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新型炉に関する国際情報

2025年1月

仏国原子力政策

「原子力安全・放射線防護機関(ASNR)の設立」フランスの原子力安全・放射線防護機関(ASNR:ASNとIRSNの統合機関)は、1月1日に正式に発足した。

French Nuclear Safety Authority(ASN:フランス原子力安全機関)

米国原子力水素

「バイデン陣営、水素税額控除で原子力推進路線を提示」バイデン政権は、インフレ削減法(IRA)に基づき、原子力発電所がクリーンな水素生産に対して税額控除を受けられる最終規則を発行した。

米国財務省、Reuters

インドSMR

「インドNPCIL、220MWのバーラト小型原子炉(BSR)の建設を目的として、インドの民間企業を対象に、提案依頼書(RFP)を発行」インド原子力発電公社(NPCIL)は、220MWeのバーラト小型原子炉(BSR)の共同設立に興味を持つインドの民間企業を対象に、提案依頼書(RFP)を発行した。

インド原子力発電公社(NPCIL)、Power Engineering International

中国・IAEA(国際原子力機関)SMR

「SMRおよびマイクロリアクターの導入に関する国際ワークショップが海南省にて開催」「小型モジュール炉(SMR)およびマイクロリアクターの導入を支えるインフラ整備に関する主要検討事項に関する地域間ワークショップ」が、2024年12月16日に国際原子力機関(IAEA)と中国国家原子能機構(CAEA)の共催により開催された。

中国核工業集団公司(CNNC)

米国マイクロリアクター

「NANOニュークリア社、USNCの特許取得済みMMRおよびPylon宇宙炉を850万ドルで取得する契約を締結」NANOニュークリア・エナジー社は、連邦破産法第11章に基づく競売を通じて、USNCのマイクロモジュール炉(MMR)およびPylon技術(関連特許を含む)を取得した。

NANOニュークリア・エナジー

英国原子力政策

「英国国立原子力研究所の再編」英国エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)は、英国国立原子力研究所(UKNNL)を戦略的に見直し、今後10年間で原子力部門再生を主導する計画を発表した。

Nuclear Engineering International

ノルウェーSMR

「ハルデンSMRの建設予定地が特定される」ノルウェーのハルデン・シャーナクラフト(Halden Kjernekraft)社は、ハルデンへの小型モジュール炉(SMR)建設を目指し、ハルデン市内の土地所有者(Store Bjørnstad AS) と覚書(MOU)を締結した。

World Nuclear News、NUCNET

仏国SMR

「EDF社がSMRの再設計作業を開始」EDF社は、石炭火力発電所の代替を目的とした小型モジュール炉(SMR)であるNuwardの設計を見直し、既存の実証済みの技術を利用し、設計を簡素化する再設計作業を開始した。

BNN Bloomberg

ノルウェーSMR

「船舶原子力推進研究の評価対象として3種のSMRを選定」ノルウェーの造船会社VARD社は、原子力推進船イニシアチブNuProShipの初期段階で、商業海運への応用可能性の評価対象として第4世代小型モジュール炉(SMR)技術を評価しているが、その段階が終了し、次の段階でさらに評価を行う3つのSMR技術が選定された。

World Nuclear News、Interesting Engineering

米国・カナダSMR、医療用RI

「BWXT社がKinectrics社を買収」BWXT社は、原子力発電所のライフサイクルの全段階と関連グリッドエコシステムのサポートおよびルテチウム-177(Lu-177)などの医療用放射性同位体のサプライヤーでもあるKinectrics社を買収し、BWXT社の商業事業部門の製品・サービスを組み合わせることで、世界中の原子力発電および放射性医薬品業界の既存顧客および新規顧客に対して、製品およびサービスのポートフォリオを拡大できると述べている。

BWXT、World Nuclear News

米国SMR

「Deep Fission社とEndeavour社、戦略的提携を発表」Deep Fission社とEndeavour Energy社(Endeavour社)は、Endeavour社のデータセンターに電力を供給する2GWの原子力エネルギー開発で戦略的提携を発表した。

World Nuclear News、POWER Engineering、DatacenterDynamics、TechCrunch

米国新型炉

「米国エネルギー省、先進原子炉の認可活動支援に1300万ドルを拠出すると発表」米国エネルギー省(DOE)は先進原子炉の商業化を促進するため、最大1300万ドルの助成金を提供し、認可プロセスの費用を支援する新プログラムを発表した。

