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新型炉に関する国際情報

2023年9月

米国SMR(マイクロリアクター)

「オクロ社、エイールソン空軍基地にクリーンで回復力のある電力を供給することが内定」国防兵站局エネルギー部は、米空軍及び米国防総省を代表して、アラスカ州エイールソン空軍基地にマイクロリアクターを設置する契約候補者としてオクロ社を選定した。

オクロ、Nuclear Newswire

ベルギー、カナダSMR

「トラクテベル社とハッチ社が原子力の新建造に向けて協力」ベルギーのエンジニアリング会社トラクテベル社とカナダのエンジニアリング、プロジェクト管理、専門サービス会社ハッチ社は、北米と欧州における小型及び大型の原子力技術の導入支援で協力することに合意した。

ハッチ、World Nuclear News

米国エネルギー政策

「炭素回収における原子力の役割を検討する米国のプロジェクト」GE社は8月29日、ニューヨーク州ニスカユナを拠点とするGEバーノバ社が主導する、テキサス州ヒューストン近郊に年間最大100万トンのCO2を除去するための直接大気分離回収(DAC:Direct Air Capture)地域ハブを設立するための事前事業化可能性評価が、選定対象の1つに採択されたと発表した。提案された研究の一部は、GE日立社のBWRX-300と再生可能電力を統合したDACシステム設計の実現可能性を検討し、大気からガスを回収して地下に貯蔵したり、持続可能な航空燃料の原料等の付加価値製品として利用したりすることを可能にする。

World Nuclear News

仏国、スロバキアSMR

「EDF社とJAVYS社が協力協定を締結」EDF社とJAVYS社は8月25日、大型原子力発電所とSMRの両方を含む、スロバキアにおける新規原子力発電を対象とする枠組み協力協定を締結した。

World Nuclear News

チェコ原子力政策

「チェコ首相、新たに4基の原子力発電所の必要性を示唆」チェコ共和国のフィアラ首相は9月1日、同国の将来戦略を議論する会議の開会のスピーチで、チェコ共和国には4基の新しい原子力発電所が必要だと述べた。

World Nuclear News、Reuters

米国新型炉規制

「米NRC、次世代原子力への準備が整ったと発表」米国原子力規制委員会(NRC)は、安全性を重視しながら次世代原子炉の審査と認可を行う準備が整ったと発表した。NRCは、SMRやその他の設計を含む新世代の原子力技術について迅速に対応できることを示すよう批評家から圧力を受けている。

Reuters

米国新型炉燃料

「セントラス社、HALEUの生産時期を前倒し」米国の核燃料・サービス会社であるセントラス・エナジー社は、オハイオ州パイクトンにある遠心分離機工場で、高アッセイ低濃縮ウラン(HALEU)の生産を予定より約2ヶ月早く、10月に開始する見込みであると発表した。

セントラス・エナジー、World Nuclear News、Nuclear Newswire

IAEA(国際原子力機関)、中国SMR

「SMRに関するワークショップが海南省で開催」国際原子力機関(IAEA)と中国原子力庁(China Atomic Energy Authority)は共同で、9月4日にSMRに関するワークショップを開催した。SMRの技術開発と応用に関する地域間ワークショップは、中国南部の海南省で開催された。

新華社通信、China Daily

米国、仏国新型炉燃料

「先進燃料の輸送パッケージを開発するオラノ社」ユレンコ社とオラノ社は、ロンドンで開催された世界原子力協会(WNA)シンポジウムにおいて、20%まで濃縮したウランを輸送するために設計された輸送容器の構成部品である新しい30B-Xシリンダーの試験と開発のためのコンソーシアム契約を締結した。

オラノ、World Nuclear News

米国新型炉燃料

「DOE、EBR-II使用済み燃料からHALEUの製造を目指す」米国エネルギー省(DOE)は、2028年12月までに11トンのHALEUを生産することを目標に、アイダホ州のEBR-IIから使用済み燃料をリサイクルして、高アッセイ低濃縮ウラン(HALEU)を生産することを目指している。

