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新型炉に関する国際情報

2023年7月

米国、カナダSMR(共同審査)

「カナダと米国の規制当局がTRISO燃料の共同報告書を発表」カナダ原子力安全委員会(CNSC)と米国原子力規制委員会(NRC)が発表した共同報告書は、新型炉及びSMR技術の許認可に使用される被覆粒子燃料(TRISO燃料)の適格性に関する共通の規制見解を確立するものである。

World Nuclear News

カナダSMR

「NBパワー社、ARC-100の許認可申請」NBパワー社は、ARCクリーン・テクノロジー・カナダ社と共同で、既存のポイントルプロー原子力発電所に先進SMRを建設するため、環境影響評価登録文書と立地準備許可申請書をカナダ原子力安全委員会(CNSC)に提出した。

World Nuclear News

仏国原子力政策

「EDF社CEO、原子力部門の再編成を計画」EDF社は、2022年の原子力エネルギー減産につながった度重なる問題を是正するため、グループの原子力部門を再編成すると発表した。

Nuclear Engineering International

カナダその他(RI製造)

「カナダが医療用アイソトープの生産を強化」カナダは、医療用アイソトープと放射性医薬品の製造、進歩、流通に焦点を当てたイニシアチブを開発するために、5年間で最大3,500万カナダドル(2,640万米ドル)の資金を提供するカナダ医療用アイソトープ・エコシステム(CMIE)の立ち上げを発表した。CMIEは、プローブ開発・商業化センターとTRIUMFイノベーションズの監督下に置かれ、ブルース・パワー社、BWXTメディカル社、マクマスター大学、カナダ原子力研究所とのプロジェクトを支援する。

カナダ政府、Nuclear Engineering International

ロシア大型高速炉

「ロシアBN-600の寿命延長」ロシアのベロヤルスク原子力発電所は2023年8月、3号機(BN-600)の寿命を2040年まで延長するための最終段階の作業を開始する。この作業は、次回の定期保守停止期間中に完了する予定である。

Nuclear Engineering International

韓国SMR

「韓国がSMRアライアンスを結成」韓国のSMR分野を推進するため、国営及び民間の42団体からなる官民パートナーシップが設立された。この提携は、来年中に韓国のSMR産業を活性化させる計画を策定することを目的としている。7月4日にソウルで開催された発足式では、参加団体間で業務協定が結ばれた。

World Nuclear News

デンマークSMR

「シーボーグ社、HALEUのタイムラインリスクを理由に燃料計画を変更」デンマークの浮体式コンパクト溶融塩炉開発会社シーボーグ社は、当初の燃料を低濃縮ウラン(LEU)に変更することを決定した。同社は、「LEUベースのフッ化物燃料塩のサプライチェーンに必要な商業化」を可能にすることについて、世界の燃料市場の「主要プレーヤー」と協議した結果、正式な切り替えに至ったと述べた。

World Nuclear News

中国SMR

「220MWeのSMRプロジェクトが中国で発表」中国企業SPIC(国家電力投資集団有限公司)の一部である上海核工程研究設計院(SNERDI)は、電気出力約220MWeの軽水炉SMR「国河」(Guohe)を開発している。これは、イスタンブールで開催されたNPPES-2023フォーラム(2023年6月21~22日に開催)で講演したSNERDI核プロセスシステム部門のシニアエンジニア兼マネージャーであるWu Tong氏が発表した。

Atominfo.ru

カナダ原子力発電所

「オンタリオ州政府、原子力発電所の拡張支援を発表」オンタリオ州政府は、ブルース・パワー社の既存発電所内に最大4.8GWeの新規原子力発電所を建設するための事前開発作業を開始すると発表した。

World Nuclear News

カナダ、米国SMR

「eVinci設計に関するカナダで初の審査申請」ウェスチングハウス社は、カナダ原子力安全委員会(CNSC)にeVinciマイクロリアクターの許認可前ベンダー設計審査(VDR)のための最初の書類一式を提出した。