DOE NE局

米国SMR(マイクロリアクター)

「ノース・トナワンダの暗号通貨マイニング工場に原子力技術が導入される可能性がある」NANOニュークリア・エナジー社とDigihost Technology社の新たな提携により、ノース・トナワンダの暗号通貨マイニング工場に原子力技術がもたらされる可能性がある。

WIVB

米国原子力宇宙利用

「ウェスチングハウス社、NASA-DOEから宇宙用マイクロリアクター・コンセプトの開発継続契約を獲得」ウェスチングハウス・エレクトリック・カンパニー(ウェスチングハウス社)は1月7日、NASAが米国エネルギー省(DOE)と協力し、核分裂表面発電(FSP)プロジェクトを通じて宇宙用マイクロリアクターの設計開発を継続するため、ウェスチングハウス社を選定したと発表した。

Westinghouse, NUCNET, Nuclear Engineering International

オランダSMR(溶融塩炉)

「オランダのコンソーシアム、溶融塩炉を開発へ」オランダのテクノロジー企業であるDEMCON社、Thorizon社、VDLグループのコンソーシアムは2024年12月、原子炉の重要部品および非原子力(サブ)システムの製造可能性、安全性、機能性を実証し、検証するためのプロジェクト契約を締結した。

Thorizon、World Nuclear News、NUCNET

米国SMR

「インディアナ州における石炭から原子力への転換の利点について、パデュー大学の研究が発表」パデュー大学の研究では、インディアナ州内の8つの老朽化した石炭発電所を、小型モジュール炉(SMR)を使用した原子力発電への転換の候補地として特定している。これらの跡地を使用することで環境への影響を最小限に抑え、道路や送電網接続設備などの既存のコンポーネントの再利用を促進できると指摘している。

Nuclear Newswire、Indiana Capital Chronicle

米国新型炉燃料

「科学者からの警告を受け、米国はHALEU燃料の拡散リスクを研究する」ジル・ハルビー(Jill Hruby)国家核安全保障管理局(NNSA)長官は、学術誌『サイエンス』に掲載された声明で、高アッセイ低濃縮ウラン燃料(HALEU)の拡散懸念に対処することが重要であると述べた。

Reuters

インド原子力政策

「インド国営火力発電会社NTPC社、原子力事業の子会社を設立」インド最大の電力会社である国営NTPC Limitedは、原子力エネルギープロジェクトに専念する新子会社NTPC Parmanu Urja Nigam Limited (NPUNL)を設立した。

Indian Masterminds Bureau

仏国SMR(マイクロリアクター)

「Naarea社とQGEMS社が戦略的パートナーシップを締結」フランスのマイクロリアクター開発企業であるNaarea社は、エネルギー管理プラットフォームのQGEMS社と戦略的パートナーシップを発表した。

World Nuclear News

スウェーデンSMR

「Blykalla社とKSB社、SEALER技術の主要コンポーネントに関する意向書に署名」鉛冷却型小型モジュール炉(SMR)技術の開発企業であるBlykalla社は、スウェーデンのポンプおよびバルブメーカーであるKSB社と、Blykalla社のSEALER技術向けに特化したポンプを開発する意向書(letter of intent)に署名した。

Blykalla、World Nuclear News

英国SMR

「英国政府、AIの拡大におけるSMRの役割を検討」英国政府のAI計画の一環として、「小型モジュール炉(SMR)を含む、再生可能かつ革新的なエネルギーソリューション」の可能性を研究する新たなAIエネルギー評議会(AI Energy Council)が設立される予定である。

英国科学・イノベーション・技術省(DSIT)、World Nuclear News

米国SMR

「ラスト・エナジー社、テキサス州、ユタ州は、NRCがSMRの規制で越権行為をしていると主張している」ラスト・エナジー社は、一部のマイクロリアクターに対する原子力規制委員会(NRC)の承認を不要とする訴訟を起こし、規制緩和で小型モジュール炉(SMR)導入の加速を目指している。テキサス州とユタ州も訴訟に参加している。

Nuclear Newswire

サウジアラビア原子力政策

「サウジアラビアのエネルギー相、ウランの濃縮と販売を計画していると発言」サウジアラビアは、鉱物資源を収益化する戦略の一環として、ウラン濃縮を行う予定であると、アブドゥルアズィーズ・ビン・サルマン・アール=サウード王子(Prince Abdulaziz bin Salman)エネルギー大臣が述べた。

