テラパワー社とKBR社、Natrium炉の世界展開に向けた戦略的提携を締結」テラパワー社と米国のエンジニアリング企業KBR社は、Natrium炉の商業化と北米、英国、欧州連合(EU)およびその他の地域への展開に向けた長期的な協力関係を確立するための戦略的提携を発表した。

テラパワー

仏国SMR(鉛冷却高速炉)

「ニュークレオ社、燃料開発センターを計画」ニュークレオ社は、フランス南部のガール県チュスクランに用地を取得した。この用地に、フランス国内での将来の燃料集合体製造施設の開発を支援する研究開発・革新・研修センターを建設する予定である。

ニュークレオ、World Nuclear News

米国溶融塩炉

「ORNL、溶融塩の新しいモニタリング方法を開発」オークリッジ国立研究所(ORNL)の研究者が、溶融塩の化学変化をリアルタイムで追跡する新しい手法の実証に成功した。

DOE NE局

OECD/NEA(経済協力開発機構/原子力機関)SMR

「OECD/NEA:SMRに関するワークショップは、調和のとれた法的アプローチに向けた学問分野間の橋渡しを目指す」OECD/NEA(経済協力開発機構/原子力機関)は、小型モジュール炉(SMR)のような新しい技術や革新的な原子力利用がもたらす独特な法的課題を議論する国際ワークショップを2025年12月にスウェーデン政府と共同で開催する。

OECD/NEA

米国・韓国原子力政策

「米国が韓国に「センシティブ国」のレッテルを貼ったことで、技術協力と原子力協力が脅かされる」米国エネルギー省(DOE)は韓国を「センシティブおよびその他の指定国(SCL:Sensitive and Other Designated Country)」に指定した。先端技術分野の協力に影響を与える可能性がある。特に原子力分野で規制強化が懸念され、韓国政府は米国と協議を進めている。

The Chosun Daily

ロシア核燃料サイクル

「ロシアIPPE、MOX燃料研究のための臨界集合体の実験を開始」国家研究センター・レイプンスキー物理電力工学研究所(IPPE)は、MOX燃料を使用したVVER-S炉の中性子物理特性を研究するため、臨界集合体の実験を開始した。

ロスアトム、ATOM Media

英国・米国新型炉燃料

「ウェスチングハウス社とウレンコ社、マイクロリアクターeVinci用燃料供給に関する初の契約を締結」ウェスチングハウス(WH)社とウレンコ社は、WH社製マイクロリアクターeVinci向けの長期の燃料濃縮に関する初の契約を締結した。

ウェスチングハウス

韓国・米国その他

「韓国の「センシティブ国」指定は、米国の原子炉設計ソフトウェアの流出未遂事件に関連している」米国エネルギー省(DOE)が韓国を「センシティブ国」に指定したことで国内で論争が巻き起こっているが、2年前、DOE関連の研究施設で契約社員が原子炉設計ソフトウェアを韓国に持ち出そうとしたことが最近明らかになった。

The Chosun Daily

フィンランドSMR

「フィンランドLUT大学、SMR設計の安全性試験へ」フィンランドのLUT大学は、ラッペーンランタ(Lappeenranta)キャンパス内の原子力工学研究所に、小型モジュール炉(SMR)の安全性に関する研究を行うための2つの新しい試験施設を建設予定である。

LUT University、World Nuclear News、NUCNET

ブラジルSMR(マイクロリアクター)

「ブラジル、国産マイクロリアクターの開発を目指す」ブラジル原子力委員会(CNEN)は、燃料補給なしで10年以上稼働可能な3~5MWの国産マイクロリアクターを開発する3年間のプロジェクトを開始した。

World Nuclear News、Nuclear Engineering International

オランダ・米国SMR(溶融塩炉)

「NRG-Pallas社、ケイロス社製SMR用燃料および材料をテスト」オランダのペッテンにある高中性子束炉(HFR)の運営者であるNRG-Pallas社は、米国ケイロス・パワー社から、ケイロス社の小型モジュール炉(SMR)で使用される燃料と材料の照射試験と適格性確認を委託された。

NRG-Pallas、World Nuclear News

米国SMR

「オクロ社とINL、Aurora立地調査に関する契約締結」オクロ社はアイダホ国立研究所(INL)とインターフェース契約(Interface Agreement:IAG)を締結し、2027年の導入が予定されている小型高速スペクトル原子炉Auroraの立地と環境調査における重要なステップを踏み出した。

オクロ、Power Magazine

カナダSMR、SMR(マイクロリアクター)

「ウェスチングハウス社とShawflex社、AP1000、AP300、eVinciプロジェクトに関する覚書を締結」ウェスチングハウス社とShawflex社は、カナダおよび世界における原子力発電所の新規建設プロジェクトを支援するための覚書(MOU)に署名し、Shawflex社は、ウェスチングハウス社のAP1000、AP300、eVinciプロジェクト向けにケーブル、コネクタ、およびアセンブリを提供する。

ウェスチングハウス

米国データセンター

「BlackRock、Global Infrastructure Partners、Microsoft、およびMGXは、データセンターへの投資を促進し、インフラを可能にするAIインフラストラクチャ・パートナーシップ(AIP)にNVIDIAとxAIを迎えることを歓迎する」BlackRockとその一部門であるGlobal Infrastructure Partners (GIP)、Microsoft、およびMGXは、NVIDIAとxAIがGlobal AI Infrastructure Investment Partnership(現AIインフラストラクチャ・パートナーシップ (AIP))に参加することを発表した。さらに、GEベルノバ社とNextEra Energy社は、AIデータセンター向けの重要かつ多様なエネルギーソリューションの拡張を加速するために、AIPと協力することに合意した。

BlackRock, Global Infrastructure Partners, Microsoft, and MGX

韓国・米国原子力

「KHNP、欧州から撤退か、ウェスチングハウス社の影響否定」韓国水力・原子力会社(KHNP)は、オランダなど欧州での原子力発電所輸出計画から相次ぎ撤退し、チェコの小型モジュール炉(SMR)事業を優先した。米ウェスチングハウス社との和解が影響したとの憶測もあるが、KHNPはその噂を否定している。

Korea JoongAng Daily

インド原子力

「民間セクターの参入に向けた原子力法の改正の必要性について検討するタスクフォースをインド原子力省内に設置」原子力エネルギーへの民間参入を可能にするための原子力法の改正の必要性を検討するタスクフォース(TF)がインド原子力省(DAE)に設置されたことが議会で報告された。

The Shillong Times

フィンランドSMR

「Fortum社、新たな原子力発電の実現可能性調査を完了 - 将来の選択肢として原子力発電の開発を継続」フィンランドのFortum社は、フィンランドとスウェーデンにおける原子力発電所の新設に必要な条件を調査する2年間の実現可能性調査を終え、大型原子炉2社(EDF社(EPR)、ウェスチングハウス及びヒュンダイ社(AP1000))と小型モジュール炉(SMR)1社(GE日立社(BWRX-300))との協議を継続することを決定した。

