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新型炉に関する国際情報

2021年9月

米国SMR

「NuScale Power社、アイダホ大学と共同で「SMRシミュレータ研究所」を開設」NuScale Power社は2021年8月31日、アイダホ大学と共同で計画している3つのNuScale Energy Exploration(E2)センターのうち、2番目のセンターをアイダホフォールズにある先進エネルギー研究センター(CAES)に開設することを発表した。CAESのE2センターは、「SMRシミュレータ研究所」と呼ばれる。

NuScale Power

英国原子力水素

「なぜ原子力がグリーンな水素経済を実現できるのか」英国原子力産業協会のトム・グレートレックスCEOは、英国が最近発表した「水素戦略」で掲げた野望を達成するためには、「大型、小型、既存、新型」のいずれの原子炉も不可欠であると述べた。

Power Engineering International

韓国SMR

「斗山重工業、米国X-energy社と主要機器の製造検討のためのエンジニアリングサービス契約を締結」斗山重工業は2021年8月27日、高温ガス炉を開発している米国X-energy社と、主要機器の製造検討のためのエンジニアリングサービスを行う契約を締結した。

斗山重工業、World Nuclear News

ポーランドSMR

「ポーランドの石炭火力発電所へのSMRの導入を共同で検討」ポーランドの化学企業グループSynthos社とエネルギー企業グループZE PAK社は2021年8月31日、ポーランド東部にあるZE PAK社のプツヌフ石炭火力発電所の敷地内に、GE Hitachi Nuclear Energy(GEH)社製のSMRであるBWRX-300、または他の有望な米国製SMRをを4~6基建設することを検討する投資契約を締結した。

Synthos社、World Nuclear News

韓国SMR

「韓国が小型原子炉推進 「脱原発」路線見直し」韓国は、SMRの開発を推進する。今夏、政府主導で安全性が比較的高いとされるSMRに関する先端研究所の建設を始めた。

日本経済新聞、電気新聞

EU、ベルギー、米国原子力宇宙利用

「欧州と米国の原子力企業が宇宙開発に貢献」欧州宇宙機関(ESA)は、ベルギーのTractebel社と契約を結び、宇宙開発に使用するプルトニウム238(Pu-238)の製造の可能性を評価することになった。また、米国のX-energy社は、General Atomics Electromagnetic Systems(GA- EMS)チームの一員として、米国国防総省国防高等研究計画局(DARPA)から受注した契約に基づき、世界初の核熱推進ロケットを支援するための主要な燃料製造プロセスを開発することになっている。

World Nuclear News、X-energy

米国、ウクライナSMR

「NuScale Power社、エネルゴアトム社とウクライナでのSMR導入を検討する覚書を締結」NuScale Power社とウクライナ国立原子力発電会社Energoatom(エネルゴアトム)社は2021年9月1日、ウクライナにおけるNuScale社製SMRの展開を検討するための覚書を締結したことを発表した。

NuScale Power、World Nuclear News、Nuclear Engineering International

英国SMR

「地球を救う39の方法のうちの1つ、Moltex社の原子炉」Moltex Energy社は、BBCラジオ4のポッドキャスト「39 Ways to Save the Planet」で、クリーンで信頼性の高い低コストのエネルギーを生み出す同社製の革新的溶融塩炉が、世界のCO2排出削減にいかに大きな役割を果たすかを説明した。

Moltex Energy

日本SMR

「小型原子炉、脱炭素の“切り札” 世界で開発競争活発化」脱炭素化の切り札の一つとして、安全性が高く低コストで建設・運用が可能な小型原子炉が注目されている。経済産業省・資源エネルギー庁の後押しを受け、IHIや日揮ホールディングス、米国NuScale Power社等、民間企業の開発が進む。新型原子炉をめぐっては、開発競争が世界で活発化している。

日刊工業新聞

GIF原子力

「GIFは原子力のESG属性を強調する」第4世代国際フォーラム(GIF)の新しい報告書(2021年9月2日公開)によると、原子力は資産クラスとして、幅広い環境・社会・ガバナンス(ESG)データの収集と会計基準に照らして優れた報告を行う可能性があり、原子力が投資可能なアセットクラスとして検討され、原子力企業やプロジェクトが気候変動資金にアクセスできるようになるはずである。

World Nuclear News、GIF(報告書)

ロシア研究炉

「MBIRプロジェクトが設置段階に入る」ロシア原子力庁のアレクセイ・リハチョフ長官は2021年9月8日、ロシアの多目的ナトリウム冷却高速中性子研究炉MBIRが設置段階に入ったことを発表した。

World Nuclear News

ロシア研究炉

「ロスアトム、ディミトログラードでのMBIR利用を中国・フランスと協議」ロスアトム社は、ウリヤノフスク州ディミトログラードに建設中の多目的高速中性子研究炉(MBIR)の利用について、中国やフランスと協議している。これは、2021年9月8日に行われた、国営企業ロスアトムのアレクセイ・リカチョフ社長による施設建設に関する会議で発表された。