DOE、Nuclear Engineering International

米国SMR

「NRC、アイダホ州のSMR早期建設申請を受理」米国原子力規制委員会(NRC)は、無炭素電力プロジェクト(CFPP)社が7月31日に提出した、アイダホ国立研究所(INL)におけるニュースケールSMR発電所の初期建設活動を、複合ライセンスの発行前に開始する承認を求める申請書を受理した。

CFPP、DOE NE局

米国SMR

「NRC、ケイロス社の建設許可申請に対する聴聞会を開催へ」米国原子力規制委員会(NRC)は10月19日、ケイロス・パワー社がテネシー州オークリッジにヘルメス非発電試験炉を建設するための建設許可申請について、必須となる聴聞会を実施する。この聴聞会は、申請に対する規制委員会の審査の最終段階となる。

NRC、Nuclear Newswire

韓国、インドネシアエネルギー政策

「韓国とインドネシア、原子力、モビリティ、主要鉱物に関する覚書に調印」韓国産業通商資源部(MOTIE)によると、韓国とインドネシアは9月7日、原子力発電、モビリティ、主要鉱物、その他様々な産業分野での二国間協力を強化するため、覚書と契約に調印した。

Yonhap News

米国SMR

「ケリー気候問題担当大統領特使、プロジェクト・フェニックス参加者と原子力によるエネルギー転換促進(NEXT)プログラムを発表」ブカレストで開催されたスリー・シーズ・イニシアチブ・サミットの会場で、ジョン・ケリー気候問題担当大統領特使は、SMR支援のための「原子力によるエネルギー転換促進(NEXT)プログラム」を発表した。また同特使は、サイドイベントで、チェコ、スロバキア、ポーランドのプロジェクト提案がプロジェクト・フェニックスに競争的に選ばれ、石炭からSMRへの事業化調査の支援を受けることを発表した。

米国国務省(DOS)

ポーランドSMR

「ポーランド、SMR計画に関する国境を越えた協議を開始」ポーランド環境保護総局は、オーレン・シントス・グリーン・エナジー社(OSGE社)が同国南部のスタウィ・モノフスキーにSMRを建設する計画について、国境を越えた協議プロセスを開始した。

NUCNET

WNA(世界原子力協会)、UAE(アラブ首長国連邦)エネルギー政策

「Net Zero Nuclearキャンペーンを開始、 2050年までに原子力による発電量3倍が目標」世界原子力協会(WNA)とエミレーツ・ニュークリア・エナジー社は、国際原子力機関(IAEA)のAtoms4NetZeroと英国政府の支援を受けて、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)開催に先立ち「政府、産業界のリーダー、市民社会の前例のない協力」を求めるNet Zero Nuclearイニシアチブを立ち上げた。

World Nuclear News

WNA(世界原子力協会)核燃料サイクル

「世界の核燃料サイクルに明るい兆し」世界原子力協会(WNA)は、ロンドンで開催された世界原子力シンポジウム2023で、「核燃料報告書:需要と供給の可用性のためのグローバルシナリオ2023-2040」を発表した。このWNAの主要な燃料サイクル報告書の最新版では、今後20年間で世界の原子力発電能力が増加し、燃料サイクル全体にも影響が及ぶという予測が示されている。

World Nuclear News

米国SMR(マイクロリアクター)

「原子力新興企業オクロ社、サム・アルトマン氏の支援で再起を図る」オクロ社はマイクロリアクターのライセンス取得を目指す中、米国原子力規制委員会(NRC)の懸念に対処するために規制チームを増強している。OpenAI社のサム・アルトマンCEOらが率いるAltC社は、早ければ今年末にも、未だ収益性のないオクロ社を8億5000万ドルと評価し、先進的な原子炉設計を商業化するために5億ドルの資本を提供する予定である。