Fortum、World Nuclear News、Reuters

米国SMR

「オクロ社、米NRCと事前申請準備評価で協議」オクロ社は、アイダホ国立研究所(INL)における同社のAurora Powerhouseの建設・運転一括認可(COL)申請に向け、米国原子力規制委員会(NRC)と事前申請準備評価を実施しており、NRCは2025年3月下旬にオクロ社の準備状況評価(Readiness Assessment)を開始する予定である。

オクロ、World Nuclear News

米国原子力政策

「米DOE、米国製SMRの商業展開を支援する9億ドルの公募を再び発行」米国エネルギー省(DOE)は、米国のエネルギーとAIの優位性を引き出すというトランプ大統領の大胆な政策に歩調を合わせるため、小型モジュール炉(SMR)の展開を支援する9億ドルの公募を再び発行した。

DOE NE局

ウズベキスタン・ロシアSMR

「ウズベキスタン、330MWのSMRを建設へ」ウズベキスタンはエネルギー自立強化のため、ロシアのRITM-200Nを搭載した6つのユニットで構成される小型モジュール炉(SMR)(総容量330MW)の建設を推進している。

Uz Daily

米国・フィリピンSMR(マイクロリアクター)

「米Valar Atomics社、フィリピンでマイクロリアクター建設へ」米国の新興企業であるValar Atomics社は、フィリピン原子力研究所(PNRI)と提携し、フィリピンに100kWのマイクロリアクターを建設する計画の最終調整を行っている。

Philippine Daily Inquirer

米国SMR(溶融塩炉)

「米ウィスコンシン州ケワニー郡、原子力発電所跡地に溶融塩炉IMSRの建設を検討」ウィスコンシン州ケワニー郡は、廃止されたケワニー原子力発電所の敷地に溶融塩炉の建設を検討している。ケワニー原子力発電所を所有するEnergySolutions社は、Terrestrial Energy社と、統合型溶融塩炉(IMSR)の建設で協力する覚書(MOU)を締結した。

WLUK-TV

米国SMR(マイクロリアクター)

「NANOニュークリア社、最初の非核試験のための固体炉心電池型原子炉ZEUSの炉心ハードウェアを初めて組み立て」NANOニュークリア・エナジー社は、最初の非核試験のための固体炉心電池型原子炉ZEUSの炉心ハードウェアを初めて組み立てた。

NANOニュークリア・エナジー、World Nuclear News

米国SMR

「米Deep Atomic社、NRCにSMR「MK60」の設計認証を申請予定」Deep Atomic社は、同社の小型モジュール炉(SMR)MK60 の設計認証(Design Certification)に関する事前申請プロセスの第一段階について、米国原子力規制委員会(NRC)と協議する意向を正式に表明した。

World Nuclear News、Nuclear Engineering International

米国原子力人事

「クリス・ライト氏の米国DOE長官就任を受けて、オクロ社が2名の新しい役員を任命」クリス・ライト(Chris Wright)氏の米国エネルギー省(DOE)長官就任を受けて、オクロ社は、ダニエル・ポネマン(Daniel Poneman)氏とマイケル・トンプソン(Michael Thompson)氏を新たな取締役として迎える。

オクロ

ドイツ・米国医療用RI

「Eckert & Ziegler社とActinium Pharmaceuticals社、Ac-225供給契約に署名」Eckert & Ziegler社はActinium Pharmaceuticals社と、アクチニウム-225(Ac-225)の供給に関する契約を締結した。

Eckert & Ziegler、AuntMinnie

米国SMR

「8番目のNuScale SMRシミュレータがレンセラー工科大に開設」ニュースケール・パワー社は、ニューヨーク州トロイのレンセラー工科大学(RPI:Rensselaer Polytechnic Institute)にニュースケール・エネルギー探査(E2)センターを開設すると発表した。E2センターでは、最先端のコンピュータモデリングを使用して、12基のニュースケール・パワー・モジュール(NPM)を備えたVOYGR-12(出力924MWe、SMR)を稼働させるシミュレーションを行うことができる。

NuScale Power、World Nuclear News、Nuclear Newswire

米国SMR(高速炉)

「オクロ社、75MW原子炉の設計を公開、2027年後半の商業展開を目指す」オクロ社は、今年後半に米国原子力規制委員会(NRC)に複合ライセンス申請書を提出し、2027年末から2028年初頭にアイダホ国立研究所(INL)に初の商業用発電所を展開する予定であると発表した。

Utility Dive

米国SMR(マイクロリアクター)

「2026年に注目すべき3つのマイクロリアクター実験」米国エネルギー省(DOE)は、マイクロリアクターを遠隔地や宇宙に導入するため、3社と協力し試験を支援している。eVinci、Kaleidos、R1の各マイクロリアクターは、それぞれ異なる技術を採用し、災害救援や軍事、遠隔地での電力供給を目指す。

DOE NE局

日本・韓国イノベーション技術

「日本と韓国が原子力電池のプロトタイプを開発」日本原子力研究開発機構(JAEA)は、世界初の「ウラン蓄電池」を開発したと発表しており、その性能は充放電試験で実証済みである。一方、韓国の研究者は、C-14同位体を動力源とするベータボルタ(betavoltaic)電池の試作品を開発した。

World Nuclear News

米国SMR

「Terrestrial Energy社、HCM II Acquisition社との合併により、溶融塩炉開発企業として初の株式公開へ」先進的な原子炉技術を用いた小型モジュール炉(SMR)の開発企業であるTerrestrial Energy社とHCM II Acquisition社は26日、Terrestrial Energy社がNasdaqに上場し、ティッカーシンボル「IMSR」で取引される公開企業となる事業統合に関する合意を発表した。

Terrestrial Energy

英国原子力人事

「UKNNL、新たな非常勤取締役の就任を発表」英国国立原子力研究所(UKNNL)は、2025年4月1日付けでニール・スマート(Neil Smart)博士が非常勤取締役に就任することを発表した。

UKNNL

スウェーデン原子力政策

「スウェーデン、新規原発建設に政府融資を提案」スウェーデン政府は、電力生産量を増やし二酸化炭素排出量を削減するという戦略の一環として、4つの新しい原子力発電所の建設資金を企業が調達できるよう、国による融資と電力価格保証を提案した。

Reuters

米国医療用RI

「Actinium Pharmaceuticals社、前立腺がん治療用放射線治療法の新薬「ATNM-400」を発表」放射線療法の開発企業であるActinium Pharmaceuticals社は、アクチニウム-225(Ac-225)放射性同位体を使用した前立腺がんの放射線療法の新薬「ATNM-400」を発表した。