TASS、MBIRウェブサイト

仏国SMR

「フランスは将来のために小規模原子力発電所に注目している」フランスでは、電力需要の70%を満たす原子炉を閉鎖するのではなく、SMRと呼ばれる新しいタイプの発電所を検討することで、原子力政策を大きく転換しようとしている。

The Connecxion

中国トリウム燃料

「中国、トリウムを燃料とする原子炉の実験を準備中」中国で実験が開始されるトリウムを燃料とする実験用原子炉について、科学者は大きな期待を寄せている。放射性元素であるトリウムを使った原子炉の実験はこれまでにも行われてきたが、専門家によれば、実用化の可能性があるものは中国が初めてだという。

nature

米国SMR(燃料)

「HALEUの新型核燃料を供給することは問題にならない」現在、北米でHALEUの商用供給がないのは、その燃料を必要とする原子炉が無かったためであり、HALEUの供給不足が新しい原子炉設計の展開を妨げるという主張は行き過ぎである。

Forbes

仏国エネルギー政策

「中国の高温ガス炉実証炉HTR-PMが初臨界達成」フランスのシンクタンクであるジャック・ドロール研究所のThomas Pellerin-Carlin研究員は、欧州委員会が今後数ヶ月のうちに、EUのグリーンファイナンスに原子力を含めるための提案を行う可能性が高いと述べた。欧州委員会は、ドイツの選挙結果を待ってから行動を起こすのではないか、と同氏は指摘している。

EURACTIV

中国SMR(高温ガス炉)

「中国の高温ガス炉実証炉HTR-PMが初臨界達成」中国山東省の石島湾に建設されたペブルベッド型高温ガス炉実証炉HTR-PMの原子炉2基のうち、1基が2021年9月12日、初めて持続的な連鎖反応(臨界)を達成した。この原子炉は、年内に電力網に接続される予定である。

World Nuclear News

ポーランドSMR

「ポーランドの化学企業、脱炭素化のため核熱を検討」ポーランドの化学企業Ciech社は2021年9月9日、発電所で燃やされる石炭を電力とプロセス熱に置き換えるための原子力技術を検討するため、米国のGEH社及びUSNCと既に協力しているSynthos Green Energy社と協力する意向書に署名した。

World Nuclear News

米国宇宙利用

「国防総省が深宇宙探査用の原子力推進システムを構築する企業を募集」米国国防総省は、小型・中型宇宙船用の先進的な原子力推進・電力システムの提案を募集している。Defense Innovation Unit(DIU)による提案募集では、軽量で持ち運び可能な電力システムは、推進力をサポートするだけでなく、小型・中型の宇宙船のセンシングや通信にも電力を供給しなければならないとされている。

INTERESTING ENGINEERING

カナダSMR

「Terrestrial Energy社、第四世代炉「IMSR400」のアップグレードを発表」Terrestrial Energy社は2021年9月14日、IMSR(統合型溶融塩炉)の設計をアップグレードしたIMSR400を発表した。この施設は、2基の原子炉と発電機からなる、正味390MWの発電能力を持つ。今回のアップグレードは、電力会社の要求に応えたもので、クリーンで安全かつ信頼性の高いエネルギー源としてのIMSR400のコスト競争力をさらに高めるもの。

Terrestrial Energy

中国エネルギー政策

「中国初の原子力発電所の認証が延長され、2041年まで運転可能に」中国大陸初の原子力発電所である秦山原子力発電所が、2041年まで運転認証を延長することが承認されたと、発電所を運営する中国核工業集団公司(CNNC)が2021年9月13日に、公式WeChatアカウントを通じて発表した。

Global Times

米国その他

「NRCのヘッドスタッフ、マーガレット・ドアン氏がIAEAのポストのために退任」米国原子力規制委員会(NRC)のオペレーション担当エグゼクティブ・ディレクター(EDO:executive director for operations)であるマーガレット・ドアン氏が、国際原子力機関(IAEA)の職員となるため、2021年10月8日に退任することが9月13日に発表された。

NRC

カナダ、米国SMR

「NuScale Power社、カナダのSMRサプライチェーンを構築」米国NuScale Power社は、カナダのオンタリオ州ケンブリッジにあるBWXTカナダ社の施設で、NuScale Power Module(NPM)の製造に向けて、製造プロセスの開発作業を進めている。

NuScale Power、World Nuclear News

ポーランドSMR

「SMRへの取り組みは、政府の新規原発建設計画に干渉しない」「ポーランドの大企業によるSMRの導入は、2030年代までに従来型の原子力発電所を建設するという政府の計画と競合するものではない」と、ピヨトル・ナイムスキ戦略的エネルギーインフラ担当特任長官が地元メディアに語った。