Reuters

米国SMR(マイクロリアクター)

「NANOニュークリア・エナジー社、特許取得済みのMMRおよびPylon可搬型原子炉技術の買収を完了」NANOニュークリア・エナジー社は、Ultra Safe Nuclear Corporation(USNC)から、特許取得済みのマイクロモジュール炉(MMR)エネルギーシステムおよびPylon可搬型原子炉プラットフォームを含む、原子力技術資産、関連する知的財産、契約を買い取ることで合意した。

NANOニュークリア・エナジー

ドイツ医療用RI

「ITM社とAriceum Therapeutics社、治療用医療用放射性同位体Ac-225の供給契約を締結」ITM Isotope Technologies Munich SE(ITM社)とAriceum Therapeutics社は、ITM社がAriceum Therapeutics社の放射性医薬品パイプライン(radiopharmaceutical therapies pipeline)向けにアクチニウム-225(Ac-225)を供給する契約を締結した。

ITM Isotope Technologies Munich SE、Ariceum Therapeutics、AuntMinnie

ドイツ医療用RI

「Eckert & Ziegler社とGlyTherix社、Ac-225供給契約で提携を拡大」Eckert & Ziegler社とGlyTherix社は、既存のルテチウム-177(Lu-177)に基づく提携関係を拡大し、アクチニウム-225(Ac-225)のグローバル供給契約を締結したことを発表した。

Eckert & Ziegler、AuntMinnie

エストニアSMR

「Fermi Energia社、SMRサイト選定プロセスを開始」エストニアのFermi Energia社は、2035年の小型モジュール炉(SMR)稼働開始を目指し、600MWの原子力発電所建設に向けた国家空間計画プロセス(the state spatial planning process)を開始する申請書を同国の経済通信省に提出した。

World Nuclear News

米国・カナダSMR

「ウェスチングハウス社とNSMTC、原子力技術の展開促進に向けた覚書に署名」ウェスチングハウス・エレクトリック・カンパニー(ウェスチングハウス社)とノースショア・ミクマク族評議会(NSMTC:North Shore Mi'kmaq Tribal Council)は1月14日、ニューブランズウィック州における原子力発電所の新規建設プロジェクトにウェスチングハウス社の技術を採用し展開することを促進するための覚書(MOU)に署名したことを発表した。

ウェスチングハウス

米国SMR(マイクロリアクター)

「NANOニュークリア・エナジー社、最近取得した特許取得済みのMMRシステムの新商標名として「KRONOS MMR」を発表」NANOニュークリア・エナジー社は1月14日、最近取得した特許取得済みのマイクロ・モジュラー・リアクター(MMR)エネルギーシステムのブランド名をKRONOS MMRに変更することを発表した。

NANOニュークリア・エナジー

ロシア高温ガス炉

「ロスアトム社、高温ガス炉燃料製造のためのパイロット技術を開発」JSC NII NPO LUCH(Luch Scientific Production Association)(ポドルスク、ロスアトム国営企業科学部門)の専門家は、高温ガス炉(HTGR)用燃料製造のためのパイロット技術の開発を完了した。

ロスアトム、ATOM Media、Atomic Energy 2.0

ロシア高速炉

「ミハイル・ミシュスチン首相、2034年までにベロヤルスク原子力発電所で5基目のBN-1200Mを建設することを承認」ロシアは2034年までにベロヤルスク原子力発電所で5基目のBN-1200Mを建設し、年間200億kWh以上の発電と核燃料サイクル技術推進を目指す。

RusCable、Atomic Energy 2.0

米国SMR(高速炉)

「テラパワー社、Natriumプラントの重要な州の許可を取得」ワイオミング州産業立地協議会(Wyoming Industrial Siting Council)は、ケメラー近郊のNatrium原子力発電所の建設許可をテラパワー社に交付した。

テラパワー、World Nuclear News、WyoFile

スロバキア・仏国SMR(鉛冷却高速炉)

「ニュークレオ社、スロバキアで最大4基の原子力発電所建設契約を締結」ニュークレオ社は、スロバキアのボフニツェ(Bohunice)の敷地に最大4基の小型モジュール炉(SMR)を導入する可能性につながる契約をJAVYS社およびVUJE社と締結した。