Canary Media

フィリピン原子力政策

「フィリピン・エネルギー省、世界的イベントでマルコス政権の原子力計画を紹介」フィリピン・エネルギー省は、ロンドンで開催される世界原子力協会(WNA)シンポジウムでSMR開発のシナリオを発表する。同省のシャロン・S・ガリン次官は、マルコス政権が打ち出す原子力開発の道筋について説明する予定である。

Manilla Bulletin

ハンガリーイノベーション技術

「ATOMKI、原子力研究用に3Dプリンターを発注」ハンガリーの原子力研究所(ATOMKI)は今年、原子力材料科学研究用に460万スウェーデンクローナ(41万4300ドル)の電子ビーム3Dプリンターを導入する予定である。

Nuclear Newswire

英国SMR

「MoltexFLEX社、FLEX原子炉の開発をパワーアップ」MoltexFLEX社は、FLEX原子炉の設計変更を発表した。出力が16MWeから24MWeに増加し、6%低濃縮ウラン(LEU)の代わりに5%LEUを使用できるようになる。

MoltexFLEX、World Nuclear News

UAE(アラブ首長国連邦)、ポーランドSMR

「ENEC、OSGE社とSMR推進に関するMOUに調印」エミレーツ・ニュークリア・エナジー・コーポレーション(ENEC)とオーレン・シントス・グリーン・エナジー(OSGE)社は、SMRへの投資機会を検討することで、ポーランドと欧州の電力セクターと産業の脱炭素化を支援するための覚書に署名したと発表した。

エミレーツ・ニュークリア・エナジー・コーポレーション(ENEC)

フィリピン、米国SMR(マイクロリアクター)

「マニラ電力と米原子力企業、超小型モジュール炉利用に関する初期研究を開始」マニラ電力と米USNCは、フィリピンでのマイクロリアクター開発の可能性を探るため、3ヶ月間の予備調査(プレフィージビリティ・スタディ)を開始した。

Manilastandard.net

英国SMR

「ロールス・ロイスSMR社、サプライチェーン・ポータルの開設で「最適な英国企業」を求める」ロールス・ロイスSMR社は9月11日、その画期的なプロジェクトに英国が最大限参加するためのコミットメントの一環として、「工場で製造される」SMR発電所群を納入する際にパートナーとなる最適な英国企業を特定するためのサプライチェーン・ポータルを開設した。

ロールス・ロイスSMR

韓国原子力政策

「政府は2027年までに原発輸出企業60社の育成を目指す」韓国政府は、2027年までに新たに60の原子力機器輸出企業を育成することを目指し、地元の原子力企業に年間最大4億ウォン(約30万ドル)相当の包括的な支援プログラムを提供する。

Korea JoongAng Daily

米国その他

「ACUが先端原子力研究のための施設を開設」アビリーン・クリスチャン大学(ACU)のゲイル&マックス・ディラード理工学研究センター(SERC)がオープンした。SERCには、原子力実験研究所(NEXTラボ)があり、将来的には米国初の先進的原子炉のひとつが建設される予定である。

Nuclear Newswire

仏国新型炉燃料

「オラノ社、ウラン濃縮計画とニジェール情勢について最新情報を発表」オラノ社は、ジョルジュ・ベッセII(GB-II)ウラン濃縮工場の濃縮能力を拡張する計画を明らかにし、そこで高アッセイ低濃縮ウラン(HALEU)を生産するための規制プロセスを開始した。これとは別に同社は、最近のクーデター後の物流への影響を緩和するため、ニジェールの事業所での作業を「再編成」していることを発表した。

World Nuclear News

インドネシア、デンマークSMR

「プルタミナNRE社とシーボーグ社、インドネシアにおける将来の事業機会を探る」プルタミナNRE社とシーボーグ社(デンマーク)は、インドネシアにおける小型溶融塩炉(CMSR)パワーバージ(浮体式発電システム)の配備の可能性を探るための覚書に調印した。