Actinium Pharmaceuticals、AuntMinnie

韓国・米国原子力

「韓国の米国の核情報へのアクセスをめぐり問題が発生」韓国メディア紙は、アイダホ国立研究所(INL)に勤務する米国エネルギー省(DOE)の契約社員が、アイダホ国立研究所(INL)が所有し、輸出規制の対象となっている原子炉設計ソフトウェアを韓国行きのフライトに持ち込もうとしたとして解雇されたと報じた。2023年10月~2024年3月の期間を対象に、DOE監査総監室(OIG:Office of the Inspector General)が議会に提出した公式報告書によると、この人物は、韓国行きのフライトに設計ソフトウェアを持ち込もうとしたところ、搭乗を阻止されたという。

Nuclear Newswire、DOE監査総監室(OIG)

米国原子力宇宙利用

「ExLabs社とAntares社、原子力宇宙船を開発へ」カリフォルニアを拠点とするExLabs社とAntares社は、Antares社のマイクロリアクターをExLabs社の科学探査・資源探査機(SERV:Science Exploration and Resource Vehicle)に統合し、初の商用原子力宇宙船を開発するために戦略的パートナーシップを結んだ。

World Nuclear News、Nuclear Engineering International、SpaceNews

英国原子力宇宙利用

「ロールス・ロイス社、月面原子炉のための宇宙パートナーシップを求める」ロールス・ロイス社は月面原子炉の開発に向け、米欧企業と協力を模索している。アメリカ航空宇宙局(NASA)の質量要件に適合する原子炉設計を進め、英国宇宙庁(UK Space Agency)の支援を受ける。

Financial Post

中国・米国原子力宇宙利用

「中国の原子力科学者がNASAの月面原子炉設計に欠陥を発見」中国の原子力科学者たちは、アメリカ航空宇宙局(NASA)の月面原子炉の設計に致命的な非効率性の問題を発見した。しかし、わずかな構造調整で燃料消費を75%削減し、出力と寿命を向上させることができると彼らは主張している。

South China Morning Post

米国SMR(マイクロリアクター)

「BWXT社、先進原子力技術の開発を加速するイノベーション・キャンパスを開設」BWXT社は、バージニア州リンチバーグに先進原子力技術の開発を加速するイノベーション・キャンパスを開設した。

BWXT、World Nuclear News

米国原子力人事

「Deep Fission社、地下原子炉の許認可戦略推進にベテラン原子力規制委員Rani Franovich氏を起用」地下1マイルに小型モジュール炉(SMR)を設置する先駆的な原子力エネルギー企業であるDeep Fission社は、原子力規制委員会(NRC)に30年間勤務した経験を持つ、ラニ・フラノビッチ(Rani Franovich)氏を規制担当副社長に任命したと発表した。

Deep Fission

日本原子力政策

「IEA事務局長、停止中の原子力発電所の再稼働を日本に求める」国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル(Fatih Birol)事務局長は、柏崎刈羽原子力発電所の視察で、停止中の原子炉の再稼働を求めた。

Bloomberg

ロシア・米国原子力宇宙利用

「ロシア、火星探査でマスク氏との原子力提携を検討」SpaceX社のCEOであるイーロン・マスク(Elon Musk)氏が計画する火星探査ミッションに、ロシアが小型原子力発電所を提供する可能性があると、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の国際協力特使が27日に述べた。

Reuters

OECD/NEA(経済協力開発機構/原子力機関)SMR

「カナダの核燃料サイクルを探る」OECD/NEA(経済協力開発機構/原子力機関)とカナダ小型モジュール炉協会(CASMR:Canadian Association of Small Modular Reactors)は、2025年3月3日にカナダのトロントで開催されたカナダ開発業者協会 (PDAC) 2025年大会において、「Powering the Future: SMRs, Nuclear Fuel, and Decarbonizing the Mining Sector(未来を拓く:SMR、核燃料、鉱業部門の脱炭素化)」に関するサイドイベントを主催した。またOECD/NEA代表団は、2025年3月上旬に主要なウラン生産施設を訪問し、小型モジュール炉(SMR)への影響について議論した。

OECD/NEA

イタリア原子力政策

「イタリア政府、原子力発電再開計画を採択」イタリア政府は原子力発電再開の法律を採択し、エネルギー安全保障強化を目指すと発表した。議会での承認後、2027年末までに、原子力発電再開に関する詳細な政令を採択する権限を政府に与えるプロセスの完了を見込む。

Reuters

デンマーク・韓国SMR

「シーボーグ社、韓国での許認可活動開始へ」デンマークのシーボーグ・テクノロジーズ社は、浮体式小型溶融塩炉(MSR)の開発加速のため既存の投資家から約2800万ドルを調達し、新しい会長を任命した。同社幹部によると、韓国の原子力当局との許認可活動を開始し、2030年代前半に最初の原子炉の完成を目指す。

World Nuclear News

英国・ドイツSMR

「シーメンス・エナジー社、ロールス・ロイスSMR社にタービンを供給」英国ロールス・ロイスSMR社は、小型モジュール炉(SMR)のタービンシステムの設計、製造、据付、試運転の依頼先企業として、ドイツを拠点とするエネルギー技術企業シーメンス・エナジー社を選定した。

ロールス・ロイスSMR、World Nuclear News

米国SMR(マイクロリアクター)

「ラスト・エナジー社、テキサス州に30基のマイクロリアクターを導入する計画を発表」米国のマイクロリアクター開発会社ラスト・エナジー社は、テキサス州北西部のハスケル郡に30基のマイクロリアクターを建設し、州内のデータセンター顧客に供給する計画を発表した。

ラスト・エナジー、World Nuclear News、Nuclear Newswire、NUCNET

英国SMR

「GBN、SMR選定プロセスの最終段階に入る」英国の独立機関であるGreat British Nuclear(GBN)は、すでに最終入札への招待状を発行しているGE日立(GEH)社、ホルテック社、ロールス・ロイスSMR社、ウェスチングハウス社から夏までに技術を選択する予定だと述べている。

大英原子力(Great British Nuclear:GBN)、World Nuclear News

米国SMR(マイクロリアクター)

「INL、MARVEL冷却水システムの製造を開始」米アイダホ国立研究所(INL)とエネルギー省(DOE)原子力局(NE)のチームは、マイクロリアクターMARVELテストベッドの一次冷却材(NaK)システム製造開始に向け、カロライナ・ファブリケーターズ社(CFI)と協力する。

Nuclear Engineering International

フィンランド原子力熱利用、デジタルツイン、SMR

「フォータム社、フィンランドの地域暖房用SMR開発に協力」フォータム社は、フィンランドのステディ・エナジー社の地域暖房用の小型モジュール炉(SMR)「LDR-50」の開発を支援するため、ソフトウェア「Apros」でLDR-50のデジタルツインを作成し、設計品質確保やライセンス比較分析を実施する。

