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新型炉に関する国際情報

2025年2月

米国SMR(溶融塩炉)

「ケイロス・パワー社、試験用原子炉容器を製造・設置」ケイロス・パワー社は、フッ化物塩冷却高温炉(KP-FHR)の非発電用工学試験ユニット2(ETU 2.0)を製造し、繰り返しの開発アプローチで原子炉技術を進化させる。

World Nuclear News

ノルウェーSMR

「ノルウェーにおける原子力プロジェクト推進のためのパートナーシップ」ノルウェーの原子力プロジェクト開発企業であるノルスク・シャーナクラフト(Norsk Kjernekraft)社は、ノルウェーにおける原子力発電の開発促進を目的として、北欧のコンサルティング企業であるノルコンサル(Norconsult)社と覚書(MOU)を交わした。

World Nuclear News

英国原子力水素

「原子力による水素の研究を英国で主導するEquilibrion社」技術および戦略的原子力コンサルティング企業であるEquilibrion社は、原子力を利用した水素生産の展開が、英国の既存の広範なガスネットワークを低炭素水素の生産に転用する上でどのように役立つかを調査する研究を主導することを発表した。

Equilibrion、World Nuclear News

米国SMR(マイクロリアクター)

「NANOニュークリア・エナジー社、可搬型マイクロリアクターODINの一次および二次熱交換器の製造でThermal Engineering International社と提携」NANOニュークリア・エナジー社(NANO社)は1月30日、NANO社が開発中の独自設計の可搬型マイクロリアクターODINで使用する熱交換器の設計および製造を促進するために、Babcock Power社傘下のThermal Engineering International (TEi) 社と契約を締結したことを発表した。

NANOニュークリア・エナジー

英国SMR(鉛冷却高速炉)

「AMR開発者、備蓄プルトニウムの変換・使用を禁じる政府の決定に「失望」」小型モジュール炉(SMR)及び先進モジュール炉(AMR)の開発者であるニュークレオ(newcleo)社は、英国政府が備蓄プルトニウムの変換・使用を禁じるという決定に失望を表明した。

New Civil Engineer

スウェーデンSMR

「Blykalla社、非原子力のSMRプロトタイプ開発に着手」スウェーデンの鉛冷却型小型モジュール炉(SMR)技術開発企業であるBlykalla社は、オスカーシャム近郊に電気式SMRパイロット施設の建設を開始した。これは、SEALER(鉛冷却型SMR)技術の概念実証をテストするためのものである。

Blykalla、World Nuclear News

インドSMR、原子力政策

「インド予算案、原子力ミッションを発表」インド政府は、2025-2026年度の予算案において、2033年までに5基の国産小型モジュール炉(SMR)を稼働させるため、20,000億ルピー(およそ25億米ドル)を投じ、原子力発電分野に民間部門の参加を促進するための法律改正を約束した。

World Nuclear News、The New India Express、The Times of India

英国SMR

「GEベルノバ社の原子力事業、MOUにより英国でのSMRの展開を加速」GEベルノバ社の原子力事業部門であるGE日立ニュークリア・エナジー(GEH)社は、GEH社の小型モジュール炉(SMR)BWRX-300の開発と運用を推進するため、英国の大手原子力エンジニアリング企業であるBoccard社およびCavendish Nuclear社と新たな一連の覚書(MOU)を締結した。

GEベルノバ

インドSMR

「タタ・パワー社、インドが原子力発電分野を民間部門に開放したことを受け、SMRの建設に意欲を示す、とCEOが発言」インドのタタ・パワー社は小型モジュール炉(SMR)の設置に関心を示していると、同社のプラビール・シンハ(Praveer Sinha)CEOは2月4日に述べた。同国が数日前、長年政府により厳重に管理されてきた原子力分野を民間投資に開放すると発表した数日後のことである。

Reuters

イタリア・米国SMR

「ウェスチングハウス社、イタリアでSMR建設に向け、古い原子力発電所跡地に注目」米国のエネルギー企業ウェスチングハウス社は、イタリアの廃止された原子力発電所跡地に小型モジュール炉(SMR)を設置し、2030年までに建設を開始することを目指すと、2月4日に同社幹部が発表した。

Reuters

米国原子力人事

「米上院、クリス・ライト氏をエネルギー長官として承認」米国上院は2月3日、トランプ大統領が米エネルギー省長官に指名したクリス・ライト(Chris Wright)氏の承認を行った。

