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2024年11月
スウェーデンSMR
「Blykalla社とABB社、SMR開発で提携」スウェーデンの小型モジュール炉（SMR）開発企業Blykalla（旧LeadCold）社は、スウェーデンのオスカーシャム近郊にSMRパイロット施設を建設することを最初の焦点とし、世界的なエンジニアリング企業ABB社と覚書（MOU）を締結した。
Blykalla、World Nuclear News、NUCNET
英国SMR
「英国、2025年春のSMRとサイズウェルC決定を目指す」英国政府の予算関連文書によると、英国の小型モジュール炉（SMR）選定とサイズウェルCのプロジェクトのための資本と負債を調達するプロセスは2025年春までに行われる予定で、SMRは4候補から2社が選ばれ、政府支援を受ける見込みである。
World Nuclear News、Energy Live News
米国新型炉規制
「10 CFR Part 53の下でより柔軟な許認可のための規則案がコメント募集中」米国原子力規制委員会（NRC）は、約5年がかりで策定された「先進炉のためのリスク情報に基づく、技術包括的な規制枠組み」に関する規則案を発表した。この規則は、法律により2027年末までに最終的な形にしなければならないもので、これによりNRCとライセンス申請者は、これまでの軽水炉に特化した規制要件を持つ2つの許認可オプションとは別に技術を包括的に取り入れたアプローチとリスク情報を活用したパフォーマンスベースの手法を使用して、あらゆる原子力技術を効果的にライセンスすることができるようになる。規則案へのコメントは12月30日まで募集している。
Federal Register、Nuclear Newswire、ANSウェビナー
ロシアSMR（高速炉）
「BREST-OD-300でタービン建屋での据付作業を開始」ロシアのトムスク州セヴェルスクでは、ブレークスルー・プロジェクトの一環として、鉛冷却高速炉BREST-OD-300のタービン建屋の復水器据付作業が開始された。
ロスアトム、World Nuclear News
米国データセンター
「米FERC、タレン社とAmazon社のデータセンターの相互接続契約の修正案を却下」米連邦エネルギー規制委員会（FERC）は、タレン・エナジー社のサスケハナ原子力発電所に直接接続されたAmazon社のデータセンターへの電力供給量を増やすという相互接続契約の修正案を却下した。
タレン・エナジー、World Nuclear News、Nuclear Newswire、Reuters、Utility Dive、CNBC
カナダ・米国SMR
「GEベルノバ社の原子力事業、BWRX-300の主要部品の設計・製作にWorley Chemetics社を選定」GEベルノバ社の原子力事業であるGE日立ニュークリア・エナジー（GEH）社は10月31日、北米で初めてグリッドスケールで導入する予定である小型モジュール炉（SMR）であるBWRX-300用の分離復水器システムの設計と製造を、オンタリオ州ピッカリングに製造施設を持つカナダのWorley Chemicals社に委託したことを発表した。
GEベルノバ
米国SMR、データセンター
「ドミニオン・エナジー社、Amazon社との合意後に他のハイテク企業とSMRを協議中」ドミニオン・エナジー社は、バージニア州のノース・アンナ原子力発電所の近くに小型モジュール炉（SMR）を設置することを検討するため、Amazon社と覚書（MOU）を交わしたのに続き、SMRを開発するために他のハイテク企業と交渉している。
CNBC
英国SMR
「GBN、SMR4社に「交渉の招待状」を発行」大英原子力（GBN：グレート・ブリティッシュ・ニュークリア）は、英国政府の小型モジュール炉（SMR）選定プロセスに選ばれた4社に対して「交渉の招待状」を発行した。
NUCNET
米国イノベーション技術
「国立研究所の新アルゴリズム、より迅速で安全な核物質検査を可能にする」オークリッジ国立研究所（ORNL）の研究者はソフトウェアアルゴリズムを開発し、原子力用途の3Dプリント部品の検査に必要な時間を85％短縮した。研究者たちは現在、アイダホ国立研究所（INL）が照射された材料や核燃料に同様の方法を適用できるよう、アルゴリズムのトレーニングを行っている。
DOE NE局
英国原子力政策
「英国NESO、原子力の役割を認識」独立系エネルギーシステムの企画・運営機関である英国国家エネルギーシステムオペレーター（NESO：National Energy System Operator）が発表した分析によると、英国が2030年までにクリーンな電力システムを実現する上で、原子力は重要な役割を果たし、それ以降も現在の原子力発電所の寿命を延ばし、新世代の原子力発電所を建設するという。