Steady Energy、World Nuclear News

カナダ使用済燃料

「モルテックス社、原子力廃棄物プロセスを変える可能性のある「革新的技術」を検証」モルテックス・エナジー・カナダ社は、カナダのCANDU炉で使用済燃料集合体に含まれる超ウラン元素のほとんどを消費し、燃料として使用することで、廃棄物プロセスを変革する可能性のある革新的な技術を検証した。

Moltex Energy、World Nuclear News、NUCNET

米国原子力電池

「Nusano社とAtomiq社が原子力ダイヤモンド電池開発で提携」米国を拠点とするNusano社とクロノス・アドバンスト・テクノロジーズ社の子会社であるAtomiq社は、原子力ダイヤモンド電池の技術開発で提携し、Nusano社が放射性同位元素を供給し、Atomiq社の原子力電池製造工場の開発を支援する。

Nuclear Engineering International

米国原子力電池

「大学の研究者が放射性廃棄物に含まれる同位体を利用した電池を開発」オハイオ州立大学の科学者を中心とする研究チームが、外部の放射性廃棄物(external nuclear waste)に含まれる放射性同位元素から放出されるガンマ線をシンチレーターで可視光に変換し光発電する電池のプロトタイプを開発した。

Nuclear Newswire

仏国データセンター

「EDF社、フランス国内における新たなデータセンター建設に関する関心表明の募集を開始」EDF社は、フランス国内でデータセンターを開発するのに適した産業用地を提供するため、デジタル企業向けの関心表明(expressions of interest)募集を開始した。

EDF

米国SMR(マイクロリアクター)

「NANOニュークリア社、Advanced Engineering Solutions社とニューヨーク市立大学によるマイクロリアクターの冷却およびスマートモニタリング技術に関するDOE SBIRフェーズIプロジェクト申請を支援」NANOニュークリア・エナジー社は、ニューヨーク市立大学シティカレッジ(CCNY)とAdvanced Engineering Solutions社(AES社)と共同で米国エネルギー省(DOE)の中小企業技術革新研究(SBIR:Small Business Innovation Research)フェーズI申請を支援することを発表した。

NANO Nuclear Energy

ロシア・ミャンマーSMR

「ロシアとミャンマー、SMR建設に関する政府間協定に署名」ロシアとミャンマーはミャンマーでの小型モジュール炉(SMR)の建設協力などの政府間協定などに署名した。

ATOM Media、共同通信

インドネシアSMR

「Thorcon社、インドネシア初の原子力発電所建設を申請」シンガポールに拠点を置く企業であるThorcon International社の子会社であるPT Thorcon Power Indonesia(PT TPI)社は、インドネシアの原子力規制当局に書類を提出し、溶融塩炉(MSR)技術に基づく発電所の建設に向けた認可手続きを開始した。

PT Thorcon Power Indonesia、World Nuclear News

オランダSMR(溶融塩炉)

「オランダの州がMSR開発に資金提供」オランダ南部の北ブラバント州は、溶融塩炉(MSR)のさらなる開発に400万ユーロを投資すると発表した。Demcon社、Thorizon社、VDLグループが溶融塩炉(MSR)の技術開発と試験を行うPROMOSAプロジェクトに基づきオランダ基礎エネルギー研究所(DIFFER)と協力する。

World Nuclear News

韓国使用済燃料

「韓国、高レベル放射性廃棄物に関する法律を制定」韓国の国会は、2050年までに高レベル放射性廃棄物の中間貯蔵施設を、2060年までに最終処分場を稼働させることをそれぞれ規定する法律を可決した。

World Nuclear News

チェコ・英国SMR

「CEZ社、ロールス・ロイスSMR社に出資」ロールス・ロイスSMR社とCEZ社(チェコ電力グループ)は、必要な規制上の承認をすべて正式に取得し、CEZ社がロールス・ロイスSMR社の株主となったことを発表した。

ロールス・ロイスSMR

米国SMR(マイクロリアクター)

「ペンシルベニア州立大学、NRCにeVinciマイクロリアクターを用いた新たな原子力研究施設の建設を申請」ペンシルベニア州立大学は、キャンパス内に新たに建設する原子力研究施設にウェスチングハウス社のマイクロリアクターeVinciを導入する計画について、米国原子力規制委員会(NRC)に意向書(a letter of intent)を提出した。

ウェスチングハウス

米国溶融塩炉

「INL、MCRE向け燃料製造のマイルストーン達成」アイダホ国立研究所(INL)の溶融塩実験炉(MCRE:Molten Chloride Reactor Experiment)では、溶融塩化物とウランの混合物を燃料および冷却材として使用する新型原子炉の試験を行う。この実験により、サザン・カンパニー社とテラパワー社が建設を計画している溶融塩高速炉の安全性と物理的特性を研究者や科学者が評価することが可能になる。

アイダホ国立研究所(INL)

フィンランドSMR、原子力熱利用

「ステディ・エナジー社、コペンハーゲンを拠点とする92 Ventures社主導による2200万ユーロの資金調達を実施 - 先駆的な小型原子炉技術を加速」フィンランドの小型モジュール炉(SMR)のパイオニア企業であるステディ・エナジー社は、コペンハーゲンを拠点とする原子力専門の投資会社92 Ventures社が主導する2200万ユーロの資金調達マイルストーンを発表した。

ステディ・エナジー

韓国その他

「KHNP、アジア初の原子力発電グリーンボンドを発行」韓国水力・原子力会社(KHNP)はアジア初の原子力発電グリーンボンドを発行し、1億5000万ドル以上の収益を原子力の安全性と次世代原子力技術の研究に充てる予定である。

The Korea Times

米国医療用RI

「オクロ社、放射性同位体生産企業Atomic Alchemy社の買収を完了」オクロ社は、放射性同位元素の製造におけるトップクラスのイノベーターであるAtomic Alchemy社の買収を完了したことを発表した。

オクロ

英国・米国イノベーション技術

「ロイド船級協会、マイクロソフト社と提携し、生成AIを活用して海洋での原子力技術の応用を推進」英国に拠点を置くロイド船級協会(ロイド・レジスター)は、マイクロソフト社のAzure OpenAI Serviceを基盤とした生成AIを許認可目的に使用し、海洋での原子力技術の応用を推進する。

ロイド船級協会

米国医療用RI

「Ac-225:核廃棄物からがん治療へ」テラパワー・アイソトープ社は米国エネルギー省(DOE)のオークリッジ環境管理局(OREM)の取り組みについて最新情報を提供し、同社は、トリウム-229(Th-229)からアクチニウム225(Ac-225)を1グラムあたり年間2,000ミリキュリー(mCi)程度、生産可能と見込んでいると述べた。