World Nuclear News

カナダSMR

「ダーリントン向けSMRの追加計画」オンタリオ州政府は、オンタリオ・パワー・ジェネレーション(OPG)社と協力して、ダーリントン原発敷地内にGE日立ニュークリア・エナジー社(GEH)製SMR BWRX-300を追加で3基、計4基とする計画とライセンス供与開始を発表した。今回発表された3基増設は、2023年1月に発表されたOPG社のダーリントン発電所におけるBWRX-300の1基建設契約に基づくものである。

World Nuclear News

スウェーデン、デンマークSMR

「シャーンフル・ネキスト社、気候技術ファンドから投資を受ける」デンマークの気候技術ファンドClimentum CapitalとスウェーデンのソーシャルデベロッパーGranitor Growth Management社は、スウェーデンのSMRプロジェクト開発会社シャーンフル・ネキスト社に200万ユーロ(220万米ドル)を投資する。

World Nuclear News

ロシアSMR

「ロシアのBREST原子炉建設現場でコンクリート工場が稼働開始」ロシアのセヴェルスクにあるシベリア化学コンビナート(SCC)のBREST-OD-300原子炉建設現場にコンクリートプラントが設置され、運転を開始した。

Nuclear Engineering International、TVEL

米国SMR(高温ガス炉)

「X-エナジー社、Xe-100 SMRのNRC認可を年内に申請へ」X-エナジー社は、SMRであるXe-100の原子力規制委員会(NRC)への認可申請を今年中に行う予定だ。同社はダウ社と提携し、2030年までにテキサス州のダウ社施設に4基のSMRを導入し、年間推定48万5000トンの二酸化炭素排出量を削減することを目指している。

Energy Intelligence

その他SMR

「日米の巨大企業、小型原子炉の争奪戦でロールス・ロイス社の劣勢を狙う」日米の原子力エネルギー大手企業は、SMRの価格競争でロールス・ロイス社等のライバルを上回ろうとしている。GEH社は、ロールス・ロイス社より最大25%安く、最終的には1kWあたり4000ドルでBWRX-300を建設することを提案している。

The Telegraph

サウジアラビア、仏国水素製造

「サウジアラビアとフランス、水素と電力で協力」フランスとサウジアラビアは、サウジアラビアのエネルギー大臣であるアブドゥルアジーズ・ビン・サルマン王子とフランスのエネルギー移行大臣であるアニエス・パニエ=ルナシェ氏との会談を受け、水素開発と低排出ガス・再生可能資源による電力生産における協力で合意した。

Zawya

米国核燃料

「ユレンコ社、初の生産能力拡張を米国拠点で実施」ユレンコ社は、ニューメキシコ州にあるUUSAと呼ばれる米国サイトの濃縮能力を拡大するための投資を承認した。このプロジェクトは、既存のプラントに複数の新しい遠心分離機カスケードを追加するもので、米国内及び世界的な核燃料サプライチェーンを強化するユレンコ社の能力プログラムの一環として実施される最初のプロジェクトとなる。

ユレンコ

カナダ、米国SMR

「ダーリントン原発に建設予定のBWRX-300、2024年末までに建設許可取得へ」カナダの電力会社OPG社は、既存のダーリントン原子力発電所敷地内に試験的に建設するSMR BWRX-300の建設許可を2024年末までに取得する予定であると、GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)社の先進原子力担当副社長ショーン・セクストーン氏が述べた。

NUCNET

米国SMR

「先進原子力技術企業オクロ社、アルトシー社との合併により株式公開へ」先端原子力技術及び核燃料リサイクル企業のオクロ社と特別目的買収会社のアルトシー社は7月11日、正式な企業結合契約を締結したと発表した。本契約の完了後、統合会社はオクロ社として運営され、同じ名前でニューヨーク証券取引所に上場される予定である。

オクロ、CNBC

韓国、ポーランド原子力発電

「韓国の原子力産業、ポーランドとの取引で東欧への進出を加速」韓国とポーランドの首脳は、7月13日に予定されている首脳会談で原子力協力について話し合うと報じられている。韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領がポーランドを訪問する予定であることから、両国がグリーンエネルギー分野での協力を強化すれば、ポーランドの第2期原子力発電所プロジェクトで韓国企業が優位に立てるとの期待が高まっている。ポーランドの原子力発電所の受注は、他の東欧諸国から原子力発電所建設を受注するための重要な足がかりとなる可能性がある。