シーボーグ、World Nuclear News

米国SMR(マイクロリアクター)

「BWXT社、ワイオミング州のマイクロリアクター導入評価契約を受注」BWXテクノロジーズ(BWXT)社は9月12日、既存の発電資源を増強するためのレジリエンスを備えかつ信頼性の高いエネルギー源として、同州に小規模原子炉(マイクロリアクター)を配備することの実行可能性を評価するため、ワイオミング州エネルギー公社と2段階で2年間の契約締結を発表した。

BWXテクノロジーズ

米国、ウクライナSMR

「ウェスチングハウス社とエネルゴアトム社、AP300 SMRの協力で合意」ウクライナのエネルゴアトム社と米国のウェスチングハウス社は、ウクライナにおけるAP300 SMRの開発と配備に関する覚書に調印した。

World Nuclear News

イタリア原子力政策

「イタリアの原子力産業再生がテーブルの上に」イタリア政府は、フラティン環境相が発表した計画に基づき、同国に原子力を再導入したいと考えている。同大臣は、原子力エネルギー再導入のためのイニシアチブを立ち上げる予定である。

nature italy

米国新型炉

「米DOE、CO2除去システム用の先進炉を研究」米国エネルギー省(DOE)が2023年9月7日に発表した報告書「マイナス排出技術(NETs)を支援する原子力の評価」は、新型炉と、直接空気回収(DAC)を含む二酸化炭素除去技術との組み合わせを提案している。

DOE NE局、Nuclear Engineering International

米国原子力発電所

「パリセード原子力発電所の再稼働、ホルテック社とウォルバリンの取引で「大きな一歩」を踏み出す」ホルテック社は、ウォルバリン電力協同組合と長期電力購入契約を締結し、パリセード原子力発電所の再稼働計画が「今週、大きな一歩を踏み出した」と述べた。この契約は、パリセードでの2基のSMR建設にもつながる可能性がある。

ホルテック・インターナショナル、World Nuclear News、Nuclear Newswire

EU(欧州連合)エネルギー政策

「欧州の新グリーンエネルギー目標が後押しする原子力」欧州連合(EU)内の再生可能エネルギー開発を拡大する法的拘束力のある新たな目標を可決するため、欧州の議員らはフランスからの圧力に屈し、アンモニアと水素の製造に原子力を使用することを認めた。

Reuters

韓国原子力政策

「MOTIE長官候補、原子力エコシステムの早期回復を誓う」韓国の方文圭(パン・ムンギュ)MOTIE長官候補は9月13日、ネット・ゼロとエネルギー安全保障を達成するため、原子力発電産業のエコシステムを回復させ、さらに発展させる努力を急ぐと表明した。

Yonhap News

米国SMR

「SMRプロジェクトが新たな段階に入る」米国バージニア州のLENOWISCO(レノウィスコ)計画委員会は、バージニア州南西部にSMRを1基、あるいは数基設置する可能性を調査する段階に入っている。

The Center Square

米国水素製造

「米DOE、廃棄物をクリーンなエネルギーに変換する水素技術の進歩に1900万ドルを拠出すると発表」米国エネルギー省(DOE)化石エネルギー・炭素管理局(FECM)は9月12日、様々な廃棄物をクリーンエネルギーに変換する水素システムを利用し、産業の脱炭素化、輸送のための燃料としてより利用しやすく安価にするための最先端技術ソリューションを開発する研究に対し、最高1900万ドルの資金提供を行うことを発表した。

国立エネルギー技術研究所(NETL)

米国SMR(マイクロリアクター)

「X-エナジー社、プロジェクト・ペレの第2弾としてマイクロリアクター設計を開発へ」米国防総省(DOD)は、ペレ計画(プロジェクト・ペレ・イニシアチブ)の下、商業用と国防用の両方に適した輸送可能なマイクロリアクターの拡張設計版をを開発する契約オプションをX-エナジー社に発注した。この2つ目の設計は、BWXT社が建設中のプロトタイプ・マイクロリアクターを補完するものである。