Nuclear Newswire、AP News、POLITICO

米国SMR

「SMR開発企業4社、テキサスA&M大学敷地内に原子炉建設へ」ケイロス・パワー社、Natura Resources社、テレストリアル・エナジー社、Aalo Atomics社は、米国テキサス州ブライアンにある2400エーカーのテクノロジーキャンパスである、テキサスA&M大学RELLISキャンパスに自社の原子炉を建設する契約を締結した。

テキサスA&M大学、ケイロス・パワー、テレストリアル・エナジー、World Nuclear News

韓国イノベーション技術

「韓国の原子力発電所運営会社、セキュリティ上の懸念からAIサービスをブロック」韓国水力・原子力会社(KHNP)は、セキュリティ上の懸念を理由に、DeepSeekやChatGPTを含むすべての人工知能サービスへのアクセスを自社のシステムで停止した。

Bloomberg

米国SMR(マイクロリアクター)

「NANOニュークリア社、マイクロリアクター技術の実証施設をニューヨーク州に開設」NANOニュークリア・エナジー社は、同社のマイクロリアクター技術について顧客や利害関係者により良く知ってもらうために、ニューヨーク州ウェストチェスター郡に新しい実証施設を開設した。

NANOニュークリア・エナジー、Nuclear Newswire

英国原子力規制

「英政府、原子力プロジェクト加速に向けた計画改革を発表」英国政府は、イングランドおよびウェールズにおける新型炉(小型モジュール炉(SMR)を含む)の建設プロセスを合理化するための施策の一環として、計画要件および規制規則の改革計画を発表した。

英国政府、World Nuclear News、Nuclear Engineering International、BBC、英国原子力規制局(ONR)

米国原子力人事

「クリス・ライト氏のDOE長官就任決定を受け、オクロ社が役員交代を発表」クリス・ライト(Chris Wright)氏は、米国エネルギー省(DOE)長官就任が確定したため、オクロ社の取締役を辞任した。

オクロ

米国SMR

「X-エナジー社、先進的なSMR技術の開発加速に向け、7億ドルの資金調達ラウンドを完了」X-エナジー社は2月6日、7億ドルの資金調達ラウンドが完了したことを発表した。この資金調達により、同社の原子炉設計と認可、およびテネシー州オークリッジにおけるTRISO-X燃料製造施設の第1段階の完成がさらに進むことになる。

X-energy

米国原子力政策

「米国エネルギー長官が「黄金時代」を解き放つ」クリス・ライト(Chris Wright)米エネルギー長官が最初に署名した行政命令は、次世代原子力技術の迅速な展開や、エネルギー省(DOE)の研究開発の包括的な見直しなど、同氏のリーダーシップの下でDOEが実施する初期の行動を概説している。

米国DOE、World Nuclear News

米国SMR(マイクロリアクター)

「NANOニュークリア社、ロボット工学企業と提携し、数百万ドルを投じて最新の実証施設を建設することを決定」NANOニュークリア・エナジー(NANOニュークリア)社は2月6日、ニューヨーク州ウェストチェスター郡にあるNANOニュークリア社が最近発表した実証施設の数百万ドル規模の建設を監督するため、ロボット製作、検査、エンジニアリング、テストにおける革新的企業のリーダーであるaRobotics社と契約したことを発表した。

NANOニュークリア・エナジー

ロシアSMR(高速炉)

「チェペツク機械工場がBREST-OD-300炉心部品の製造拠点を開設」ロスアトム社の燃料部門傘下のチェペツク機械工場では、鉛冷却高速中性子炉BREST-OD-300の炉心に使用される円形管および六角形のステンレス鋼管を製造するサイトが稼働した。

ロスアトム、ATOM Media、TVEL、Atomic Energy 2.0

仏国SMR(マイクロリアクター)

「Naarea社、マイクロリアクター開発のための試験施設を開設」フランスのマイクロリアクター開発企業であるNaarea社は、同社の産業試験施設および研究所(I-Lab)を開設した。この施設では、溶融塩高速マイクロリアクターXAMRの開発を支援するための非原子力実験や試験を実施する。

Naarea、World Nuclear News

韓国原子力政策

「韓国、国内原子力産業への支援強化」韓国の産業通商資源部(MOTIE)は、韓国の原子力発電業界の企業を対象に、今年1500億ウォン(1億300万ドル)の財政支援を行うと発表した。これは、昨年と比較して500億ウォンの増加となる。