BusinessKorea

米国SMR燃料

「ライトブリッジ社とテキサスA&M大学、ニュースケール社製SMRの燃料性能を研究」DOEは、ニュースケール・パワー社のSMRにおけるライトブリッジ社製燃料の性能に関する研究を主導するため、テキサスA&M大学の先進小型モジュール・マイクロリアクターセンターを指名した。ライトブリッジ社とテキサスA&M大学は、ニュースケール社製SMRの燃料性能を研究するために提携している。

Environment + Energy Leader

米国、カザフスタン、ロシア核燃料

「カザフスタンの対米ウラン輸出増加の可能性は?」米国議会は、米国のロシアへのエネルギー依存度を低下させるため、ロシアからのウラン輸入を禁止しようとしている。もし輸入が禁止されれば、既に主要なウラン供給源となっているカザフスタンが、さらに利益を得る可能性がある。

The Diplomat

日本核廃棄物

「核廃棄物貯蔵施設の受け入れ調査をめぐる対馬の対立」使用済み核燃料の処分場候補地調査をめぐり、対馬住民の意見が割れている。核廃棄物処分場の候補地選定調査に同意することで政府から潤沢な報奨金を受け取るという、対馬市議会特別委員会での提案(7/10)によって、賛成派と反対派が衝突した。

The Asahi Shimbun

韓国原子力政策

「韓国、2024-2038年のエネルギー計画で原子力を復活」韓国は、2024年から2038年にかけての電力供給計画について、さらなる原子力発電所の建設を見直す可能性を視野に入れた行動計画を打ち出す予定だ。急増する電力需要に対応するために原子力エネルギーの拡大を推進している尹錫悦政権は、2015年以来、このような原子力計画を決定する最初の政府になるかもしれない。

The Korea Economic Daily、World Nuclear News

英国SMR

「ロールス・ロイス社製SMRを英国のエネルギー・ミックスに統合するメリットをまとめた報告書」オーロラ・エナジー社は、ロールス・ロイス社製SMRが英国にもたらすメリットについて、独立した報告書を発表した。独立報告書は、 ロールス・ロイス社製SMRが、エネルギー安全保障の強化、家庭料金の引き下げ、2030年代までのネット・ゼロ目標達成に向けた英国の取り組みの一環として、幅広い利益をもたらすことを示した。

ロールス・ロイスSMR

ポーランド原子力発電

「ポーランド政府が初の原子力発電所を承認」ポーランド気候・環境省は、PEJ社がポメラニア地方に原子力発電所を建設することを承認し、原則決定(DIP)を発給した。これは、同社の投資プロジェクトが公益と、エネルギー政策を含む国家が推進する政策に沿ったものであることを正式に確認するものである。

World Nuclear News

ポーランド、米国SMR

「KGHM社、SMR発電所の建設に関する原則決定を受領」ポーランドの銅鉱山会社KGHM社によるニュースケール・パワー社のSMRをベースにした発電所の建設計画が、気候・環境省によって承認され、DIPが発給された。

KGHM、World Nuclear News

米国その他(世論調査)

「ユタ州に原子力発電所を建設すべきか?住民の多くは「イエス」」最近の調査によると、ユタ州住民の65%が州内の原子力発電所建設に賛成し、31%が反対している。ユタ州は、テラパワー社のナトリウム冷却高速炉Natriumを建設するパシフィコープ社のプロジェクトに参加する可能性がある。

Deseret News

中国SMR

「世界初の商業用SMRの炉心モジュールが最終合格」世界初の商業用SMR「玲龍一号」プロジェクトの炉心モジュールが7月13日、工事の最終検収を通過し、中国におけるSMR技術革新の突破口となった。