World Nuclear News
タイ・中国SMR
「タイ、低炭素エネルギーのために中国のSMRに注目」タイ発電庁 (EGAT) は、国のエネルギー安定性を向上させ、カーボンニュートラルへの道を開き、発電コストを低く抑えることを目的とした小型モジュール炉（SMR）の計画の詳細を発表した。EGATは18カ国で80種類以上のSMRを研究しており、その中には中国の海南省にある玲龍SMRも含まれている。
The Nation
米国・韓国原子力政策
「米韓、原子力協力で暫定合意」11月1日、米国と韓国は「原子力輸出および協力に関する原則」についての覚書（MOU）に署名した。
米国DOE、The Korea Times
COP（締約国会議）その他
「COP29：ドバイからバクーへの機運を高める」国際原子力機関（IAEA）は、11月11日から22日までアゼルバイジャンのバクーで開催される2024年国連気候変動枠組条約第29回締約国会議（COP29）が提供する原子力の重要性を強調する機会に留意している。
IAEA
米国SMR（マイクロリアクター）
「米NANOニュークリア・エナジー社、レーザー濃縮に投資」NANOニュークリア社は、米国内のウラン濃縮と燃料供給を強化するため、LISテクノロジーズ（LIST）社と提携する。NANOニュークリア社は、LIST社に資金提供し、LIST社の濃縮技術の発展に向けて協力し、高アッセイ低濃縮ウラン（HALEU）燃料を含む低濃縮ウランを10年以内に商業生産することを目指す。
World Nuclear News
ロシアイノベーション技術
「ロスアトム社、原子力施設で使用する部品を初めて3Dプリント」ロスアトム社の燃料部門TVEL社に属するシベリア化学コンビナート（SCC）が、原子力施設向け部品として3Dプリンターでポンプインペラを製造した。
シベリア化学コンビナート（SCC）、TVEL、ATOM Media、Atomic Energy 2.0、World Nuclear News
英国原子力
「化石燃料を使わないエネルギーシステムにおいて原子力は柔軟な供給源となりうる、との報告書」マンチェスター大学ダルトン原子力研究所の報告書は、原子力発電をエネルギー貯蔵と組み合わせることで再生可能エネルギーの変動性を補完し、英国の2050年ネットゼロ目標に貢献できると提言している。
World Nuclear News、マンチェスター大学ダルトン原子力研究所
中国医療用RI
「中国、放射性同位元素産業の拡大を視野に」中国核能行業協会（CNEA）、国家発展改革委員会、その他の部門は10月24日に共同で、2026年までに原子力技術応用産業で年間4000億人民元（557億米ドル）の経済生産を目指し、医療や農業など重要分野での技術革新と産業拡大を進める計画を発表した。
World Nuclear News
その他その他
「欧州の宇宙ミッションに原子力推進システムを提案」ベルギーのエンジニアリング企業、Tractebel社が主導するコンソーシアムが、欧州宇宙機関（ESA）から委託された宇宙探査用原子力電気推進ロケットプロジェクト「RocketRoll」を完了した。同コンソーシアムは、長期間のミッションを遂行できる先進的な推進システムをヨーロッパに装備するための包括的な技術ロードマップを策定した。
World Nuclear News, Tractebel
IAEA（国際原子力機関）SMR
「IAEAイベント、SMRのステークホルダー参画の重要性を探る」国際原子力機関（IAEA）は、クリーンエネルギーとして世界的に開発が進められている小型モジュール炉（SMR）のステークホルダー参画の重要性に焦点を当てたイベントを開催した。参加者は、緊急時計画、廃棄物管理、透明性のあるコミュニケーションの必要性について話し合った。
IAEA
WEF（世界経済フォーラム）原子力
「WEF、先進原子力導入に必要なステップを特定」世界経済フォーラム（WEF）は、先進原子力技術と小型モジュール炉（SMR）の普及を加速するため、利害関係者の足並みを揃えるための枠組み（報告書）を発表し、プロジェクトリスク低減や規制調整、資金調達などの戦略を提案している。
World Nuclear News、World Economic Forum
ロシアSMR
「チュコトカ、22220プロジェクト5隻目の原子力砕氷船として進水」ロシアの22220プロジェクト5隻目の原子力砕氷船「チュコトカ」の進水式がバルト造船所で行われた。
World Nuclear News
米国SMR
「Xcel社、SMRをオーロラ市議会議員に提案」Xcelエナジー社はオーロラ市議会にて、クリーンエネルギーへの移行に向けた長期的なソリューションの可能性として、小型モジュール炉（SMR）の利用模索についてのプレゼンテーションを行った。