World Nuclear News、NUCNET、The Korea Times

欧州研究炉

「EUプロジェクト、新しい研究炉燃料の開発をめざす」EUは、高性能研究炉における高濃縮ウラン(HEU)のより安全な代替策として低濃縮ウラン(LEU)燃料の開発と試験を行う「EU-CONVERSIONプロジェクト」に1320万ドルを投資している。このプロジェクトではベルギー原子力研究センター(SCK-CEN)のBR2研究炉で極度の照射条件下でウラン・モリブデン(U-Mo)およびウランシリサイド(U2Si3)燃料の試験を行う。

World Nuclear News

米国新型炉燃料

「セントラス社CEO、迫り来る核燃料供給のギャップを強調」セントラス・エナジー社の社長兼CEOのアミール・ヴェクセル(Amir Vexler)氏は、濃縮ウランの輸入禁止と休止中の原子炉の再稼働により、2028年までに米国の核燃料供給に差し迫った「空白(void)」が生じると警告している。

World Nuclear News

イタリアSMR

「エネル社、アンサルド社、レオナルド社、SMR開発に関する合意に達する」イタリアの3社(エネル社、アンサルド社、レオナルド社)は、第3世代軽水冷却型小型モジュール炉(SMR)開発に関する合意に達した。

ANSA

米国原子力水素

「INL、FuelCell Energy社の電解槽の試験により、原子力発電所のさらなる商業化の可能性を示す」アイダホ国立研究所(INL)におけるFuelCell Energy社の固体酸化物形電解セル(SOEC)システムの試験および検証プロジェクトでは、水素製造が原子力発電所の多様性と収益性の向上にどのように役立つかを調査する。

FuelCell Energy

米国イノベーション技術

「ANLの科学者たちがAIを使ってステンレス鋼の隠れた欠陥を検出」アルゴンヌ国立研究所(ANL)の科学者たちは、『Nature Scientific Reports』誌に発表された研究で、ANLのAIによる画像処理技術で積層造形法(additive manufacturing)によって製造されたステンレス鋼部品の微小な欠陥を検出する方法を紹介した。

Nuclear Newswire

英国医療用RI

「スタートアップ企業が研究室での医療用同位体の生産を目指す」英国のスタートアップ企業アストラル・システムズ(Astral Systems)社は、がん検診に不可欠な医療用同位体を生成する小型原子炉の開発に450万ポンド(570万ドル)以上を調達した。この原子炉は、実際には平均的な机の上に置けるほどコンパクトである。

TechCrunch

仏国原子力政策

「フランスの2025年度予算、ARENHに代わる新たな制度を発表」フランス議会は2025年度国家予算を採択し、原子力エネルギーに関する規制料金ARENHに代わる新たな制度を承認した。この制度には、核燃料使用税が含まれている。

Enerdata

ロシア原子力水素

「ロシア、コラ原子力発電所における水素製造のためのベンチテスト複合施設の建設プロジェクトを承認」ロシアの国家専門局(Glavgoskpertiza)は、コラ原子力発電所での水素製造用ベンチテスト複合施設の建設プロジェクトを承認した。この施設は電気分解で水素を生産し、1時間あたり200立方メートルの供給能力を持つ。

Nuclear Engineering International

仏国原子力政策、データセンター

「フランス、原子力発電でAI企業を誘致」フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、パリのAIアクションサミットで、フランスの豊富な無炭素電源である原子力エネルギーを活用し、AI企業を誘致した。この一環として、英国を拠点とするAIクラウドプロバイダーのFluidstack社は、フランス政府と覚書(MOU)を締結し、フランスに世界最大級の脱炭素AIスーパーコンピューターを建設する。

Fluidstack、EDF、World Nuclear News、The Wall Street Journal

ポーランドSMR

「ポーランドのSMRプロジェクトにおける環境許認可の進捗」ポーランド環境保護総局(GDOŚ)が小型モジュール炉(SMR)プロジェクトの環境報告書を発行し、オーレン・シントス・グリーン・エナジー(OSGE)社はヴロツワヴェク(Włocławek)とオストルスカ(Ostrołęka)での環境・立地調査が開始可能となった。OSGE社はBWRX-300の建設計画を進め、今後2年で環境報告書を作成する予定である。