Global Times

韓国、ポーランド原子力政策

「韓国とポーランド、原子力分野で協力強化」7月14日にワルシャワで開催された韓国・ポーランド・ビジネス・フォーラムにおいて、韓国とポーランドの企業間で締結された33件の覚書の中には、原子力エネルギー関連の協定が数多く含まれている。締結された覚書のうち6件は原子力発電に関連したもので、そのうちの2件はポーランドにおける新規原子力発電所の建設に関して斗山エナビリティ社とポーランド企業との間で締結された覚書であり、1件は韓国のサムスン物産社とポーランドのKGHM社との間で締結された、SMRを含む低排出ガス・ゼロエミッション技術の導入に関する覚書、もう1件は韓国の大宇建設とポーランドの建設会社ERBUD社との間で締結された、ポーランドにおける原子力発電所の建設を含む新規プロジェクトの実施に関する覚書である。

World Nuclear News、The Korea Times、Korea Herald

韓国、ポーランド原子力政策

「韓国とポーランド、二国間協力強化のためのTIPF MOUを締結」韓国産業通商資源部(MOTIE)は7月14日、MOTIEとポーランド経済開発技術省が7月13日にワルシャワで貿易投資促進枠組み(TIPF)覚書(MOU)を締結したと発表した。このMOUに基づき、両国は貿易、投資、サプライ・チェーンにまたがる共同ビジネス・プロジェクトを促進し、貿易障壁の撤廃を通じて貿易・投資環境を改善する包括的な範囲で産業協力の基盤を拡大する計画である。

産業通商資源部(MOTIE)

韓国SMR

「韓国、革新的SMRのプロジェクトチームを発足」韓国MOTIEと科学情報通信部(MSIT)は7月10日、共同で「革新的小型炉(SMR)技術開発プロジェクトチーム」の発足式を開催した。

産業通商資源部(MOTIE)

ポーランドSMR

「ポーランドの開発銀行BGK社、小型原子炉に融資」ポーランドの国営開発銀行BGK社は7月12日、小型原子炉の建設資金を援助するため、5億ユーロ(5億5100万ドル)を融資すると発表した。この資金は、シントス社を所有するMSガレオン社に貸し付けられる。

Reuters

カナダSMR

「州首相、アルバータ州エネルギー相にSMR開発の奨励を要請」アルバータ州のダニエル・スミス州首相は、ブライアン・ジーン・エネルギー・鉱物資源相に対し、オイルサンド事業者に、同事業からの温室効果ガス排出を削減するためのSMR技術の研究を奨励するよう指示した。

CBC News

フィリピンSMR

「フィリピン・エネルギー省と政府機関、依然として原子力発電を模索中」フィリピン・エネルギー省は、原子力発電、特に信頼性の高い電力源と考えられているSMRの国内導入の実現可能性をまだ探っている。フィリピン発電所エネルギーサミットの中で、シャロン・ガリン・エネルギー次官は、「原子力発電は、電力需要が比較的小さい非電化地域にも適している。」と述べた。フィリピン原子力研究所(PNRI)のカルロ・A・アルシージャ所長は、このサミットに出席し、「再生可能エネルギーは30%しか利用できないので、そのバックアップが必要である。なぜ原子力発電を推進しないのか」と述べた。

Power Philippines

仏国、インドSMR

「フランスとインド、SMRを含む協力を拡大」マクロン大統領とインドのモディ首相との会談後、両国はジャイタプール原子力発電所に関する協議の進展に留意し、SMRと新型モジュール炉に関するパートナーシップの構築に合意した。両首脳は7月14日、パリのエリゼ宮で直接会談と代表団レベルの会談を行った。

World Nuclear News、エリゼ宮

米国新型炉燃料

「テラパワー社とセントラス社、HALEU国内生産の商業化に向けた取り組みを拡大」テラパワー社とセントラス・エナジー社は7月17日、テラパワー社の世界初のNatrium原子炉及びエネルギー貯蔵システムに供給する高純度低濃縮ウラン(HALEU)の商業規模の国内生産能力を確立することを目的とした、両社の協力関係を大幅に拡大する新たな覚書を発表した。

テラパワー

米国、英国SMR(高温ガス炉)