The Aurora Sentinel
米国SMR（溶融塩炉）
「DOE、溶融塩炉冷却材FLiBeの再利用を検討」米国エネルギー省（DOE）は、かつてオークリッジ国立研究所（ORNL）の溶融塩実験炉（MSRE）で使用されていた2000kgのFLiBeを、研究者や原子炉開発者が利用できる可能性を検討し、関心表明（EOI：expressions of interest）を募集している。
Nuclear Newswire
仏国原子力熱利用、SMR
「Calogena社、都市部向け原子力暖房用ボイラーの認可を申請」フランスの新興企業Calogena社は、30MWの原子力暖房用ボイラーの安全オプション申請（DOS：safety option application）をフランス原子力安全機関（ASN）に正式に提出した。
Energy News
米国SMR
「オクロ社、アイダホ州の商業用発電所の環境コンプライアンス・プロセスを完了し、サイト特性評価を開始」米国エネルギー省（DOE）とアイダホ国立研究所（INL）は、INLにあるオクロ社初の商業用先進原子力発電所サイト特性評価に関するDOE要件に対応する環境コンプライアンス・プロセスを完了した。
オクロ
ポーランド・日本原子力
「ポーランドが日本との原子力協力覚書に署名」ポーランド政府と日本政府は、原子力開発に関する覚書（MOU）に署名した。初の原子力発電所開発を目指すポーランドは、このMOUによって日本の経験を活用し、「原子力技術・能力の構築」が可能になることを期待している。
Notes from Poland、ARAB NEWS
米国SMR
「テキサスA&M大学、キャンパス内に商業用原子炉の設置を検討中」テキサスA&M大学は、テキサス州の電力供給問題を解決するために、ブライアンにあるレリス・キャンパスの土地を小型モジュール炉（SMR）の建設用に提供することを提案している。
テキサスA&M大学、Power Engineering
米国その他（世論調査）
「米国、2024年の原子力支持率は前年を上回るとの調査結果」米国の調査では、回答者の55％が原子力発電を「強く」または「ある程度」支持しており、これは2023年から3ポイント、2018年から6ポイント上昇したが、ピークだった2022年の61％からは低下した。
World Nuclear News
仏国原子力人事
「ピエール=マリー・アバディ氏、ASN会長に就任」ピエール＝マリー・アバディ（Pierre-Marie Abadie）氏が11月13日付でASN会長およびASNR（原子力安全・放射線防護機関：ASNとIRSNの統合機関）初代会長に任命された。
フランス原子力安全機関（ANS）
COP（締約国会議）エネルギー政策
「トランプ勝利がCOP29気候変動会議に影を落とす」米国の次期トランプ政権は、世界規模での気候変動対策に影響を与える可能性があり、特に11月11日にCOP29の開幕を控えている多くの首脳は、この状況に頭を悩ませている。
Bloomberg
英国SMR
「英国のSMRプログラムで交渉開始」大英原子力（GBN：グレート・ブリティッシュ・ニュークリア）は、英国の小型モジュール炉（SMR）プログラムの最終候補4社と詳細な交渉を開始した。
大英原子力（GBN：グレート・ブリティッシュ・ニュークリア）、World Nuclear News
米国原子力政策
「米国、電力需要急増に伴い2050年までに原子力発電容量を3倍にする計画を発表」バイデン政権は、原発の再稼働やアップグレード、新規原子炉の建設を通じて200GWを追加導入し、2050年までに米国の原子力発電容量を3倍にする計画を発表した。
DOE NE局、World Nuclear News、Bloomberg
米国新型炉燃料
「クリーン・コア社、米国国立研究所でトリウム燃料の歴史的燃焼マイルストーンを達成」クリーン・コア・トリウム・エナジー社のANEEL燃料が、アイダホ国立研究所（INL）の試験炉で従来の燃料の3.5倍の燃焼度を達成し、トリウムと高アッセイ低濃縮ウラン（HALEU）を独自にブレンドしたANEEL燃料が、加圧水型重水炉（PHWR）やカナダ重水素ウラン（CANDU）炉により安全で効率的かつ持続可能な燃料を提供できる可能性を示した。
クリーン・コア・トリウム・エナジー
米国データセンター
「FERCのタレン・エナジー社とAmazon社の決定がニュースケール社のデータセンター計画に影響を与える可能性は低い：ニュースケール社CEO」ニュースケール・パワー社のジョン・ホプキンスCEOは、原子力発電所とAmazon社のデータセンターが関係する相互接続契約を却下した最近の連邦エネルギー規制委員会（FERC）の決定が、ニュースケール社のデータセンターとの提携計画に影響を与える可能性は低いと述べた。