World Nuclear News

インドSMR

「インド企業が原子力に興味を示す」インドのタタ・パワー(Tata Power)社とナヴィーン・ジンダル・グループ(Naveen Jindal Group)が小型モジュール炉(SMR)に関心を示し、鉄道部門でも原子力活用が検討されている。

World Nuclear News、The New Indian Express

インド原子力

「インド電力大手、外国企業と原子力建設について協議」インドの国営公益企業であるNPTC社は、2033年までに10GWの原子力発電容量を稼働させることを目指しており、GE日立(GEH)社、EDF社、韓国水力・原子力会社(KHNP)と、ホルテック社、ロスアトム社など、さまざまな企業と協議を行っている。

Bloomberg

米国原子力政策

「10州の連合、先進原子力の加速を目指す」全米州エネルギー担当官協会(NASEO)の先進原子力イニシアチブが発足し、10州が参加する。原子力プロジェクトのコスト削減や電力需要増への対応を支援し、官民連携や政策策定を促進する。

World Nuclear News

日本データセンター

「日本のオプテージ社、美浜にコンテナ型データセンターを導入へ」日本のISP(インターネット・サービス・プロバイダ)であるオプテージ(Optage)社は2026年末までに福井県美浜町に液冷GPU(画像処理装置)搭載のAIトレーニング用コンテナ型データセンターを導入予定である。原子力発電を活用し、AIモデルのトレーニングを支援する。

Data Centre Dynamics

インド・仏国SMR

「インドとフランス、SMRおよびAMRパートナーシップの意向表明書に署名」フランス大統領のエマニュエル・マクロン氏とフランスを訪問中のインドのナレンドラ・モディ首相は、先進モジュール炉(AMR)および小型モジュール炉(SMR)に関するパートナーシップを確立するための意向表明書(letter of intent)に合意・署名した。

インド外務省、World Nuclear News

欧州原子力政策

「欧州の原子力エネルギーに関する新たなビジネスアライアンスが発足」欧州の14の経済団体連合は、欧州の原子力産業の強化に向けた共同の取り組みを表明する共同宣言を発表し、原子力エネルギーに関する新たなビジネスアライアンスをパリで発足させた。

MEDEF、World Nuclear News、EURACTIV

OECD/NEA(経済協力開発機構/原子力機関)SMR

「SMR導入におけるAI利用の規制」OECD原子力機関(OECD/NEA)は、人工知能(AI)を安全かつ効率的に活用し、規制対応能力を高めることで小型モジュール炉(SMR)の開発と展開を促進するための新たなイニシアチブ「RegLab」を開始した。

OECD/NEA

カナダ・米国SMR(マイクロリアクター)

「サスカチュワン州の先住民天然資源センター・オブ・エクセレンスがeVinciテクノロジーハブを訪問」ウェスチングハウス社のeVinciマイクロリアクターチームは最近、カナダのサスカチュワン州・先住民・天然資源センター・オブ・エクセレンス(SFNNRCOE)の代表者をペンシルベニア州ピッツバーグのeVinciテクノロジーハブに招き、同社の歴史とAP1000、小型モジュール炉(SMR)AP300、eVinci技術について説明した。

ウェスチングハウス

米国・英国原子力政策

「原子力の復活:米英協力の強化」米国のサード・ウェイ(公共政策シンクタンク)と英国のトニー・ブレア研究所が、英国政府向けに先進原子力戦略に関する共同政策文書「Revitalising Nuclear: The UK Can Power AI and Lead the Clean-Energy Transition(原子力の復活:英国はAIを強化し、クリーンエネルギーへの移行を主導可能)」を発行した。

Third Way

米国・ドイツ医療用RI

「Ariceum社、米FDAより「セラノスティック・ペア」の希少疾病用医薬品指定を受ける」Ariceum Therapeutics社は、小細胞肺がん治療薬Ac-225 SSO110(satoreotide)が米国食品医薬品局(FDA)の希少疾病用医薬品指定(ODD:Orphan Drug Designation)を取得したと発表した。

Ariceum Therapeutics、AuntMinnie

米国原子力人事

「DOEの原子力担当次官補として、Garrish氏が再任される見通し」セオドア・J・ガリッシュ(Theodore J. Garrish)氏がエネルギー省(DOE)の原子力担当次官補に指名され、再任される見通しである。同氏は、40年以上の原子力業界経験を持ち、過去に同職を務めた実績もある。