AuntMinnie

カナダ原子力政策

「カナダ政府、原子力エネルギーへの投資を発表」カナダ政府は次世代CANDU原子炉技術の開発支援としてAtkinsRéalis社に4年間で最大3億400万カナダドル(2億1,200万米ドル)を融資することを決定し、サスカチュワン州、アルバータ州、オンタリオ州における原子力プロジェクトへ数百万ドル規模の資金援助と支援を表明した。

カナダ天然資源省(NRCan)、AtkinsRéalis、World Nuclear News

米国原子力政策

「ケイロス・パワー社、テキサス原子力アライアンス(TNA)に創設メンバーとして参加」テキサス原子力アライアンス(TNA:Texas Nuclear Alliance)は、原子力エネルギーのエンジニアリング、設計、製造、運用を手がけるケイロス・パワー社が創設メンバーとして参加したことを発表した。

テキサス原子力アライアンス(TNA)

米国・カナダSMR

「ウェスチングハウス社、カナダ・サスカチュワン州の6社と提携し、サプライチェーンを拡大」ウェスチングハウス社は、カナダおよび世界におけるAP1000およびAP300の新設プロジェクトを支援するため、カナダ・サスカチュワン州の6つのサプライヤーと覚書(MOU)を締結したことを発表した。

ウェスチングハウス

欧州核燃料

「EU、仏の濃縮工場拡張に資金提供」欧州投資銀行(EIB:European Investment Bank)とオラノ社は、フランス南部のトリカスタンにあるジョルジュ・ベッセ第2ウラン濃縮工場の拡張プロジェクトの一部資金として、4億ユーロ(4億3400万米ドル)の融資契約を締結した。

オラノ、World Nuclear News

米国原子力政策

「「今こそ」米国の原子力を進展させる時 - パート1」米国原子力規制委員会(NRC)は、小型モジュール炉(SMR)など先進炉の許認可迅速化に向け、公聴会を開催した。NRCは、2024年に可決された超党派の法案である「ADVANCE法(クリーンエネルギーの多用途かつ先進的な原子力展開の加速化法)」に基づき、規制簡素化や国際協力の強化、環境評価の効率化を進めている。

Nuclear Newswire

米国原子力政策

「「Atoms for Appalachia」報告書は経済発展の機会を概説」アトランティック・カウンシル(米国のシンクタンク。「大西洋評議会」とも)・グローバル・エネルギー・センターは、Appalachia地域(ニューヨーク州からミシシッピ州まで伸びる米国東部の地域)の経済発展のために先進的な原子力エネルギーの導入を提言する報告書「Atoms for Appalachia: The Role of Nuclear Energy in Economic Development(アパラチア地方の原子力:経済発展における原子力の役割)」を発表した。

Nuclear Newswire

米国原子力政策

「エネルギー分野における原子力投資の拡大に焦点を当てた報告書」米国に本拠をおく英S&Pグローバルは、エネルギー分野が直面する多くの問題の解決策として原子力エネルギーへの関心が高まっていることを検証した新たな報告書「A multidimensional nuclear resurgence: Differing drivers and challenges(多面的な原子力の復活:異なる推進要因と課題)」を発表した。

Nuclear Newswire

米国新型炉規制

「10 CFR Part 53についてさらなる作業が必要だとの指摘」先進的な原子炉技術に関する原子力規制委員会(NRC)の許認可枠組みPart 53(10 CFR Part 53)の最新草案は、過去のバージョンよりも改善されているが、定義があいまいであったり、リスク指標の指針がなかったり、確率論的リスク評価(PRA)の要件が厳格すぎたりするなど、いくつかの問題点が目立つため、さらなる作業が必要であると環境シンクタンクのブレークスルー研究所のアナリストは指摘した。

The Breakthrough Institute

イタリア・仏国SMR(鉛冷却高速炉)

「ダニエリ社とニュークレオ社が提携し、鉄鋼生産の脱炭素化を推進」イタリアの鉄鋼生産プラントのサプライヤーであるダニエリ社と原子力発電所の新設を目指すニュークレオ社は、鉄鋼生産にニュークレオ社の鉛冷却高速炉(LFR)を使用することを検討することで合意した。

ニュークレオ、World Nuclear News、Power Technology

英国・カナダSMR(マイクロリアクター)

「ロイド船級協会、Prodigy社製マイクロリアクターの展開を支援」モントリオールに拠点を置くProdigy Clean Energy社(Prodigy社)と英国ロイド船級協会は、Prodigy社のマイクロリアクターのライフサイクル要件(lifecycle requirements)を開発し、カナダでの認可と展開を目指す。マイクロリアクターは低コスト・CO₂排出ゼロの電力供給を可能にし、遠隔地の鉱山やコミュニティへの活用が期待されている。

ロイド船級協会(ロイド・レジスター)、World Nuclear News

韓国原子力政策

「KHNP、サムスンC&T社がグローバル原子力プロジェクトで提携」韓国水力・原子力会社(KHNP)は、海外での原子力発電所プロジェクトの共同開発に向けた戦略的提携を結ぶため、韓国の建設会社サムスンC&T社(サムスン物産)と契約を締結した。

World Nuclear News

欧州・米国SMR

「ウェスチングハウス社とData4社、欧州データセンタープロジェクトで協業」ウェスチングハウス社と、欧州のデータセンター開発・運営のリーダー的存在であるData4社は、欧州の将来のデータセンターの電力源として、小型モジュール炉(SMR)であるAP300の使用を検討する覚書(MOU)に署名した。

ウェスチングハウス

米国データセンター、SMR(溶融塩炉)

「Googleの親会社Alphabet、原子力発電コストの削減を目指す」Googleの親会社であるAlphabetは、米国の新規原子力プロジェクトを悩ませてきたコストと遅延を削減するために、ケイロス・パワー社と提携し、小型モジュール炉(SMR)の展開を進めている。

NUCNET、CNBC

IAEAイノベーション技術

「IAEAデジタルライブラリーに情報プラットフォームが追加」国際原子力機関(IAEA)の国際原子力情報システム(INIS)は、欧州原子核研究機構(CERN)が開発したオープンソースプラットフォームであるInvenioを組み込むことで、自動化や全文検索を強化した。

Nuclear Newswire

米国SMR(マイクロリアクター)

「米国NRC、NANOニュークリア・エナジー社をKRONOS MMRの原子炉設計者に指定」NANOニュークリア・エナジー社は、米国原子力規制委員会(NRC)から、KRONOS MMRの原子炉設計者に正式指定された。同社はイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(UIUC)と提携し、TRISO燃料使用の研究炉を同大学に設置予定である。

NANOニュークリア・エナジー

ロシアSMR(高速炉)

「ロシア、PDEC燃料再処理技術を推進」ロシアのシベリア化学コンビナート(SCC)で建設中のパイロット実証エネルギー複合施設(PDEC)では、ウラン・プルトニウム混合窒化物(MNUP)燃料の再処理技術の開発に向けた研究が進められている。