Utility Dive
COP（締約国会議）原子力政策
「COP29で2050年までに原子力発電容量を3倍にする宣言を新たに6カ国が支持」アゼルバイジャンのバクーで開催されているCOP29でエルサルバドルなど6カ国が2050年までの原子力発電容量3倍目標を支持し、これにより宣言の賛同国は、計31カ国となった。
World Nuclear Association （WNA：世界原子力協会）、World Nuclear News
米国データセンター
「オクロ社、米国データセンター向けに最大750MWの電力供給パートナーシップを確保」米国の原子力発電所開発会社オクロ社は、2つのデータセンター・プロバイダーから、最大750MWの電力供給に関する意向書（LOI：letter of intent）を受け取ったと発表した。
オクロ、World Nuclear News
仏国データセンター
「EDF、3つのデータセンターへの電力供給について交渉」報道メディアによると、フランス電力公社（EDF）は、フランス国内の1GWデータセンター・プロジェクトに電力を供給しようとしている3社と協議中である。
Nuclear Engineering International
ロシア・米国原子力政策
「ロシア、報復措置として米国へのウラン輸出を制限」ロシアは濃縮ウランの対米輸出制限を発表した。この一時的な禁止は、米国が今年初めに発効したロシア産ウラン製品の輸入制限に対応するものである。
World Nuclear News、Reuters、S&P Global、ロシア政府
オランダSMR
「オランダのエネルギーシステムの脱炭素化にSMRが貢献、との研究結論」NRG-PallasとTNO（オランダ応用科学研究機構）の共同研究によると、オランダのエネルギー転換において、小型モジュール炉（SMR）は重要な役割を果たす可能性があり、2050年には13基以上のSMRを導入する余地があることを示している。
World Nuclear News
米国SMR（マイクロリアクター）
「Radiant社、Kaleidosマイクロリアクター試験のためのFEEEDプロセスを完了」Radiant Industries社は、アイダホ国立研究所（INL）でKaleidosマイクロリアクターのプロトタイプをテストするための基本設計・実験機設計（FEEED：front-end engineering and experiment design）段階を完了した。
DOE NE局、World Nuclear News
米国医療用RI
「オクロ社、放射性同位元素市場拡大のためのAtomic Alchemy社買収提案を発表」オクロ社は、放射性同位元素の生産を先進原子力事業に統合し、バイオテクノロジー、医薬品、半導体にわたる新たな収益源を創出する努力の一環として、Atomic Alchemy社の2500万ドルでの買収提案を発表した。
オクロ、Nuclear Newswire、Power Magazine
米国イノベーション技術
「PG&E社、ディアブロ・キャニオン原発で原子力分野初のオンサイト生成AIソリューションの商業展開を開始」PG&E社（Pacific Gas and Electric Company）は、ディアブロ・キャニオン原子力発電所において、原子力エネルギー部門向けにAtomic Canyon社の人工知能（AI）を活用したソリューション「Neutronエンタープライズ」を導入している。これは、米国の原子力発電所における初のオンサイト生成AIの商業的導入となる。
Atomic Canyon、Nuclear Newswire、Utility Dive
米国エネルギー政策
「トランプ氏、エネルギー長官に石油業界CEOクリス・ライト氏を指名」次期大統領ドナルド・トランプ氏は11月16日、エネルギー省（DOE）長官に化石燃料の使用を断固として擁護する石油・ガス業界幹部のクリス・ライト氏を指名すると述べた。
Reuters、AP News
米国SMR
「アパラチアン・パワー社、キャンベル郡にSMR建設を計画」アパラチアン・パワー社は、十分なインフラを備えたバージニア州キャンベル郡の敷地に小型モジュール炉（SMR）を建設する計画を明らかにした。
Cardinal News
フィリピン原子力政策
「メラルコ社、原子力発電所の大型化にシフト」マニラ電力（メラルコ社）は、最大1,200MWeの原子炉開発を検討しており、フランス政府と共同でフィージビリティ・スタディを行う可能性がある。
The Philippine Star
英国・米国原子力
「英国と米国、先端原子力技術のスピードアップに向け協力」英国と米国は、COP29において、産業の脱炭素化とエネルギー安全保障の強化のために、最先端の原子力技術の導入を加速させるための新たな協定に署名した。