Nuclear Newswire

韓国原子力船

「韓国KSOE、SMRコンテナ船の設計を発表」韓国のHD韓国造船海洋(KSOE)社は、小型モジュール炉(SMR)技術を採用した原子力コンテナ船の模型を発表した。

HD現代、World Nuclear News、NUCNET

米国SMR(高速炉)

「テラパワー社とnVision Energy社、Natriumプラントの導入における提携を発表」テラパワー社と、大規模エネルギープロジェクト開発企業であるNOVI Energy社の関連会社であるnVision Energy社は、Natrium炉およびエネルギー貯蔵システムプラントを米国全土に導入するための反復可能な導入モデルの枠組みを確立する合意を発表した。

テラパワー

米国新型炉燃料

「金属燃料製造のマイルストーン」ライトブリッジ社は、アイダホ国立研究所(INL)でウラン-ジルコニウム合金の共押出(co-extrusion)によるクーポンサンプル実証を成功させ、次世代核燃料開発の重要な進展と評価した。今後の照射試験を経て、商業化に向けた規制認可を目指す。

World Nuclear News

仏国SMR(鉛冷却高速炉)

「ニュークレオ社、実証用SMRの建設用地購入を検討」ニュークレオ社は、フランス西部で小型モジュール炉(SMR)LFR-AS-30の実証炉建設用地取得手続きを開始したと発表した。地元当局と協議し、透明性を保ちながら規制に従いプロジェクトを進める予定である。

ニュークレオ、World Nuclear News

ノルウェーSMR

「ルンドにおけるSMR導入に関する調査が継続中」ノルウェーのルンド(Lund)市に、小型モジュール炉(SMR)の原子力発電所建設を検討する新会社ダレーン・シャーナクラフト(Dalane Kjernekraft)社が設立され、詳細な調査と影響評価を実施する予定である。

World Nuclear News

米国SMR(高速炉)

「テラパワー社、ナトリウム冷却炉「Natrium」のベンダー契約を新たに締結、調達マイルストーンを達成」テラパワー社はNatrium炉実証プロジェクトに関して、さらに3社のサプライヤーと契約を締結し、プラント開発に必要な長納期の調達品の100%調達の見通しを得た。

テラパワー

米国・インド原子力政策

「モディ首相、トランプ大統領、米印のパートナーシップにコミット」インドのナレンドラ・モディ首相の米国公式訪問中に発表された共同声明において、モディ首相と米国トランプ大統領は、エネルギー安全保障が両国の経済成長、社会福祉、技術革新の基盤であることに同意し、「石油、ガス、民生用原子力エネルギーを含む米印エネルギー安全保障パートナーシップに再コミットする」ことを表明した。

インド外務省、World Nuclear News、NDTV

米国SMR(マイクロリアクター)

「INL、Carolina Fabricators社と提携し、マイクロリアクターのデモンストレーション用冷却システムを構築」アイダホ国立研究所(INL)は、Carolina Fabricators社と提携して、マイクロリアクターMARVELの一次冷却系を製造する取り組みに着手した。

アイダホ国立研究所(INL)

米国・英国SMR(マイクロリアクター)

「ラスト・エナジー社、ウェールズのマイクロリアクターのサイトライセンスを申請」米国のマイクロリアクター開発企業であるラスト・エナジー社は、英国南ウェールズのブリッジエンドにある廃止されたLlynfi石炭火力発電所の敷地に20MWeのマイクロリアクター4基を開発する計画について、英国の原子力サイト認可手続きに正式に参入し、申請を行った。

World Nuclear News

英国SMR

「コア・パワー社、浮体式原子力発電所の量産計画」英国のコア・パワー社は、2030年代半ばの浮体式原子力発電の商業化を目指し、米国を拠点とする海洋民生用原子力プログラム(maritime civil nuclear programme)として、「リバティ・プログラム(Liberty programme)」を発表した。同社は、浮体式原子力発電所(FNPP)の大量生産と海運業での原子力活用を推進し、国際規制やサプライチェーン整備にも注力する。

World Nuclear News

IAEA(国際原子力機関)医療用RI

「古いラジウムをがん治療薬に再利用」ラジウム226(Ra-226)の回収と米国への輸送を支援するために、フィジーのスバ(Suva:フィジーの首都)に、国際原子力機関(IAEA)の専門家チームが派遣された。