Nuclear Engineering International

米国原子力政策

「米エネルギー省が先進的原子力への支援を示唆」クリス・ライト(Chris Wright)米国エネルギー長官は、米国エネルギー省(DOE)は数十億ドルに上るバイデン政権時代の融資権限を、先進的な原子力発電などの新技術の支援に活用する計画であることを示唆した。

DOE、S&P Global

韓国・米国SMR(高速炉)

「HD現代社、テラパワー社のNatriumの実用化を支援」テラパワー社は、小型モジュール炉(SMR)Natriumのグローバルな製造サプライチェーンを拡大し、先進的な原子力技術の迅速な商業化を支援するため、韓国の複合企業体(コングロマリット)であるHD現代社との戦略的提携を発表した。

テラパワー、World Nuclear News、Power Engineering International

米国原子力政策

「主要エネルギー使用企業、2050年までに原子力発電設備容量を3倍にするという目標を支持する誓約書に署名」大手テクノロジー企業であるAmazon、Google、Metaを含む、エネルギーの大口ユーザーによる業界横断的なグループが、テキサス州ヒューストンで開催されたエネルギー会議「CERAWeek」で、2050年までに世界の原子力発電設備容量を少なくとも3倍に増やすという目標を支持する誓約書に署名した。

World Nuclear Association(WNA)、Nuclear Newswire、NUCNET、POWER

インドSMR

「インド科学技術大臣、SMRプロジェクトについて議会で最新情報を報告」ジテンドラ・シン(Jitendra Singh)大臣は、国会議員に対して、インド原子力省(DAE)の施設で、55MWの出力を持つバーラト小型モジュール炉(BSMR:Bharat small modular reactor)の最初の2基が2033年までに製造される予定であると述べた。

インド下院(Lok Sabha )、World Nuclear News

ロシアSMR

「現在生産中の8基のRITM型原子炉」ロシアのロスアトム社は、原子力砕氷船レニングラード向けRITM-200原子炉の組み立てを開始し、製造中の同型原子炉は8基に達した。

World Nuclear News

米国・日本高速炉

「日米、21世紀初の高速炉燃料安全試験を実施」アイダホ国立研究所(INL)は、INLの出力過渡試験炉(TREAT)において、高燃焼度高速炉燃料の安全性試験を20年以上ぶりに実施した。この試験は、高速炉用燃料の開発と認証を目的とした米国エネルギー省(DOE)と日本原子力研究開発機構(JAEA)との共同研究の一環である。

DOE NE局

オランダSMR

「オランダの州がSMRの導入を検討」NRG-Pallas社による研究では、オランダのゲルダーラント州で、4つの地域が小型モジュール炉(SMR)の設置に適していると確認された。同州は2027年までに2つの地域をSMRの設置場所として選定予定である。

World Nuclear News

米国SMR(高速炉)

「テラパワー社とKBR社、Natrium炉の世界展開に向けた戦略的提携を締結」テラパワー社と米国のエンジニアリング企業KBR社は、Natrium炉の商業化と北米、英国、欧州連合(EU)およびその他の地域への展開に向けた長期的な協力関係を確立するための戦略的提携を発表した。

テラパワー

仏国SMR(鉛冷却高速炉)

「ニュークレオ社、燃料開発センターを計画」ニュークレオ社は、フランス南部のガール県チュスクランに用地を取得した。この用地に、フランス国内での将来の燃料集合体製造施設の開発を支援する研究開発・革新・研修センターを建設する予定である。

ニュークレオ、World Nuclear News

米国溶融塩炉

「ORNL、溶融塩の新しいモニタリング方法を開発」オークリッジ国立研究所(ORNL)の研究者が、溶融塩の化学変化をリアルタイムで追跡する新しい手法の実証に成功した。

DOE NE局

OECD/NEA(経済協力開発機構/原子力機関)SMR

「OECD/NEA:SMRに関するワークショップは、調和のとれた法的アプローチに向けた学問分野間の橋渡しを目指す」OECD/NEA(経済協力開発機構/原子力機関)は、小型モジュール炉(SMR)のような新しい技術や革新的な原子力利用がもたらす独特な法的課題を議論する国際ワークショップを2025年12月にスウェーデン政府と共同で開催する。

OECD/NEA

米国・韓国原子力政策

「米国が韓国に「センシティブ国」のレッテルを貼ったことで、技術協力と原子力協力が脅かされる」米国エネルギー省(DOE)は韓国を「センシティブおよびその他の指定国(SCL:Sensitive and Other Designated Country)」に指定した。先端技術分野の協力に影響を与える可能性がある。特に原子力分野で規制強化が懸念され、韓国政府は米国と協議を進めている。

The Chosun Daily

ロシア核燃料サイクル

「ロシアIPPE、MOX燃料研究のための臨界集合体の実験を開始」国家研究センター・レイプンスキー物理電力工学研究所(IPPE)は、MOX燃料を使用したVVER-S炉の中性子物理特性を研究するため、臨界集合体の実験を開始した。

ロスアトム、ATOM Media

英国・米国新型炉燃料

「ウェスチングハウス社とウレンコ社、マイクロリアクターeVinci用燃料供給に関する初の契約を締結」ウェスチングハウス(WH)社とウレンコ社は、WH社製マイクロリアクターeVinci向けの長期の燃料濃縮に関する初の契約を締結した。

ウェスチングハウス

韓国・米国その他

「韓国の「センシティブ国」指定は、米国の原子炉設計ソフトウェアの流出未遂事件に関連している」米国エネルギー省(DOE)が韓国を「センシティブ国」に指定したことで国内で論争が巻き起こっているが、2年前、DOE関連の研究施設で契約社員が原子炉設計ソフトウェアを韓国に持ち出そうとしたことが最近明らかになった。

The Chosun Daily

フィンランドSMR

「フィンランドLUT大学、SMR設計の安全性試験へ」フィンランドのLUT大学は、ラッペーンランタ(Lappeenranta)キャンパス内の原子力工学研究所に、小型モジュール炉(SMR)の安全性に関する研究を行うための2つの新しい試験施設を建設予定である。

LUT University、World Nuclear News、NUCNET

ブラジルSMR(マイクロリアクター)

「ブラジル、国産マイクロリアクターの開発を目指す」ブラジル原子力委員会(CNEN)は、燃料補給なしで10年以上稼働可能な3~5MWの国産マイクロリアクターを開発する3年間のプロジェクトを開始した。

World Nuclear News、Nuclear Engineering International

オランダ・米国SMR(溶融塩炉)

「NRG-Pallas社、ケイロス社製SMR用燃料および材料をテスト」オランダのペッテンにある高中性子束炉(HFR)の運営者であるNRG-Pallas社は、米国ケイロス・パワー社から、ケイロス社の小型モジュール炉(SMR)で使用される燃料と材料の照射試験と適格性確認を委託された。