米国防総省(DOD)、World Nuclear News、Nuclear Newswire、Army Technology

ロシアSMR

「ソビノエ金鉱床で開発中のShelf-Mプロジェクト」ロスアトム社の鉱業部門Atomredmetzoloto JSCとRAOS JSCは、ロシア極東チュコトカにあるソビノエ金鉱床のShelf-M小型原子力発電所プロジェクト計画で協力する契約を締結した。

World Nuclear News

英国原子力水素

「英国原子力発電水素プロジェクトの進展にさらなる資金提供」EDF社が主導するコンソーシアムは、ヘイシャム2からの熱と電力を使用してアスファルトやセメントの製造に使用する水素を製造するための計画をさらに発展させるため、英国政府から資金提供を受けることになった。

World Nuclear News

韓国、カナダSMR

「KAERIとAECLがクリーンエネルギーと原子力技術の革新推進に関するMOUに調印」韓国原子力研究院(KAERI)とカナダ原子力公社(AECL)は、革新的な原子力研究開発パートナーシップに合意し、9月8日に覚書に調印した。

韓国原子力研究院(KAERI)

ポーランド、韓国原子力発電所

「現代建設社、ポーランドで原子力発電とインフラに関する契約に調印」現代建設社は9月14日、ポーランドの原子力発電やインフラ市場の開拓に向け、ポーランドの機関や建設業者と一連の提携契約を結んだと明らかにした。

Yonhap News

米国SMR

「米国、FIRST能力構築プログラムの下でガーナの民間原子力プログラムへの新たな支援を発表」アン・ガンザー米国務次官補代理(国際安全保障・核不拡散担当)は9月13日、ガーナをSMRの地域訓練ハブ及びサハラ以南アフリカ地域の中核拠点として確立するための米国のさらなる支援を発表した。このプロジェクトは、ガーナが2022年から参加している小型炉技術の責任ある利用のための基盤インフラ(FIRST)能力構築プログラムによって支援されている。

在ガーナ米国大使館

ルワンダ、カナダSMR

「ルワンダ、試験用SMR建設に7500万ドルの契約」ルワンダとデュアル・フルイド・エナジー社は、ルワンダ初のSMRを建設することに合意し、ルワンダは、同社初の小規模原子炉を建設する契約を結んだと発表した。国営の『ニュー・タイムズ』紙は、この取引は900億ルワンダ・フラン(7500万ドル)に相当すると報じた。

AP通信

英国、仏国原子力政策

「フランスは英国よりも我々に協力的、英国の原子力新興企業が語る」ニュークレオ社のステファノ・ブオノCEOは、英国政府がグレート・ブリティッシュ・ニュークリア(GBN)によるSMRコンペティションへの同社の参加を妨げており、それに比べてフランスは「非常に積極的」であり、「信じられないような支援」を提供していると述べた。

The Telegraph

オーストラリア原子力政策

「原発移行コストをめぐるエネルギー論争が爆発」オーストラリアのボーエン気候変動・エネルギー相は9月18日、石炭から原子力への転換には3870億ドルかかるとの予測を発表した。野党党首ダットン氏は、同大臣の原子力発電コスト試算を受け入れることを拒否した。

オーストラリアAP通信

米国新型炉

「米NRC、ヘルメス2の建設許可申請を受理」米国原子力規制委員会(NRC)は、ケイロス・パワー社がテネシー州オークリッジに計画している2基の発電実証プラント、溶融塩試験炉ヘルメス2(冷却材に液体フッ化物塩、燃料に被覆燃料粒子を使用)の建設許可申請(CPA)を正式に受理した。

NUCNET

米国、韓国原子力発電所

「米裁判所、韓国に対するウェスチングハウス社の訴えを棄却」米コロンビア特別区連邦地方裁判所は、韓国水力・原子力会社(KHNP)によるウェスチングハウス社の技術を含むとされる原子炉の輸出阻止のために同社が起こした訴訟を棄却した。