IAEA(国際原子力機関)

スウェーデン・欧州SMR

「Blykalla社、SEALERプロジェクトに1500万ユーロの欧州投資を獲得」スウェーデンの小型モジュール炉(SMR)開発企業Blykalla社は、EUの欧州イノベーション会議(EIC)アクセラレータープログラムから1500万ユーロの投資と250万ユーロの助成金を獲得した。獲得した資金は最新型SMR「SEALER(鉛冷却高速炉)」の開発加速に活用される。

Blykalla、European Innovation Council、NUCNET

スウェーデンSMR

「シャーンフル・ネキスト社、スウェーデンのSMRプロジェクトを推進」小型モジュール炉(SMR)プロジェクト開発会社シャーンフル・ネキスト(Kärnfull Next)社は、スウェーデン南東部のエステルイェートランド県ヴァルデマーシュヴィーク(Valdemarsvik)において、SMRをベースとした発電所の建設プロジェクト用地の権利を確保した。

World Nuclear News

米国エネルギー政策

「トランプ米大統領にエネルギー分野での優位性を助言する米評議会」トランプ米大統領は大統領令により、大統領府内にNational Energy Dominance Council(国家エネルギー支配評議会)が設立した。同評議会は、原子力発電所の再稼働や小型モジュール炉(SMR)の稼働を含む、米国がより多くのエネルギーを生産する方法について同大統領に助言することを目的としている。

ホワイトハウス、World Nuclear News

米国新型炉

「Natura Resources社、テキサス州における2つの先進的な原子力の導入を発表」Natura Resources社は、パーミアン盆地とテキサスA&M大学のRELLISキャンパスへの同社の溶融塩型小型モジュール炉(SMR)Natura MSR-100の導入計画を発表した。

Natura Resources

IAEA(国際原子力機関)イノベーション技術、データセンター

「IAEA、12月にAIと原子力に関する国際シンポジウムを開催」国際原子力機関(IAEA)は2025年12月にウィーンで初のAIと原子力に関する国際シンポジウム「International Symposium on Artificial Intelligence and Nuclear Energy」を開催する。AIの電力需要を原子力がどう支えるか、またAIが原子力産業をどう支援できるかを議論し、産業間の連携を探る。

IAEA(国際原子力機関)

英国イノベーション技術

「英ONR、世界政府サミットで原子力産業のAI規制について発表」英国原子力規制局(ONR)は、世界政府サミット(World Government Summit)において、原子力産業における人工知能(AI)の規制を模索する画期的な「原子力サンドボックス(nuclear sandbox)」の取り組みについて発表した。

英原子力規制庁(ONR)

ロシア医療用RI

「ロスアトム社、ラジウム、アクチニウム、トリウムの分離に関する新技術で特許取得」国営科学センターである原子炉科学研究所(RIAR:ロスアトム社の科学部門)の放射性核種源・調剤部門の科学者は、アクチニウム225(Ac-225)をベースとする放射性医療薬品の製造技術に関する特許を取得した。

ロスアトム、ATOM Media、Atomic Energy 2.0

ベルギー・仏国SMR

「トラクテベル社、HEXANA社のSMR開発を支援」トラクテベル社は、フランスのスタートアップ企業HEXANA社の小型モジュール炉(SMR)の設計開発を支援する新たなパートナーシップを締結した。

欧州原子力学会(European Nuclear Society:ENS)、HEXANA、World Nuclear News

スウェーデン・仏国SMR

「Blykalla社とニュークレオ社、材料研究開発で提携」欧州の原子力企業であるBlykalla社とニュークレオ社は、第4世代鉛冷却高速炉(LFR)の材料に関する共同研究開発契約を締結した。

Blykalla、Newcleo、World Nuclear News、NUCNET

ロシア高速炉

「Atomstroyexport社、夏の終わりまでにBN-1200Mの最初のサイト準備作業を開始予定」ベロヤルスク原子力発電所はロシアのゼネコンであるAtomstroyexport社とBN-1200M(BN-1200の経済性・安全性を向上させたもの)の建設準備を協議し、2025年夏末までに土工事を開始する予定である。

Atomic Energy 2.0

韓国エネルギー政策

「第11次電力需給基本計画が国会委員会を通過」韓国国会の通商産業・エネルギー中小企業委員会は第11次電力需給基本計画を承認した。この計画には、2038年までに再生可能エネルギー比率を29.2%に引き上げ、原子力発電所2基と小型モジュール炉(SMR)1基を新設する方針が盛り込まれている。