NRG-Pallas、World Nuclear News

米国SMR

「オクロ社とINL、Aurora立地調査に関する契約締結」オクロ社はアイダホ国立研究所(INL)とインターフェース契約(Interface Agreement:IAG)を締結し、2027年の導入が予定されている小型高速スペクトル原子炉Auroraの立地と環境調査における重要なステップを踏み出した。

オクロ、Power Magazine

カナダSMR、SMR(マイクロリアクター)

「ウェスチングハウス社とShawflex社、AP1000、AP300、eVinciプロジェクトに関する覚書を締結」ウェスチングハウス社とShawflex社は、カナダおよび世界における原子力発電所の新規建設プロジェクトを支援するための覚書(MOU)に署名し、Shawflex社は、ウェスチングハウス社のAP1000、AP300、eVinciプロジェクト向けにケーブル、コネクタ、およびアセンブリを提供する。

ウェスチングハウス

米国データセンター

「BlackRock、Global Infrastructure Partners、Microsoft、およびMGXは、データセンターへの投資を促進し、インフラを可能にするAIインフラストラクチャ・パートナーシップ(AIP)にNVIDIAとxAIを迎えることを歓迎する」BlackRockとその一部門であるGlobal Infrastructure Partners (GIP)、Microsoft、およびMGXは、NVIDIAとxAIがGlobal AI Infrastructure Investment Partnership(現AIインフラストラクチャ・パートナーシップ (AIP))に参加することを発表した。さらに、GEベルノバ社とNextEra Energy社は、AIデータセンター向けの重要かつ多様なエネルギーソリューションの拡張を加速するために、AIPと協力することに合意した。

BlackRock, Global Infrastructure Partners, Microsoft, and MGX

韓国・米国原子力

「KHNP、欧州から撤退か、ウェスチングハウス社の影響否定」韓国水力・原子力会社(KHNP)は、オランダなど欧州での原子力発電所輸出計画から相次ぎ撤退し、チェコの小型モジュール炉(SMR)事業を優先した。米ウェスチングハウス社との和解が影響したとの憶測もあるが、KHNPはその噂を否定している。

Korea JoongAng Daily

インド原子力

「民間セクターの参入に向けた原子力法の改正の必要性について検討するタスクフォースをインド原子力省内に設置」原子力エネルギーへの民間参入を可能にするための原子力法の改正の必要性を検討するタスクフォース(TF)がインド原子力省(DAE)に設置されたことが議会で報告された。

The Shillong Times

フィンランドSMR

「Fortum社、新たな原子力発電の実現可能性調査を完了 - 将来の選択肢として原子力発電の開発を継続」フィンランドのFortum社は、フィンランドとスウェーデンにおける原子力発電所の新設に必要な条件を調査する2年間の実現可能性調査を終え、大型原子炉2社(EDF社(EPR)、ウェスチングハウス及びヒュンダイ社(AP1000))と小型モジュール炉(SMR)1社(GE日立社(BWRX-300))との協議を継続することを決定した。

Fortum、World Nuclear News、Reuters

米国SMR

「オクロ社、米NRCと事前申請準備評価で協議」オクロ社は、アイダホ国立研究所(INL)における同社のAurora Powerhouseの建設・運転一括認可(COL)申請に向け、米国原子力規制委員会(NRC)と事前申請準備評価を実施しており、NRCは2025年3月下旬にオクロ社の準備状況評価(Readiness Assessment)を開始する予定である。

オクロ、World Nuclear News

米国原子力政策

「米DOE、米国製SMRの商業展開を支援する9億ドルの公募を再び発行」米国エネルギー省(DOE)は、米国のエネルギーとAIの優位性を引き出すというトランプ大統領の大胆な政策に歩調を合わせるため、小型モジュール炉(SMR)の展開を支援する9億ドルの公募を再び発行した。

DOE NE局

ウズベキスタン・ロシアSMR

「ウズベキスタン、330MWのSMRを建設へ」ウズベキスタンはエネルギー自立強化のため、ロシアのRITM-200Nを搭載した6つのユニットで構成される小型モジュール炉(SMR)(総容量330MW)の建設を推進している。

Uz Daily

米国・フィリピンSMR(マイクロリアクター)

「米Valar Atomics社、フィリピンでマイクロリアクター建設へ」米国の新興企業であるValar Atomics社は、フィリピン原子力研究所(PNRI)と提携し、フィリピンに100kWのマイクロリアクターを建設する計画の最終調整を行っている。

Philippine Daily Inquirer

米国SMR(溶融塩炉)

「米ウィスコンシン州ケワニー郡、原子力発電所跡地に溶融塩炉IMSRの建設を検討」ウィスコンシン州ケワニー郡は、廃止されたケワニー原子力発電所の敷地に溶融塩炉の建設を検討している。ケワニー原子力発電所を所有するEnergySolutions社は、Terrestrial Energy社と、統合型溶融塩炉(IMSR)の建設で協力する覚書(MOU)を締結した。

WLUK-TV

米国SMR(マイクロリアクター)

「NANOニュークリア社、最初の非核試験のための固体炉心電池型原子炉ZEUSの炉心ハードウェアを初めて組み立て」NANOニュークリア・エナジー社は、最初の非核試験のための固体炉心電池型原子炉ZEUSの炉心ハードウェアを初めて組み立てた。

NANOニュークリア・エナジー、World Nuclear News

米国SMR

「米Deep Atomic社、NRCにSMR「MK60」の設計認証を申請予定」Deep Atomic社は、同社の小型モジュール炉(SMR)MK60 の設計認証(Design Certification)に関する事前申請プロセスの第一段階について、米国原子力規制委員会(NRC)と協議する意向を正式に表明した。

World Nuclear News、Nuclear Engineering International

米国原子力人事

「クリス・ライト氏の米国DOE長官就任を受けて、オクロ社が2名の新しい役員を任命」クリス・ライト(Chris Wright)氏の米国エネルギー省(DOE)長官就任を受けて、オクロ社は、ダニエル・ポネマン(Daniel Poneman)氏とマイケル・トンプソン(Michael Thompson)氏を新たな取締役として迎える。

オクロ

ドイツ・米国医療用RI

「Eckert & Ziegler社とActinium Pharmaceuticals社、Ac-225供給契約に署名」Eckert & Ziegler社はActinium Pharmaceuticals社と、アクチニウム-225(Ac-225)の供給に関する契約を締結した。

Eckert & Ziegler、AuntMinnie

米国SMR

「8番目のNuScale SMRシミュレータがレンセラー工科大に開設」ニュースケール・パワー社は、ニューヨーク州トロイのレンセラー工科大学(RPI:Rensselaer Polytechnic Institute)にニュースケール・エネルギー探査(E2)センターを開設すると発表した。E2センターでは、最先端のコンピュータモデリングを使用して、12基のニュースケール・パワー・モジュール(NPM)を備えたVOYGR-12(出力924MWe、SMR)を稼働させるシミュレーションを行うことができる。