「X-エナジー社、高温ガス炉用ヘリウム循環システムの優先サプライヤーに英国を拠点とするチャート・インダストリーズ社傘下のハウデン社を選定」X-エナジー社は7月17日、チャート・インダストリーズ社傘下のハウデン社が、英国市場向けXe-100高温ガス炉におけるヘリウム循環システムの優先戦略的サプライヤーに選定されたことを発表した。

チャート・インダストリーズ

英国SMR

「英国がSMR選考コンペを開始」英国政府は7月18日、次世代原子力発電の一つであるSMRの建設を担う企業の公募を始めたと発表した。同国で初めてのSMRの導入となり、政府が資金を支援する。エネルギー安全保障の柱の一つと位置づける。

エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)、World Nuclear News、Reuters、BNN Bloomberg、モルテックス・フレックス

デンマーク、ノルウェーSMR

「シーボーグ社製SMR、ノルウェーで使用検討へ」ノルウェーのノルスク・シャーナクラフト社とデンマークのシーボーグ社は、シーボーグ社の小型溶融塩炉(CMSR)をノルウェーで展開するための調査に関する意向書を交わした。

World Nuclear News

韓国原子力政策

「政府、電力需要急増で原発増設を検討」韓国政府は、電力需要が増加する中、次期長期エネルギー政策計画の下で、もう1基の原子力発電所の建設を検討している。尹錫悦政権は、前政権の脱原発政策を覆すべく、新たな原子力発電所建設の可能性を視野に入れている。

Korea JoongAng Daily

インド原子力政策

「インド原子力省、新型原子炉の開発を推進」インド原子力省(DAE)長官兼原子力委員会委員長のアジット・クマール・モハンティ氏は7月17日、DAEはグリーン・エネルギーを生み出すため、国内で先進的な発電用原子炉の開発を進めていると語った。

The Times of India

英国新型炉燃料

「ユレンコ社、先進燃料開発で英国政府から資金獲得」ユレンコ社は英国政府から956万ポンドの資金を獲得し、将来の原子炉用の先進燃料製造を支援することになった。同社は、英国のエネルギー安全保障戦略の一環として、核燃料サプライチェーンを支援し、英国及び世界における現在及び将来の燃料需要に対応する新たな能力を開発するため、核燃料基金から資金提供を受けた。

ユレンコ

米国SMR(高温ガス炉)

「エナジー・ノースウェスト社とX-エナジー社がXe-100先進SMRプロジェクトの共同開発契約を締結」エナジー・ノースウェスト社とX-エナジー社は7月19日、ワシントン州中心部に最大12基の先進SMR Xe-100を設置する共同開発契約に署名したことを発表した。エナジー・ノースウェスト社は、2030年までに最初のXe-100モジュール運開を期待している。

X-エナジー、World Nuclear News

スロバキア、米国SMR

「JAVYS社とウェスチングハウス社、SMRで提携へ」スロバキアの原子力・廃炉会社JAVYS(Jadrováa Vyradovacia Spolocnost)社と米国のウェスチングハウス社は、「原子力エネルギーの分野とSMRの開発を目的としたプロジェクトの実施における協力の場を創出するため」の2つの了解覚書に署名した。

Nuclear Engineering International

英国SMR

「ダンジネスB発電所、SMRの建設地になる可能性=アンドリュー・ボウイ原子力相」英国エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)の原子力・ネットワーク担当相を務めるアンドリュー・ボウイ英下院議員は7月17日、ダンジネスB発電所はSMRを受け入れる可能性があると述べている。

KentOnline

米国新型炉規制

「議員ら、NRCに10 CFR Part 53の文言を「慎重に見直す」よう要請」米連邦議会の超党派の上院議員と下院議員のグループは7月14日、NRCのメンバーに書簡を送り、先進炉技術に関する10 CFR Part 53のライセンス枠組み案を「慎重に検討し、必要に応じて修正する」よう求めた。

Nuclear Newswire、Utility Dive

米国SMR

「ネブラスカ州へのSMR導入を支持する議員」ネブラスカ州のトム・ブリューワー上院議員は、次世代SMRの配備計画から取り残されないよう、今すぐ計画を開始しなければならないと書いている。ブリューワー議員は最近、SMRに関する中間調査を提案し、技術が十分に成熟して実用化できるようになれば、州は実用化に向けて準備を整えるとしている。