ニュークレオ、World Nuclear News、NUCNET

英国・オランダSMR

「産業団地へのSMRの導入に向けた英国とオランダの提携」オランダの原子力エネルギー開発およびコンサルティング企業であるULC-Energy BVは、英国を拠点とするゼロエミッションエネルギーおよびテクノロジー開発企業であるChiltern Vital Group(CVG)と、英国とEUで小型モジュール炉(SMR)を活用したネットゼロ技術施設開発で協力する旨の基本合意書(Letter of Intent)を締結した。

World Nuclear News

米国イノベーション技術

「オークリッジ国立研究所、試験炉で使用する試料カプセルを初めて3Dプリンティングで作成」オークリッジ国立研究所(ORNL)は、高フラックス同位体原子炉(HFIR)で使用する試料カプセルを初めて3Dプリンティング(積層造形)で作成した。

DOE NE局

ロシアSMR(浮体式原子炉)

「ロシアの浮体式原子力発電所、発電電力量が10億kWhを突破」ロシアの浮体式原子力発電所「アカデミック・ロモノソフ」は、商業運転5年で発電電力量10億kWhを突破した。

ロスアトム、World Nuclear News、The Independent Barents Observer

IEA(国際エネルギー機関)原子力政策

「IEA、主要課題が克服されれば原子力産業は急速に成長する可能性」国際エネルギー機関(IEA)が発表した新たな報告書によると、2025年に原子力発電が過去最高レベルに達する見通しであるが、原子力が将来のエネルギー事情において重要な役割を果たすためには、原子力プロジェクトのコスト、スケジュール、資金調達を克服する必要があるという。

IEA、World Nuclear News

米国・オーストラリア医療用RI

「Nusano社、商業用アイソトープ事業開始」米国のNusano社は、オーストラリアのGlyTherix社とルテチウム177(Lu-177)供給契約を締結し、放射性医薬品開発支援を開始した。2026年以降、アクチニウム-225(Ac-225)や他の同位体の生産計画も進行中で、最大25種類の同位体製造が可能となる予定である。

Nusano、GlyTherix、AuntMinnie

米国SMR

「TVA、米国でのSMR導入を促進するための8億ドル申請を主導」BWRX-300の開発企業であるGE日立ニュークリア・エナジー社を含むTVA(テネシー峡谷開発公社)主導の連合は、米国エネルギー省(DOE)の第3世代原子炉+小型モジュール炉(SMR)プログラムから8億ドルの資金提供を受けるための申請を行った。

テネシー峡谷開発公社(TVA)、GE Vernova、デューク・エナジー、World Nuclear News、Nuclear Engineering International、Knoxville News Sentinel

米国SMR(マイクロリアクター)

「オクロ社とRPower社が提携し、データセンターの電力供給を向上」オクロ社は、オンサイトでの主電源およびバックアップ電源ソリューションのプロバイダーであるRPower社と、データセンター向けの段階的な電力モデルを導入するための覚書(MOU)を締結した。

オクロ、Nuclear Engineering International

米国原子力政策、SMR

「アリゾナ州選出の上院議員ルーベン・ガレゴ氏が、原子力およびクリーンエネルギーに関する指名エネルギー長官候補について質問」アリゾナ州選出の上院議員ルーベン・ガレゴ(Ruben Gallego)氏は、上院エネルギー・天然資源委員会が開催したエネルギー長官指名承認公聴会で、クリス・ライト(Chris Wright)長官指名候補者に、小型モジュール炉(SMR)と原子力エネルギーの合理化された規制の重要性について質問した。

AZPM

米国SMR(高速炉)

「テラパワー社とSabey Data Centers社、Natriumプラントの広域展開に向けた戦略的提携契約を締結」テラパワー社と、データセンター開発、所有、運営の大手企業であるSabey Data Centers社(SDC社)は1月21日、SDC社の現在および将来のデータセンター運営に先進的なNatrium炉を活用するための戦略的提携合意を結ぶ覚書(MOU)を締結したことを発表した。

テラパワー

スウェーデンSMR

「Uniper社の合弁企業、スウェーデンで試験炉を建設」Uniper社とスウェーデンのBlykalla社の合弁企業が試験用原子炉の建設に着手した。

Bloomberg

カナダSMR

「AECLとCNL、小型原子炉設計の利用に対する関心を調査」カナダ原子力公社(AECL)とカナダ原子力研究所(CNL)は、AECLのSlowpokeおよび原子力バッテリー技術の商業化ライセンス供与への市場の関心を把握するために、関心表明の募集(RFEOI:Request for Expression of Interest)を行った。原子力バッテリー技術は、固体の黒鉛減速ヒートパイプ冷却マイクロリアクターのコンセプトで、燃料補給なしで最大15年間、電力(最大600kWe)と熱(約400℃で最大2400kW)を同時に発生させることができる。