World Nuclear News、Korea JoongAng Daily、Pulse

英国新型炉

「ニュークレオ社と英国NNL、新型炉開発で協力へ」英国を拠点とする原子力技術企業ニュークレオ社と国立原子力研究所(NNL)は、先進原子力研究開発に関する協力の枠組みを概説する覚書に調印した。

Nuclear Engineering International

米国SMR

「サウスカロライナ州当局とデューク・エナジー社、増大する需要に対応するため原子力発電に注目」サウスカロライナ州選出のジェフ・ダンカン下院議員は、「アメリカでは停電はあってはならない。私たちには、365日、24時間、一年中使用できる電力を発電する能力がある。」「SMRによる原子力発電の未来がどうなるのか、ぜひ見てみたい。」と語った。

WHNS-TV

ロシアSMR

「ロスアトム社、ヤクーツクに2基目の小型原子炉を検討」ロスアトム社のリハチョフ最高経営責任者(CEO)は、ウラジオストクで開催された第8回東方経済フォーラムで、ヤクーツクにRITM-200N原子炉プラントを備えた2基目の低出力原子力発電所(ASMM:Atomnoi Stantsii Maloi Moshnosti)の建設を決定する見込みであると語った。

Nuclear Engineering International、トプコール

米国SMR(マイクロリアクター)

「電気加熱のMARVELプロトタイプがテスト開始」米国エネルギー省(DOE)が開発したマイクロリアクターの電気加熱方式のプロトタイプ試験装置のテストが進行中である。高さ12フィートのこの機械は、原子炉の新技術を発展させるために建設されている同省のMARVELマイクロリアクターの実物大レプリカである。

DOE NE局

米国SMR(マイクロリアクター)

「BWXT社とCrowley社、原子力発電船のコンセプトを発表」BWXT社は、海運・エネルギーサプライチェーン企業のCrowley社と、陸上施設に電力を供給できるマイクロリアクターを搭載した新しい浅喫水船の共同開発に関する覚書を締結した。

BWXT

その他原子力政策

「「ネット・ゼロ・ニュークリア」イニシアチブ、GE日立ニュークリア・エナジー社を最初の企業パートナーとして発表」2050年までにカーボンニュートラルを達成するため、政府、産業界のリーダー、市民社会が協力して世界の原子力発電能力を3倍にすることを目指す「ネット・ゼロ・ニュークリア」は9月20日、GE日立ニュークリア・エナジー社を最初の企業パートナーとして発表した。

WAM、World Nuclear News

カナダSMR

「アルバータ州、セノバス・エナジー社のSMRの適用性研究に700万ドルを投資」アルバータ州政府は、石油・ガス生産会社セノバス・エナジー社がオイルサンド事業の電力供給にSMRを使用する可能性について実施している調査に700万カナダドルを提供する。

アルバータ州、CBCニュース

米国、韓国原子力発電所

「ウェスチングハウス社、KHNPとKEPCOとの訴訟で控訴へ」ウェスチングハウス社は、韓国水力・原子力会社(KHNP)とその親会社である韓国電力公社(KEPCO)に対する訴訟を却下したワシントンDC連邦地裁の判決を不服として控訴する予定。

Korea JoongAng Daily

韓国原子力政策

「新MOTIE長官、輸出と原子力産業の強化に尽力することを誓う」韓国の方文圭(パン・ムンギュ)新MOTIE長官は9月20日、主要な経済成長エンジンとしての輸出を支え、韓国の原子力発電産業のエコシステムを回復させるために全力を尽くすと宣言した。

The Korea Times

その他SMR

「海運用新型原子力に必要な規制改革」コア・パワー社主催の会議で、海運業界の脱炭素化には原子力が必要であり、それは原子力船の建造であれ、代替燃料の生産に原子力を利用することであれ、何れでもよいという意見が出された。しかし、講演者たちは、その前に規制の問題を解決しなければならないと指摘した。