McCook Daily Gazette

カナダSMR

「トロント大学工学部の研究、原子力産業向けSMRの設計改善が目標」トロント大学工学部の教員三名は、最近、カナダ自然科学工学研究会議(NSERC)とカナダ原子力安全委員会(CNSC)によるNSERC-CNSC SMR研究助成イニシアティブから資金提供を受けた。今後3年間、それぞれが中心となってSMR技術の設計を改善し、製造に使われる材料から運用方法まで改善するプロジェクトを進める。

トロント大学

英国SMR(高温ガス炉)

「USNCとジェイコブス社、2900万米ドルの英国助成金を獲得」英国エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)は、ウルトラ・セーフ・ニュークリア・コーポレーションUK(USNC)とそのパートナーであるジェイコブス社に対し、高温ガス炉技術の開発と実証を支援するため、最大2,250万ポンド(2,900万米ドル)の助成金を授与した。これは、7月18日にGreat British Nuclearの発足と同時に発表されたもので、英国新型モジュール炉研究開発・実証プログラムによるマッチングファンド助成金である。

World Nuclear News、USNC、ジェイコブス

ロシアSMR

「ロシア、北極圏に水中原子力発電所を設計」ロシアのサンクトペテルブルクにあるマラヒト海洋技術局では、水深400メートルまで潜行し、北極圏でエネルギーを供給できる、合計容量20MWeの原子力発電ユニット2基を備えた潜水型水中発電モジュールのプロジェクトに取り組んでいる。

World Nuclear News、Sudostroenie.info

フィリピンSMR

「フィリピン・エネルギー省、2035年までに原子力発電に2.4GWの目標を設定か」フィリピン・エネルギー省は、2035年までに1.2GWの原子力発電所を建設し、2032年までに150MWのSMRを8基、合計2.4GWの原子力発電所の導入を検討している、とエネルギー政策・計画局のマイケル・O・シノクルーズ局長は述べた。政府関係者はまた、バターン原子力発電所を復活させるかどうかも検討している。

BusinessWorld

米国、カナダSMR

「ウェスチングハウス社、世界の先進炉に関するシンポジウムにカナダのサプライヤーを招待」ウェスチングハウス社は7月20日、カナダ・サプライヤー・シンポジウムに95社のベンダーを迎えた。このシンポジウムでは、現在配備されている(AP1000炉)、あるいは今後配備される予定のウェスチングハウス社製原子炉3基について、サプライヤー向けにAP300 SMRやeVinciマイクロリアクターなどの概要が説明された。

ウェスチングハウス

OECD/NEA(経済協力開発機構/原子力機関)SMR

「NEA SMRダッシュボード:第2版」OECD/NEAは7月20日、21基のSMRの進捗状況を評価した第1版に続き、さらに世界中の21基のSMRの進捗状況を追跡した、NEA SMRダッシュボードの第2版を発表した。

OECD/NEA

仏国SMR

「Nuward SMRの予備認可手続き開始」EDF社は、フランス初のNuward SMRの将来の運営者として、SMRの安全オプションファイルを同国の原子力安全規制機関である原子力安全委員会(ASN)に提出した。安全オプションファイルは、Nuwardの原子炉の安全目標、全体的な設計の特徴、運転とリスク管理の主要原則を示す文書である。これにより、将来フランスでプラント建設を開始するために必要な新規原子力施設の申請に先立ち、ASNからのフィードバックを早期に得ることができる。

World Nuclear News

米国水素製造

「DOE、「H2 Twin Cities 2023」を立ち上げ」DOEの水素・燃料電池技術局は、クリーンエネルギー大臣会合のクリーン水素イニシアティブと共同で、「H2 Twin Cities 2023」を立ち上げた。DOEは、「H2 Twin Cities 2023」は、「市場導入の促進、水素技術の拡大、トレーニングやアウトリーチ・リソースの提供、排出量削減の達成等、測定可能な効果をもたらし、同時にエネルギー・環境正義と社会的公平性を促進するようなメンターとメンティーのペアを求めている」と述べた。