カナダ原子力研究所、World Nuclear News

米国データセンター

「スターゲート・プロジェクトの発表」スターゲート・プロジェクト(The Stargate Project)は、OpenAI社、ソフトバンク社、オラクル社およびMGXの共同事業であり、AIデータセンターや発電所を含むその他のインフラに今後5年間で5000億ドルを投資する。

OpenAI、Forbes

米国原子力

「ニューヨーク州、先進原子力に注目」ニューヨーク州知事のキャシー・ホーコール(Kathy Hochul)が「先進原子力マスタープラン(Advanced Nuclear Master Plan)」を発表する中、同州のエネルギー研究開発当局は、ナインマイルポイント・クリーンエネルギーセンターにおける先進的な原子炉の早期立地許可取得を支援する補助金申請において、コンステレーション社と提携した。

World Nuclear News、INTERESTING ENGINEERING

米国新型炉燃料

「ASPI社、虚偽の核燃料技術主張で訴訟に直面」米国を拠点とするASPアイソトープ社(ASPI社)とその上級幹部の一部は、同社が先進的な核燃料技術について虚偽の誤解を招くような発言を行い、投資者を欺いたとして、Hagens Berman法律事務所が主導する証券集団訴訟に直面している。

Nuclear Engineering International、Fuzzy Panda Research

ロシア核燃料

「ロスアトム社、VVER原子炉用MOX燃料の試験プログラムを拡大」ロスアトム社は、VVER型原子炉用MOX燃料の開発・実証を進め、燃料要素の原子炉試験第2サイクルを完了し、第3サイクルを開始した。これにより核燃料サイクルを閉じること(クローズド燃料サイクル)や天然ウラン節約が可能となり、原子力産業の効率性と競争力向上が期待される。

ロスアトム、TVEL、Atomic Energy 2.0

韓国・ノルウェー・スウェーデンSMR

「KHNP、北欧のSMR事業デベロッパーと協力」韓国水力・原子力(KHNP)は、ノルウェーのノルスク・シャーナクラフト(Norsk Kjernekraft)社およびスウェーデンのシャーンフル・ネキスト(KNXT)社と、i-SMRの導入に向けた協力覚書(MOU)を締結した。

World Nuclear News、Business Korea

イタリア・仏国SMR

「イタリアとフランス、SMRの導入で協力へ」イタリアのエジソン社は、EDF社およびイタリア経済開発省の新技術・エネルギー・持続可能経済開発局(ENEA)と小型モジュール炉(SMR)の産業利用に関する覚書(MOU)を締結した。

Nuclear Engineering International

米国SMR(マイクロリアクター)

「NANOニュークリア・エナジー社、マイクロモジュール炉技術に関する重要な知的財産の取得について強調」NANOニュークリア・エナジー社は1月23日、複数の管轄区域で付与された特許を含む、開発中のマイクロモジュール炉技術に関する重要な知的財産を最近取得したことについて強調した。

NANOニュークリア・エナジー

英国SMR、核廃棄物

「機関誌の記事は、先進炉の廃棄物管理におけるより高い確実性を検討すべきと主張している」最近公開された『Bulletin of the Atomic Scientists(原子力科学者会報)』の記事では、小型および先進型原子炉から発生する廃棄物管理に関する不確実性によりコストが上昇し、既存の軽水炉技術と競争できなくなる可能性があると警告している。

Bulletin of the Atomic Scientists、Nuclear Newswire

米国SMR

「TVA、クリンチリバーSMRプロジェクトの請負業者を指名」テネシー峡谷開発公社(TVA)は、テネシー州オークリッジのクリンチリバー原子力サイトにおける小型モジュール炉BWRX-300の初期設計と計画を、ベクテル社、Sargent & Lundy社およびGE日立(GEH)社が主導することを発表した。

テネシー峡谷開発公社(TVA)、World Nuclear News、Power Magazine

米国SMR(マイクロリアクター)