英国・エネルギー安全保障・ネットゼロ省（DESNZ）
米国・南アフリカ新型炉燃料
「ASPアイソトープス社、南アフリカ原子力公社（Necsa）と先進核燃料製造施設の研究・開発・建設に関する協力覚書を締結」ASPアイソトープス社は、南アフリカ原子力公社（Necsa）との間で、小型モジュール炉（SMR）用の高アッセイ低濃縮ウラン（HALEU）などの先進的核燃料の研究、開発、そして最終的には商業生産に関する協力関係を構築する覚書（MOU）を締結したと発表した。
ASPアイソトープス
カナダ・ポーランドSMR
「Laurentis社、ポーランドのSMR開発予備作業支援でOSGE社と契約締結」Laurentis Energy Partners社は、ポーランドのORLEN Synthos Green Energy（OSGE）社と、ポーランド初の小型モジュール炉（SMR）の開発と導入を可能にする初期研究を支援する契約を締結したと発表した。
Laurentis Energy Partners
ノルウェー・米国・韓国SMR
「ノルウェーのSMRオプション、X-エナジー社と検討へ」ノルウェーのノルスク・シャーナクラフト（Norsk Kjernekraft）社は、ペブルベッド型高温ガス炉の開発会社X-エナジー社と、ノルウェーにおける小型モジュール炉（SMR）の導入を検討する覚書（MOU）を交わした。このMOUには、8月にノルスク・シャーナクラフト社と協力協定を結んだ韓国DLグループのDLエナジー社とDL E&C社も含まれている。
World Nuclear News
COP（締約国会議）SMR
「気候解決策を模索する各国と企業が注目するCOP29での原子力発電」国連気候変動枠組条約第29回締約国会議（COP29）では、原子力発電の拡大が脱炭素化目標達成に必要とされ、小型モジュール炉（SMR）の導入が注目されている。各国が投資や規制緩和で推進を図り、新興国でも導入が検討されている。
IAEA
英国SMR（マイクロリアクター）、原子力宇宙利用
「ロールス・ロイス社、マイクロリアクター技術をデータセンターや宇宙ミッション動力源として使用する協議を実施中」ロールス・ロイス社は、小型モジュール炉（SMR）技術を応用した「マイクロリアクター」の開発を進め、データセンター、宇宙産業や遠隔地コミュニティ向け市場開拓を目指して協議を行っている。
Business Insider、Proactive Investors
イタリアSMR
「エネル社、SMR会社の設立を最終決定」イタリアのエネルギー会社エネル社は、アンサルド社およびレオナルド社と共同所有する小型モジュール炉（SMR）会社の設立を最終調整中で、データセンター事業者からの関心が高いことを報告している。
Datacenter Dynamics
米国原子力政策
「テキサス州の新型原子力発電所誘致計画に関する報告書」11月18日に発表されたテキサス州先進原子炉作業部会（Texas Advanced Nuclear Reactor Working Group）の報告書は、テキサス州に「次世代」原子力発電所群を誘致するための州計画の詳細である。報告書は、潜在的な障壁として規制上の課題と資金調達を挙げており、プロジェクトを支援するためのテキサス原子力エネルギー基金の創設を推奨している。
Texas Governor Greg Abbott、Utility Dive、WFAA-TV、Forbes
米国・ロシア原子力政策
「セントラス社、ロシア政府がテネックス社の対米低濃縮ウラン輸出ライセンスを取り消したと発表」核燃料サプライヤーのセントラス・エナジー社は11月18日、ロシアのテネックス社から、2025年12月31日までの低濃縮ウラン（LEU）の対米輸出ライセンスを取り消す命令をロシア政府が下したとの通知を受け取ったと発表した。
Reuters
英国・米国原子力
「米国と英国が第4世代原子力システム国際フォーラム（GIF）の新枠組み協定に署名」米国と英国は、第4世代原子力システム国際フォーラム（GIF）の新枠組み協定に署名し、先進原子力技術の研究開発を継続する。この協定では、ロシアは除外され、他国の参加が今後の焦点となる。
World Nuclear News
中国・タイSMR（マイクロリアクター）
「マイクロリアクター、中国からタイへ」中国は、タイのスラナリー工科大学に建設される小型中性子源炉（MNSR：Miniature Neutron Source Reactor）のシステムと機器を出荷した。計画されているスラナリー工科大学の原子炉は、医療や研究に活用される予定である。
World Nuclear News、中国核工業集団公司（CNNC）
タイSMR