Nuclear Engineering International

米国新型炉

「現在のPRAの最前線にあるものは何か?」1970年代から軽水炉に適用されてきた確率論的リスク評価(PRA)は、よりリスク情報に基づいた性能ベースのアプローチをとる新型原子炉の開発において、より大きな役割を果たすかもしれない。オークリッジ国立研究所のアスキン・グーラー・イギトグル氏は、デジタル制御や設計の利用拡大等、先進的原子炉の配備が確率論的リスク評価を活用する3つの方法について概説している。

Nuclear Newswire

その他その他(世界の原子力情勢分析)

「パネリストは、気候変動に伴い世界の原子力発電に強い勢いがあると見ている」気候変動とエネルギー安全保障は、原子力技術の研究開発に大きなチャンスをもたらす要因のひとつであると、米国EPRIのイベントでパネリストが述べた。OECD/NEAの原子力技術開発・経済担当責任者であるダイアン・キャメロン氏は、「今日、世界中で原子力に対する機運が非常に高まっている」と述べた。

S&P Global

米国原子力宇宙利用

「DOE、NASAミッションにプルトニウム238を提供」DOEは、オークリッジ国立研究所(ORNL)からロスアラモス国立研究所(LANL)に0.5キログラムの熱源用酸化プルトニウムを出荷した。このプルトニウム酸化物は、今後予定されているDragonflyミッションのような、放射性同位元素による電力システムに依存する将来のNASA深宇宙ミッションをサポートするものである。Dragonflyは、Multi-mission radioisotope thermoelectric generator(MMRTG)と呼ばれるラジオアイソトープ発電システムで駆動される。

Nuclear Engineering International, Nuclear Newswire, DOE NE局

米国SMR(マイクロリアクター)

「INLが「箱型マイクログリッド」を実証」INLは、RAPID MIBとしても知られるRelocatable Resiliency Alternative Power Improvement Distribution Microgrid in a Box(ボックス内の再配置可能な復元代替電力向上分布マイクログリッド)を、アイダホ州フォールリバーの農村部の水力発電所で展示し、「ブラックスタート」と呼ばれるプロセスで送電網の停電をシミュレートした後、送電網を復旧させるためにどのように使用できるかを実演した。ブラックスタートとは、停電や広範な電力途絶の後、電力供給を回復させるために発電ユニット、送電線、配電システムを再起動させ、通電させるプロセスを指す。

World Nuclear News

オーストラリアその他(世論調査)

「読者の3分の2近くがオーストラリアでのSMRに賛成」オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー紙の読者421人を対象に実施された最近の世論調査によると、回答者のほぼ58%が、化石燃料に代わる潜在的な解決策として、SMRの利用に関するさらなる研究を支持していることが明らかになった。SMRは、老朽化した原子力発電所や石炭火力発電所を置き換える手段として、各国で研究が進められている。

EnergyPortal.eu

中国核燃料

「中国のウラン資源は過去10年間で既知量の3分の1が増加:報告書」中国の原子力大手、中国核工業集団公司(CNNC)の子会社である中国核地質学が7月21日に発表した業界報告書によると、中国は過去10年間の大規模な調査・探査作業で、過去68年間に蓄積された既知のウラン資源量の3分の1を追加し、新たに発見された資源の70%は優良な採掘可能資源であるという。

Global Times

米国SMR

「ケイロス社、ヘルメス実証プラント2基の建設許可を申請」ケイロス・パワー社は7月14日、テネシー州オークリッジに建設を計画しているヘルメス溶融塩試験炉の隣に「ヘルメス2」実証プラントを建設する許可を得るため、米国原子力規制委員会(NRC)に申請書を提出した。この2基の実証プラントは、電力を生産し販売する。

NRC、World Nuclear News

英国SMR

「ニュークレオ社、フィンカンティエリ社、RINA社、原子力推進に関するフィージビリティ・スタディで協力」ニュークレオ社、フィンカンティエリ社、RINA社の3社は、海運業界を脱炭素化する可能性のある、大型船舶に使用する密閉型小型原子炉の設計アプリケーションを探求するための合意書に署名した。この協力に基づき、3社はそれぞれの国際的な深い専門知識と技術革新の経験を結集し、ニュークレオ社の鉛冷却SMR技術を含む、海運業界への原子力応用の実現可能性調査を共同で実施する。