「ヒル空軍基地は早ければ2028年に小型原子炉を入手する可能性がある」ヒル空軍基地は、バックアップ用発電設備として、早ければ2028年までにRadiant Nuclear社から可搬型原子炉を入手する可能性があるとRadiant Nuclear社のダグ・バーナウアー(Doug Bernauer)CEOはKSL.comに語った。

KSL-TV

米国イノベーション技術

「ミシガン大学NERS、原子力工学におけるAI応用を促進するオンラインプラットフォームを構築」ミシガン大学原子力工学・放射線科学部(NERS)が開発したPythonベースの「pyMAISE:Python-based Michigan Artificial Intelligence Standard Environment(Pythonベースのミシガン人工知能標準環境)」は、原子力工学での人工知能(AI)活用を促進する自動機械学習(ML:Machine Learning)プラットフォームであり、規制対応や開発を迅速化する。

ミシガン大学、Nuclear Newswire

米国原子力宇宙利用

「ゼネラル・アトミクス、NASAマーシャル宇宙飛行センターで核熱推進炉燃料の試験に成功」ゼネラル・アトミックス・エレクトロマグネティック・システムズ(GA-EMS)は、NASAのマーシャル宇宙飛行センター(MSFC)において、火星への有人ミッションを含む、迅速で機敏な遠距離輸送と深宇宙ミッションのための核熱推進(NTP)リアクター技術の開発を進めるため、いくつかの重要でインパクトの大きい試験に成功したことを発表した。

GENERAL ATOMICS, NUCLEAR NEWSWIRE, INTERESTING ENGINEERING

仏国SMR(溶融塩炉)

「Phoenix Manufacture社、XAMRの産業化を支援」フランスのマイクロリアクター開発企業であるNaarea社は、複雑なデバイスの工業化を専門とする企業であるPhoenix Manufacture社と協力し、Naarea社の溶融塩高速中性子マイクロリアクターXAMRの大量生産を目指す。

NAAREA、World Nuclear News、VoxelMatters

スウェーデン・韓国・米国SMR

「Alleima社、NuScale SMR用蒸気発生器配管2件目の契約」スウェーデンのAlleima社は、韓国の斗山エナビリティ社から、NuScale Power社の小型モジュール炉(SMR)用の蒸気発生器配管約200km分の2回目の注文を受けたことを発表した。

World Nuclear News

仏国SMR

「HEXANA社、第4世代SMR技術であるSFR導入の加速へ2500万ユーロの資金調達に成功」HEXANA社は、小型モジュール式ナトリウム冷却高速炉(SFR)エネルギープラットフォームの開発加速を支援する2500万ユーロの資金調達パッケージを完了した。

HEXANA

デンマークその他(世論調査)

「北欧では、デンマーク国民も原子力推進へ方針を転換」デンマークで最近実施された世論調査によると、国民投票で賛否が問われた場合、55%のデンマーク人が国内での原子力発電所建設に賛成すると回答した。

ティオリスーデン・ボイマ社(TVO:Teollisuuden Voima Oyj)

ロシアイノベーション技術、核燃料

「SverdNIIkhimmash社、核燃料製造装置を開発」SverdNIIkhimmash社(ロスアトム社機械エンジニアリング部門)の設計者は、ロボットライン用プレス粉体造粒機と燃料ペレット製造用密閉型造粒機の実用新案特許を取得した。

ロスアトム、ATOM Media、Atomic Energy 2.0

米国核燃料サイクル

「ARPA-E、使用済み核燃料の影響を低減する画期的なアプローチに4000万ドルを拠出すると発表」米国エネルギー省(DOE)のARPA-E(エネルギー高等研究計画局)は、核変換技術の研究を目的とした11のプロジェクトに4000万ドルの助成金を交付した。

ARPA-E(エネルギー高等研究計画局)

米国新型炉燃料

「Lightbridge社とオクロ社、燃料製造施設の共同設置と先進的燃料リサイクルの協力を模索する覚書を締結」Lightbridge社とオクロ社は、Lightbridge社の商業規模燃料製造施設をオクロ社が提案する商業用燃料製造施設に併設する可能性を検討し、使用済燃料リサイクル協力の機会を調査するための覚書(MOU)に署名した。

オクロ、World Nuclear News、NUCNET

米国・カナダSMR

「BWXT社、カナダOPG社の原子力プロジェクト向けに6億9400万ドル相当の契約を獲得」BWXT社は、オンタリオ・パワー・ジェネレーション(OPG)社のダーリントン原子力発電所で建設される最初の小型モジュール炉BWRX-300用の原子炉圧力容器の製造契約と、ピッカリング原子力発電所の寿命延長プログラム用の48基の蒸気発生器の製造契約を獲得した。個別の契約は合計で10億カナダドル(6億9600万米ドル)以上の価値がある。