World Nuclear News

日本その他

「経営難の東芝、日本企業連合による買収成功で上場廃止へ」経営難に陥っているエレクトロニクス・エネルギー大手、東芝に対する日本のコンソーシアムによる2兆円(140億ドル)の公開買付けが完了し、上場廃止への道が開けたと東芝が9月21日に発表した。

AP通信

WNA(世界原子力協会)その他(規制)

「原子力団体、規制効率化への「段階的」アプローチを提案」世界原子力協会(WNA)、原子力エネルギー協会(NEI)、カナダ原子力協会(CNA)の新しい共同報告書は、世界各国で受け入れられる標準化された原子炉設計の大規模展開にかかる時間とコストを最小化するために講じることができる規制上の措置を提案している。

World Nuclear News

英国SMR

「原子力相、セラフィールド工場視察でSMR新技術を語る」英国原子力・ネットワーク相のアンドリュー・ボウイ氏は、セラフィールドと国立原子力研究所(NNL)を訪問し、カンブリア州の原子力開発の可能性を賞賛した。ボウイ氏は、「ここカンブリアには、SMRの開発に利用できる、驚くほど魅力的な場所がある。」と述べた。

News & Star

英国その他

「EDFグループ、英国のエンジニアリング子会社を新設」EDF社は、英国における原子力エンジニアリングのプレゼンスを強化し、プロジェクト実績を最適化するため、EDF EPRエンジニアリングUK社(Edvance社(それ自体はEDF社とFramatome社の子会社)の100%子会社)を設立した。

EDF

ウクライナ、ポーランドSMR

「エネルゴアトム社の専門家、SMR導入に関しポーランドと経験を共有」2023年9月16日、ポーランドのオーレン・シントス・グリーン・エナジー社の招待により、エネルゴアトム社の専門家がポーランドにおけるSMR技術の導入に関する会議に出席した。

エネルゴアトム

英国、米国SMR

「テラパワー社、英国プロジェクトでの損失を懸念」テラパワー社は、燃料供給源に関する疑念により英国での建設プロジェクトに対する政府の認可を逃すかもしれないと懸念している。同社は、英国でSMRを建設する候補の一社であり、今年初めには、200億ポンドという高額の上限が設定された入札競争の中で、英国で規模を縮小した発電所を建設する競争に参加する意向を確認した。

City A.M.

欧州SMR

「NUWARD SMRの共同早期審査に参加する国が増加」ASN(フランス原子力安全規制当局)、STUK(フィンランド放射線・原子力安全庁)、SUJB(チェコ原子力安全庁)の3つの欧州規制当局が、EDF社のNUWARD SMR設計に関する共同早期レビューの結果を発表した。第1フェーズは他の規制当局の関心を喚起するのに十分な成功を収め、第2フェーズではさらに3つの規制当局(PAA(ポーランド国立原子力庁)、SSM(スウェーデン放射線安全庁)、ANVS(オランダ原子力安全・放射線防護庁))が参加する予定である。

World Nuclear News、NUWARD

カナダSMR

「部族評議会、ファースト・ネーションズがSMR企業に資本参加」ニューブランズウィック州ノースショア・ミクマク族協議会(NSMTC)内の7つのファースト・ネーション(先住民族)が、SMRを開発するモルテックス・エナジー・カナダ社とARCクリーン・テクノロジー社に出資する。

World Nuclear News、The Canadian Press

IEA(国際エネルギー機関)エネルギー政策

「IEA、ネット・ゼロへの道にはより多くの資金とより少ない政治が必要だと指摘」国際エネルギー機関(IEA)は9月26日、ソーラーパネルや電気自動車を含むクリーン・エネルギー技術が記録的な成長を遂げていることから、地球温暖化を1.5℃に抑えることは可能であると発表した。しかし、2023年に予想される1.8兆米ドルから、今後10年間はクリーンなエネルギーへの移行に年間4.5兆米ドル近くを投資する必要があるとしている。