「タイ、原子力への第一歩を踏み出す」タイはガス供給減少や重複請求権地域（OCA：Overlapping Claim Area）（タイとカンボジアの間の地域）問題を受け、法整備や研究体制を整えつつ、小型モジュール炉（SMR）を導入・運用開始する計画を進めている。
Nuclear Engineering International
米国新型炉燃料
「セントラス社、遠心分離機の製造を再開、生産能力を拡大へ」セントラス・エナジー社は、オハイオ州パイクトンにある米国遠心分離技術ACP（American Centrifuge Plant）でのウラン濃縮の大規模な拡張の可能性をサポートするため、今後18ヶ月の間に6,000万米ドルを追加投資するとともに、遠心分離機の製造活動を再開し、テネシー州の施設の能力を拡張する。
セントラス・エナジー、World Nuclear News、AP News
米国SMR（溶融塩炉）
「米国NRC、ヘルメス2実証プラントの建設許可を承認」米国原子力規制委員会（NRC）は、テネシー州オークリッジのヘリテージセンター工業団地（Heritage Center Industrial Park）に建設されるヘルメス2実証プラントの建設許可をケイロス・パワー社に発行することを決定した。
ケイロス・パワー、米国原子力規制委員会（NRC）、World Nuclear News
中国原子力熱利用
「中国初の商業用原子力地域暖房計画が拡大」中国海陽原子力発電所は、原子力発電の熱を利用した地域暖房計画を拡大し、2026年には青島市の暖房を賄う予定で、CO2削減や大気改善に貢献している。
World Nuclear News
米国原子力水素
「米国、クリーン水素開発の加速に最大22億ドルを拠出」米国エネルギー省（DOE）は、テキサス州と中西部の水素ハブに最大22億ドルを拠出し、再生可能エネルギーで製造するには高価な新興エネルギー源である水素を2050年までに米国で5000万トン生産することを目指す。
U.S. News
米国新型炉燃料
「国立研究所、数十年ぶりにHALEUベースの燃料を使用した臨界実験を実施」ロスアラモス国立研究所（LANL）は、先進的な原子炉設計に必要な高アッセイ低濃縮ウラン（HALEU）燃料を用いた米国初の臨界実験を20年以上ぶりに実施し、安全データを収集した。
DOE NE局
米国・ウクライナSMR、原子力水素
「ANL、戦後ウクライナのクリーン経済再建に向けた小型モジュール炉の適用評価で重要な役割を果たす」米国アルゴンヌ国立研究所（ANL）は、ウクライナの鉄鋼業における小型モジュール炉（SMR）の利用プロジェクトに参加する。ANLの作業は、米国務省（DOS）のSMR技術の責任ある利用のための基盤インフラ（FIRST）プログラムを支援する。
米国アルゴンヌ国立研究所（ANL）
フィンランド・英国原子力政策
「フィンランドと英国、新たな原子力協定で協力へ」フィンランドと英国は新しい原子力技術の協力を強化し、小型モジュール炉（SMR）や改良型モジュール炉（AMR）などの導入、非電力用途、規制調整、燃料供給多様化に焦点を当てる協定を締結した。
World Nuclear News
英国・米国SMR
「シェフィールド・フォージマスターズ社、ホルテック社とのSMR契約を拡大」シェフィールド・フォージマスターズ社は、ホルテック社の小型モジュール炉SMR-300の部品製造を支援するため、ホルテック社と覚書（MOU）を拡大した。
シェフィールド・フォージマスターズ
南アフリカSMR
「南アフリカにおける先進原子力開発のための戦略的パートナーシップ計画」C5キャピタル社とシバニー・スティルウォーター社はパートナーシップを結び、南アフリカを含む世界で小型モジュール炉（SMR）とウラン供給を含む先進原子力エネルギーの開発を推進する。
World Nuclear News
米国データセンター
「タレン社、FERCにAmazonデータセンター取引の再考を要請」タレン・エナジー社は、ペンシルバニア州にあるタレン社の原子力発電所敷地内にあるAmazonデータセンターへの電力を増強するための、却下された契約の再審理を米連邦エネルギー規制委員会（FERC）に要請した。
Reuters
米国新型炉規制
「NRCはトランプ政権下でも規制の合理化を継続する可能性が高い」原子力規制委員会（NRC）による原子力発電所に対する規制の合理化努力は、ドナルド・トランプ次期大統領の就任後も継続される見込みであり、許認可の枠組みを改善し料金を削減することを目的とした最近の法案には超党派の支持が集まっている。
S&P Global
米国SMR（マイクロリアクター）
「Kaleidosマイクロリアクター、試験で受動冷却を披露」Radiant Industries社は、Kaleidosマイクロリアクターの受動冷却能力の実証試験に成功した。
Yahoo!