NuScale Power、World Nuclear News、Nuclear Newswire

米国SMR(高速炉)

「オクロ社、75MW原子炉の設計を公開、2027年後半の商業展開を目指す」オクロ社は、今年後半に米国原子力規制委員会(NRC)に複合ライセンス申請書を提出し、2027年末から2028年初頭にアイダホ国立研究所(INL)に初の商業用発電所を展開する予定であると発表した。

Utility Dive

米国SMR(マイクロリアクター)

「2026年に注目すべき3つのマイクロリアクター実験」米国エネルギー省(DOE)は、マイクロリアクターを遠隔地や宇宙に導入するため、3社と協力し試験を支援している。eVinci、Kaleidos、R1の各マイクロリアクターは、それぞれ異なる技術を採用し、災害救援や軍事、遠隔地での電力供給を目指す。

DOE NE局

日本・韓国イノベーション技術

「日本と韓国が原子力電池のプロトタイプを開発」日本原子力研究開発機構(JAEA)は、世界初の「ウラン蓄電池」を開発したと発表しており、その性能は充放電試験で実証済みである。一方、韓国の研究者は、C-14同位体を動力源とするベータボルタ(betavoltaic)電池の試作品を開発した。

World Nuclear News

米国SMR

「Terrestrial Energy社、HCM II Acquisition社との合併により、溶融塩炉開発企業として初の株式公開へ」先進的な原子炉技術を用いた小型モジュール炉(SMR)の開発企業であるTerrestrial Energy社とHCM II Acquisition社は26日、Terrestrial Energy社がNasdaqに上場し、ティッカーシンボル「IMSR」で取引される公開企業となる事業統合に関する合意を発表した。

Terrestrial Energy

英国原子力人事

「UKNNL、新たな非常勤取締役の就任を発表」英国国立原子力研究所(UKNNL)は、2025年4月1日付けでニール・スマート(Neil Smart)博士が非常勤取締役に就任することを発表した。

UKNNL

スウェーデン原子力政策

「スウェーデン、新規原発建設に政府融資を提案」スウェーデン政府は、電力生産量を増やし二酸化炭素排出量を削減するという戦略の一環として、4つの新しい原子力発電所の建設資金を企業が調達できるよう、国による融資と電力価格保証を提案した。

Reuters

米国医療用RI

「Actinium Pharmaceuticals社、前立腺がん治療用放射線治療法の新薬「ATNM-400」を発表」放射線療法の開発企業であるActinium Pharmaceuticals社は、アクチニウム-225(Ac-225)放射性同位体を使用した前立腺がんの放射線療法の新薬「ATNM-400」を発表した。

Actinium Pharmaceuticals、AuntMinnie

韓国・米国原子力

「韓国の米国の核情報へのアクセスをめぐり問題が発生」韓国メディア紙は、アイダホ国立研究所(INL)に勤務する米国エネルギー省(DOE)の契約社員が、アイダホ国立研究所(INL)が所有し、輸出規制の対象となっている原子炉設計ソフトウェアを韓国行きのフライトに持ち込もうとしたとして解雇されたと報じた。2023年10月~2024年3月の期間を対象に、DOE監査総監室(OIG:Office of the Inspector General)が議会に提出した公式報告書によると、この人物は、韓国行きのフライトに設計ソフトウェアを持ち込もうとしたところ、搭乗を阻止されたという。

Nuclear Newswire、DOE監査総監室(OIG)

米国原子力宇宙利用

「ExLabs社とAntares社、原子力宇宙船を開発へ」カリフォルニアを拠点とするExLabs社とAntares社は、Antares社のマイクロリアクターをExLabs社の科学探査・資源探査機(SERV:Science Exploration and Resource Vehicle)に統合し、初の商用原子力宇宙船を開発するために戦略的パートナーシップを結んだ。

World Nuclear News、Nuclear Engineering International、SpaceNews

英国原子力宇宙利用

「ロールス・ロイス社、月面原子炉のための宇宙パートナーシップを求める」ロールス・ロイス社は月面原子炉の開発に向け、米欧企業と協力を模索している。アメリカ航空宇宙局(NASA)の質量要件に適合する原子炉設計を進め、英国宇宙庁(UK Space Agency)の支援を受ける。

Financial Post

中国・米国原子力宇宙利用

「中国の原子力科学者がNASAの月面原子炉設計に欠陥を発見」中国の原子力科学者たちは、アメリカ航空宇宙局(NASA)の月面原子炉の設計に致命的な非効率性の問題を発見した。しかし、わずかな構造調整で燃料消費を75%削減し、出力と寿命を向上させることができると彼らは主張している。

South China Morning Post

米国SMR(マイクロリアクター)

「BWXT社、先進原子力技術の開発を加速するイノベーション・キャンパスを開設」BWXT社は、バージニア州リンチバーグに先進原子力技術の開発を加速するイノベーション・キャンパスを開設した。

BWXT、World Nuclear News

米国原子力人事

「Deep Fission社、地下原子炉の許認可戦略推進にベテラン原子力規制委員Rani Franovich氏を起用」地下1マイルに小型モジュール炉(SMR)を設置する先駆的な原子力エネルギー企業であるDeep Fission社は、原子力規制委員会(NRC)に30年間勤務した経験を持つ、ラニ・フラノビッチ(Rani Franovich)氏を規制担当副社長に任命したと発表した。

Deep Fission

日本原子力政策

「IEA事務局長、停止中の原子力発電所の再稼働を日本に求める」国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル(Fatih Birol)事務局長は、柏崎刈羽原子力発電所の視察で、停止中の原子炉の再稼働を求めた。

Bloomberg

ロシア・米国原子力宇宙利用

「ロシア、火星探査でマスク氏との原子力提携を検討」SpaceX社のCEOであるイーロン・マスク(Elon Musk)氏が計画する火星探査ミッションに、ロシアが小型原子力発電所を提供する可能性があると、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の国際協力特使が27日に述べた。

Reuters

OECD/NEA(経済協力開発機構/原子力機関)SMR

「カナダの核燃料サイクルを探る」OECD/NEA(経済協力開発機構/原子力機関)とカナダ小型モジュール炉協会(CASMR:Canadian Association of Small Modular Reactors)は、2025年3月3日にカナダのトロントで開催されたカナダ開発業者協会 (PDAC) 2025年大会において、「Powering the Future: SMRs, Nuclear Fuel, and Decarbonizing the Mining Sector(未来を拓く:SMR、核燃料、鉱業部門の脱炭素化)」に関するサイドイベントを主催した。またOECD/NEA代表団は、2025年3月上旬に主要なウラン生産施設を訪問し、小型モジュール炉(SMR)への影響について議論した。

OECD/NEA