BWX Technologies、World Nuclear News、Nuclear Engineering International

ノルウェー・韓国原子力水素

「Nel社、KHNPと提携し、原子力による水素製造を開発」ノルウェーの水素技術企業Nel社は、原子力発電によるクリーンな水素生産の可能性を探るため、韓国水力・原子力発電会社(KHNP)と覚書(MOU)を締結した。

FCW

米国イノベーション技術

「低コストのDeepSeekがAIの負荷成長見通しを冷やし、電力・先進原子力関連株が下落」中国のAIスタートアップ企業であるDeepSeekによる高性能AIモデルの発表で、既存のガスおよび原子力発電所を多く抱える企業、そして、安定した電力需要の高まりから利益を得ると期待されていた先進的な原子力技術提供企業の関連株価が大きな打撃を受けた。

Utility Dive

GIF(第4世代原子力システム国際フォーラム)GIF

「第4世代原子力システムに関する国際協力の確保を目的とした新たなGIF枠組み協定」2024年11月にアゼルバイジャンのバクーで開催されたCOP29のサイドイベントで英国と米国が署名したのに続き、1月29日にフランス・パリの経済協力開発機構(OECD)本部で開かれた式典で、カナダ、フランス、日本、スイスの代表者が新たなGIF枠組み協定に署名した。

OECD/NEA、GIF(英語サイト)、外務省、World Nuclear News、Nuclear Newswire、NUCNET

ハンガリー・英国SMR

「ハンガリー外相、英国とのSMR協力に期待」ハンガリーのペーテル・シヤールト(Peter Szijjarto)外相は、ロンドンでデイビッド・ラミー(David Lammy)氏と会談した後、Facebookに「小型モジュール炉(SMR)が可能な限り早期に利用できるよう」に戦略的な二国間協力の開始で合意したと述べた。

World Nuclear News、Bloomberg、TVP World

米国・英国SMR

「コア・パワー社とGlosten社が提携し、米国の港湾に電力供給」コア・パワー社と造船設計会社のGlosten社は、年間約175GWhのゼロエミッション電力を米国の港に供給できるバージ型原子力発電所の設計で提携した。

コア・パワー、World Nuclear News、Offshore Energy

スウェーデンSMR

「Höganäs社、SMR向け材料開発でBlykalla社を支援」Höganäs社は、Blykalla社の鉛冷却型小型モジュール炉(SMR)SEALER用の特殊材料と製造プロセスの開発に関するパートナーシップ契約を締結した。

Blykalla、World Nuclear News

米国新型炉

「Natura Resources社、テキサス工科大学およびACUと提携し、最先端技術を推進」Natura Resources社(Natura社)は1月28日、テキサス工科大学およびアビリーン・クリスチャン大学(ACU)と、現在ACUキャンパスで建設中のNatura社の溶融塩炉(MSR)に関連するプロジェクトの事業機会と資金調達を模索するための覚書(MOU)を締結したことを発表した。

Natura Resources

米国SMR(マイクロリアクター)

「Terra Innovatum社、SOLOマイクロモジュールリアクターの規制関与計画をNRCに提出」Terra Innovatum社はSOLOマイクロモジュールリアクターの規制関与計画(REP:Regulatory Engagement Plan)を原子力規制委員会(NRC)に提出した。

Terra Innovatum

欧州宇宙炉

「PULSARコンソーシアムが月面ミッション用原子力システムを設計」ベルギーのエンジニアリング企業Tractebel社が主導するPULSARコンソーシアムは、月面宇宙ミッション用のプルトニウム238(Pu-238)燃料の放射性同位体発電システムの概念設計を発表した。

World Nuclear News

米国新型炉燃料

「GE日立社、ノースカロライナ工場での安全性向上に5000万ドルを割り当て」GE Vernova社の原子力事業部門であるGE日立ニュークリア・エナジー(GEH)社は、ノースカロライナ州のウィルミントン燃料製造工場の安全性、品質、生産性の向上、およびBWRX-300用の原子燃料設計の立ち上げのため、同工場に5,000万ドル以上を投資する。

GE Vernova、Nuclear Engineering International