米国その他
「アイダホ・デジタル・ツイン・プロジェクトが原子力の先駆けに」アイダホ国立研究所（INL）とアイダホ州立大学（ISU）は全面的に協力し、2023年半ばまでに、彼らのチームは原子炉データを取得し、高度な機械学習モデルで処理し、クラウドインフラを介して安全にストリームする、高度なリアルタイムのデジタルツインを開発した。デジタルツインはその後、さまざまな運転シナリオで活用され、研究者は原子炉の性能をリアルタイムで継続的に監視・予測できるようになった。
Power Magazine
米国・英国SMR
「ウェスチングハウス社とコア・パワー社、浮体式原子力発電所の開発で提携」コア・パワー社は、ウェスチングハウス・エレクトリック・カンパニーと提携し、eVinciマイクロリアクターを使用した浮体式原子力発電所を設計し、島や港、沿岸地域にクリーンエネルギーを提供することを目指している。
ウェスチングハウス、World Nuclear News、Splash 24/7
UAE（アラブ首長国連邦）原子力
「ENECとADNOC、UAEのエネルギー多様化支援で提携」アブダビ国営石油会社（ADNOC）は、バラカ原子力発電所における余熱利用の可能性とともに原子炉技術を評価するため、エミレーツ・ニュークリア・エナジー・コーポレーション（ENEC）と戦略的協力協定を締結した。
World Nuclear News、Energy Connects
デンマーク・米国SMR（溶融塩炉）
「コペンハーゲン・アトミクス社とDeepGeo社、協業で合意」コペンハーゲン・アトミクス社とDeepGeo社は、コペンハーゲン・アトミクス社のトリウム溶融塩炉の放射性廃棄物と燃料ニーズの両方をよりよく理解するために協力する先駆的な共同研究契約を締結した。
コペンハーゲン・アトミクス、World Nuclear News
米国イノベーション技術
「NANOニュークリア・エナジー社とEverstar社、AIを活用した原子力産業の規制・許認可ソリューションを推進するパイロットプログラムの成功を発表」NANOニュークリア・エナジー社とAIを活用したコンプライアンス・ソリューション企業Everstar社は、原子力産業における規制と許認可の課題に取り組むことを目的とした3ヶ月間のプロジェクトが成功したことを発表した。
NANOニュークリア・エナジー
米国・リトアニアSMR
「米国、リトアニアとSMRで協力へ」米国とリトアニアが小型モジュール炉（SMR）導入を中心とする原子力開発協力で合意した。技術評価や安全対策、人材育成を通じ2050年代までに気候中立経済を実現することを目指す。
DOE、World Nuclear News
イタリアその他（世論調査）
「イタリア人の半数が原子力利用に賛成」調査会社SWG社が最近行った原子力に関する調査によると、イタリア人の48%が原子力発電に賛成、24%が反対、28%が未決定であることが分かった。
Notizie.it
ロシア・中国SMR
「ロシアと中国、北極海航路の開発について協議」ロシアと中国は北極海航路の開発で協力を強化し、安全性向上や物流促進を図り、貿易拡大を目指している。また、航路開拓に不可欠な原子力砕氷船の建造も進行中である。
ロスアトム、ATOM Media、Atomic Energy 2.0、World Nuclear News