Business Korea

韓国・米国SMR

「韓国HD KSOE社の原子力推進船設計がABSの承認を取得」米国船級協会(ABS:American Bureau of Shipping)は、韓国HD KSOE(Korea Shipbuilding & Offshore Engineering)社による原子力推進コンテナ船設計を原則承認した。

米国船級協会(ABS)

シンガポールエネルギー政策

「シンガポール、未来エネルギー基金への投資を倍増、SMRを検討」シンガポールは、クリーン電力の確保とエネルギーインフラの強化に向けたシンガポールの取り組みを支援するため、既存の未来エネルギー基金(Future Energy Fund)に当初予算の2倍となる50億シンガポール・ドル(37億米ドル)を投資する計画である。同国は、低炭素発電を増やすために、特に原子力発電や小型モジュール炉(SMR)に目を向ける可能性がある。

Enerdata

スウェーデンSMR

「シャーンフル・ネキスト(KNXT)社、さらなるSMRの実現可能性調査の計画を発表」シャーンフル・ネキスト(KNXT)社は、スウェーデン南部のブレーキンゲ(Blekinge)県カールスハムン(Karlshamn)市にある2つの土地で小型モジュール炉(SMR)の誘致に関する実現可能性調査を実施すると発表した。

Kärnfull Next(KNXT)、World Nuclear News、NUCNET

欧州原子力政策

「欧州の現実的なエネルギー計画に原子力を含めるよう求める声」EU原子力同盟(EU Nuclear Alliance)は、原子力を含む「安価なエネルギー行動計画(Affordable Energy Action Plan)」の策定と小型モジュール炉(SMR)開発促進を欧州委員会(EC)に要請した。

World Nuclear News

UAE・仏国SMR(鉛冷却高速炉)

「ENECとニュークレオ社、国際的な原子力展開プロジェクトで提携」アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ・ニュークリア・エナジー社(ENEC)は、データセンターや水素生産などのエネルギー多消費型産業に焦点を当て、欧州、中東、北アフリカにおける原子力エネルギーの共同プロジェクトを模索するため、フランスとイタリアの原子力新興企業であるニュークレオ社と提携することを発表した。ENECは、ニュークレオ社の欧州における鉛冷却高速炉(LFR)プロジェクトに直接投資し、共同出資するモデルを検討しており、最大5億2300万ドルの投資を検討している。

ニュークレオ、ENEC、World Nuclear News、NUCNET、Bloomberg、Gulf Business online

英国SMR

「英国は海上原子力発電で主導権を握るべきである、との論文」英国のコアパワー社、ノーススタンダード(NorthStandard)社、ロイド船級協会(Lloyd's Register)が共同で発表した新しい論文では、海洋原子力の活用で脱炭素化と経済成長を図るべく、政府の政策支援や規制整備を求め、原子力船や浮体式原子力発電所の導入を提言している。

World Nuclear News、NUCNET、NorthStandard

米国SMR(マイクロリアクター)

「BWXT社、米海軍の原子炉部品契約を21億ドルで獲得」BWXテクノロジーズ(BWXT)社は、米海軍原子力推進プログラムの下、コロンビア級およびバージニア級潜水艦、フォード級空母用の原子炉部品の製造契約を21億ドルで獲得した。

Naval Technology、Nuclear Engineering International

韓国原子力政策

「韓国、大統領の弾劾を受け、原子力発電計画を縮小」韓国は、2038年までに原子力発電設備容量を3.5GW増加させるという縮小版の政府計画案に基づき、3基の代わりに2基の新しい大規模原子炉と700MW分の小型モジュール炉(SMR)を建設する予定である。これは、以前に提案された4.9GWから減少したものである。この調整は、親原発の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の弾劾により勢いづいた野党・民主党が、再生可能エネルギーをより重視する方向へとエネルギー政策を転換していることによる。

Bloomberg

米国SMR(マイクロリアクター)

「オクロ社、米国DOEおよびORNLと次世代材料開発で提携」オクロ社は、米国エネルギー省(DOE)のバウチャープログラムに参加し、オークリッジ国立研究所(ORNL)と提携して、同社のマイクロリアクターAuroraで使用する先進構造材料の評価と試験を実施する。

オクロ

米国SMR(高温ガス炉)