Reuters、IEA

中国原子力政策

「2035年までに中国の電力の10%を原子力エネルギーで賄う」中国原子力協会原子力広報委員会の王炳華主任は9月25日、ThePaper.cnに対し、原子力エネルギーは2035年までに中国の電力の約10%を供給する見込みであると語った。

China Daily

米国SMR

「マイクロソフト社、AIとクラウドデータセンターの電力供給に原子力エネルギーの専門家を採用」マイクロソフト社が9月21日に掲載した求人広告によると、「マイクロソフト社のクラウドとAIが存在するデータセンターに電力を供給する」SMRとマイクロリアクターの統合に関する技術評価をリードする原子力技術の専門家を求めている。

CNBC

米国SMR

「L&H社、小型原子炉の開発・製造に協力」L&Hインダストリアル社は、ワイオミング州エネルギー局とBWXTアドバンスド・テクノロジーズ社との2段階契約の一環で、高温ガス炉BANRマイクロリアクターの導入可能性を評価するためのパートナーシップをBWXT社と締結し、州内のマイクロリアクターの民間サプライヤーとして活動することを目標としている。

Gillette News Record

米国新型炉燃料

「NRC、米国遠心分離機工場での更なるウラン濃縮を承認」米国原子力規制委員会(NRC)は、セントラス・エナジー社の子会社であるアメリカン・セントリフュージ・オペレーティング社に対し、米国エネルギー省(DOE)との契約に基づき、高アッセイ低濃縮ウラン(HALEU)を生産するための実証プロジェクトを進めることを承認した。

NRC

その他イノベーション技術

「イノベーションが原子力楽観論を後押し、専門家パネルの見解」イノベーションは、原子力セクターを前進させる上で不可欠な原動力であり、今後もそうあり続けるだろう。これは、国際原子力機関(IAEA)の科学フォーラム2023のハイレベル閉会パネルに出席した講演者のメッセージである。技術革新のスピードと規模について質問されたIAEAのグロッシ事務局長は、エネルギー分野では決して「画一的な」解決策は存在しないとしながらも、世界が断固とした動きを見せていることに「楽観的」であると述べた。

World Nuclear News

米国SMR

「ニュースケール・パワー社とメタトミック・エナジー社、原子力技術発展のためのGAINバウチャーを獲得」原子力分野における技術革新加速のためのゲートウェイ(GAIN)イニシアチブは9月26日、SMRと使用済核燃料転換技術の開発を支援するため、ニュースケール・パワー社とメタトミック・エナジー社に2つのバウチャーを授与した。

DOE NE局

IAEA(国際原子力機関)SMR

「IAEAのSMRプラットフォーム・イベント、国家ニーズに合った原子炉技術を評価するツールを紹介」9月28日にウィーンで開催されたIAEA総会のサイドイベントで、国際原子力機関(IAEA)は、各国が自国の原子力プログラムに対する様々なSAMR(小型炉・先進炉・マイクロリアクター)の適合性を評価するための原子炉技術評価(RTA)アプリケーションの最新版を発表した。

IAEA

IAEA(国際原子力機関)SMR

「IAEA、SMRの導入を促進するための原子力調和・標準化イニシアチブの進捗状況を紹介」国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は、今週開催されたIAEA第67回総会において、原子力調和・標準化イニシアチブ(NHSI)の進捗状況を紹介する中で、安全・安心なSMRやその他の先進的原子炉の効果的な導入を促進するための世界的な取り組みの勢いを維持するよう各国に呼びかけた。

IAEA

カナダSMR

「CNL、カナダ原子力研究イニシアチブの年間提案募集を開始」カナダ原子力研究所(CNL)は、小型炉・先進炉・マイクロリアクターの開発を加速することを目的としたカナダ原子力研究イニシアチブ(CNRI)の次ラウンドの提案募集を開始したことを発表した。

CNL