ニュークレオ、World Nuclear News

カナダ原子力政策

「カナダの原子力推進が加速」ロシアによるウクライナ侵攻を受け、エネルギーへの懸念が高まる中、カナダの連邦政府と州政府による原子力エネルギーへの支持が高まっている。カナダでは、原子力を脱炭素化戦略の中核に据える計画が、大型原子炉建設、SMR、医療用アイソトープをめぐる主要な発表によって具体化しつつある。

Reuters

米国SMR

「アラスカ州、原子力施設新設の規則を決定。脆弱な沿岸部は除外」アラスカ州のナンシー・ダールストローム副知事は7月24日、アラスカにおける小型原子炉(「マイクロリアクター」とも呼ばれる)の建設場所を規定する規制案に署名した。この規制案には、「沿岸部等には原子炉を建設できない。」との制限がある。

Alaska Beacon

IAEA(国際原子力機関)SMR

「次世代原子炉のデジタル技術の確保」全ての技術革新は、産業を変革する潜在的な利益をもたらすが、同時に潜在的なリスクももたらす。原子力の分野では、SMRを含む先進的な原子炉が、革新的な技術、特に斬新なソリューションをもたらすデジタル技術を取り入れている。7月25日に発表されたIAEAの出版物「Computer Security in the Nuclear World」は、SMRのデジタル技術に関連する課題と機会を探求している。

IAEA

米国原子力宇宙利用

「BWXT社、DARPA宇宙プロジェクトにエンジンと燃料を供給」BWXテクノロジーズ(BWXT)社は、軌道上で核熱推進(NTP)エンジンを実証することを目的とした、国防高等研究計画局(DARPA)のDRACO(Demonstration Rocket for Agile CislunarOperations)プログラムに原子炉と燃料を供給することが決まったと発表した。

Nuclear Newswire, BWX Technologies, World Nuclear News, PR Newswire

英国SMR

「カンバーランド州議会がSMR提案の詳細を要求」イングランド北部のカンバーランド州議会は、2030年代に稼働する可能性のある原子力発電事業計画について、ソルウェイ・コミュニティ・パワー社と協議中である。同議会のジル・ペリー議員は、政府と原子力廃止措置庁(NDA)に対し、英国初のSMRを直ちに開始するよう求めた7月初めの議会プレスリリースに言及し、提案の詳細を要求した。

News & Star

英国、米国新型炉燃料

「ウェスチングハウス社、英国核燃料基金から3件の助成金を獲得」ウェスチングハウス社は7月27日、英国政府の核燃料基金から、英国の次世代原子炉を支援するスプリングフィールズ燃料加工施設の改修・拡張のため、3件の助成金が授与されたと発表した。

ウェスチングハウス

カナダその他(RI製造)

「CNL、Ac-225の劇的な増産を視野に」カナダ原子力研究所(CNL)は、サスカチュワン大学の一部であるシルビア・フェドルク核イノベーション・センターと、希少な放射性同位元素であるアクチニウム225(Ac-225)の生産量を現在の30倍以上に増やすことで合意したと発表した。

World Nuclear News

米国原子力政策

「上院、米原子力セクター強化策を盛り込んだ国防法案を可決」7月28日、上院は86対11の賛成多数で2024会計年度国防権限法(NDAA)を可決し、それと共にクリーンエネルギーのための多用途先進原子力(ADVANCE)法の展開を加速させる法案を可決した。

NuclearNewswire

中国SMR

「海南プラントに小型炉心搬入」世界初の商業用SMRである「玲龍一号」の炉心モジュールが、7月27日の朝、海南省の長江原子力発電所のドックに荷揚げされた。炉心モジュールは7月13日、遼寧省大連市で工場受入試験をクリアし、中国におけるSMR技術革新の突破口となった。

Chinadaily.com.cn