「X-エナジー社、Texas Nuclear Allianceに創設メンバーとして参加」Texas Nuclear Alliance(TNA)は、原子炉および燃料設計エンジニアリング企業であるX-エナジー社を創設メンバーとして歓迎する。

Texas Nuclear Alliance

米国SMR

「Valar Atomics社が1900万ドルとパイロット原子炉用地を携えてステルスモードから登場」小型モジュール炉(SMR)のスタートアップ企業である、Valar Atomics社(Valar社)は、最初の試験用原子炉の開発に向けて1900万ドルを資金調達し、ステルスモード(スタートアップ企業が事業内容を公表せずに開発を進める段階)から登場した。

TechCrunch

英国原子力人事

「ONR、新最高経営責任者および首席原子力検査官を発表」英国原子力規制局(ONR)は、マイク・フィナティ(Mike Finnerty)氏を新最高経営責任者兼首席原子力検査官に任命した。原子力業界で40年の経験を持つ同氏は、ONRの効率的な規制と原子力の安全推進を担う。

英原子力規制庁(ONR)

スウェーデン・ノルウェーSMR

「Blykalla社とノルスク・シャーナクラフト社、北欧における原子力推進のための覚書を締結」ノルスク・シャーナクラフト(Norsk Kjernekraft)社は、ノルウェーの発電所プロジェクトにBlykalla社の鉛冷却型小型モジュール炉(SMR)であるSEALERの技術を使用することの実現可能性を評価するために、Blykalla社と協力する覚書(MOU)を締結した。

Blykalla、World Nuclear News

米国・韓国SMR

「ホルテック社と現代E&C社、北米全域に10GWのSMR導入を目指す」ホルテック・インターナショナル社は、ミシガン州パリセード(Palisades)の敷地における2基の小型モジュール炉(SMR)建設に向けた「Mission 2030」プロジェクトを正式に開始し、韓国の現代E&C社と建設契約を締結した。

Holtec International、World Nuclear News、Nuclear Newswire、CNBC

米国原子力政策

「全米科学アカデミーの報告書を受けて、原子力ワークショップは将来を見据える」全米科学アカデミーの報告書を受け、専門家が原子力の将来を議論するワークショップが開催された。出席者は幅広いトピックについて議論し、規制、投資、労働力、地域社会との関わりを検討し、カーボンフリー電力需要の増加が原子力の重要性を高めているとの意見があった。

Nuclear Newswire

英国核燃料サイクル

「NDA、英国の大学とプルトニウム・セラミックス・アカデミック・ハブを設立」英国原子力廃止措置機関(NDA)は、マンチェスター大学およびシェフィールド大学と共同で「プルトニウム・セラミックス・アカデミック・ハブ」を設立すると発表した。

英国原子力廃止措置機関(NDA)、Nuclear Newswire

米国SMR(高速炉)

「テラパワー社のワイオミング州プロジェクト、規制上のマイルストーンを達成」ワイオミング州にあるテラパワー社の345MWのケメラー発電所1号機は、原子力規制委員会(NRC)が安全評価(SE:safety evaluation)のドラフトを早期に完成させたことにより、予定より早く主要な規制上のハードルをクリアした。最終的な安全審査と環境評価(EA:environmental assessment)は2026年半ばに予定されており、プロジェクトは予定通りに進めば、その年の後半に承認される可能性がある。

Nuclear Newswire、Power Magazine

米国SMR(高速炉)

「Curtiss-Wright社、Natriumの契約を受注」Curtiss-Wright社は、テラパワー社のNatrium炉向けにプラントシミュレーションおよびデジタル制御ソリューションの設計と供給を行う2つの契約を獲得した。

Curtiss-Wright、World Nuclear News

米国世論調査

「メリーランド州民の原子力エネルギー支持を示すUMBC世論調査」UMBC(メリーランド大学ボルチモア・カウンティー校)による、メリーランド州の住民803人を対象とした調査では、51%が原子力発電の拡大を支持していることが分かった。

Fox45 News

韓国・ベルギー医療用RI

「SK Biopharmaceuticals社、パンテラ社からAc-225の供給を受ける契約を締結」韓国のSK Biopharmaceuticals社は25日、放射性医薬品開発のためにベルギーのパンテラ社から高純度の放射性同位元素アクチニウム-225(Ac-225)の供給を受ける契約を締結したと発表した。

MSN