NUCNET

米国SMR(新型炉燃料)

「このままでは次世代原子力発電所の燃料はロシアから調達」予算調整法案(budget reconciliation)に救いの手が差し伸べられなければ、米国の次世代原子力発電はロシアの燃料となる可能性がある。

E&E News

中国SMR

「ロシアの浮体式原子力発電プロジェクトを中国企業が初めて受注」中国企業が、ロシアの浮体式原子力発電所の建設を受注した。コメルサント紙が報じたところによると、中国の威邨(南通)重工有限公司は、ロシアの国営原子力公社であるロスアトムのために、2つの浮体式原子力発電所の船体を2億2600万米ドルで落札したという。

South China Morning Post

米国SMR(超小型炉の許認可)

「NRC、マイクロリアクターの許認可を合理化するためのドラフトホワイトペーパーを発表」NRCは、マイクロリアクターの規制認可プロセスを合理化するためのオプションについて検討したホワイトペーパーのドラフトを発表した。

Morgan Lewis

カナダSMR

「Cameco社とX-energy社、Xe-100小型モジュール炉をサポートするための協力を検討」カナダCameco社と米国X-energy社は、カナダと米国におけるX-energy社製のSMR「Xe-100」の将来的な展開、燃料供給及びサービスを支援するための協力可能な分野を検討するため、覚書を締結した。

Cameco

米国SMR

「ANS、新型炉燃料用HALEUの利用可能性について議会に要請」米国原子力学会(ANS)は、上院のエネルギー・天然資源委員会の委員長であるジョー・マンチン(民主党)と委員長のジョン・バラスソ(共和党)に宛てた2021年9月14日の書簡の中で、新型炉の燃料となるHALEUを国内で供給するために、議会は早急な対応が必要であると主張した。

ANS Newswire

米国SMR

「原子力諮問委員会、ホルテック社製SMR-160の2030年までの設置を「信頼できる目標」と判断」2030年までに米国で最初のSMR-160を設置するというホルテック・インターナショナル社の方針は、「信頼できる目標」であると、電力会社や原子力業界のリーダー20人で構成される同社の諮問委員会が判断したと報じられた。

POWER

米国SMR

「INLにおけるProject Peleのモバイル・マイクロリアクター・デモのためのドラフトEISを発表」米国防総省(DOD)は2021年9月16日、エネルギー省を協力機関とする戦略的能力局を通じ、「プロジェクト・ペレ」の建設・実証段階における環境影響評価書(ドラフト)の公開版を発表し、軍の要求に応じて設計された移動式マイクロリアクター実証炉を試験する計画が前進した。

ANS Newswire

韓国SMR

「韓国水力・原子力発電(KHNP)、SMR開発プロジェクトの予備的事業性調査を申請」韓国水力・原子力発電(KHNP)のチョン・ジェフン社長は2021年9月15日、5,800億ウォン規模の革新的なSMRの開発計画について、9月2日に政府の予備的な事業性調査を申請したと発表した。

Business Korea

ロシア原子力政策、SMR

「ロシア、2035年までに新たに15基の原子力発電所を稼働 - ロスアトム」ロスアトム社のアレクセイ・リカチョフ代表は、2021年9月20日に記者団に対し、ロシアは稼働中のほとんどの原子力発電所で原子力発電ユニットの数を増やすだろうと述べた。

TASS

ポーランドSMR

「SMRは国の長期的なエネルギー計画の一部になり得る、と石油会社社長」SMRは「宇宙から来た」技術ではなく、ポーランドの長期的な戦略的エネルギー計画の一部になり得ると、国営石油・ガソリン会社PKN Orlenのダニエル・オバジュテック社長が語った。

NUCNET

ポーランド、米国SMR

「NuScale Power社、KGHM社及びPBE社とポーランドでのSMR導入を検討する覚書を締結」米国NuScale Power社、ポーランドKGHM Polska Miedź S.A.(KGHM社)及びPiela Business Engineering(PBE)社の3社は2021年9月23日、NuScale社の小型モジュール炉(SMR)技術を、既存の石炭火力発電所の石炭再利用ソリューションとして、また、ポーランドにあるKGHMの産業プロセスのための電力及び熱源として導入することを検討する覚書を締結したことを発表した。

NuScale Power

ポーランド、カナダ、米国SMR

「Cameco社、GEH社、GEH SMRカナダ社及びSynthos Green Energy社との協業」カナダCameco社、米国GE Hitachi Nuclear Energy(GEH)社 、カナダGEH SMR Technologies Canada(GEH SMR Canada)社及びポーランドSynthos Green Energy(SGE)社は2021年9月23日、ポーランドのBWRX-300小型モジュール炉(SMR)に供給可能な、カナダのウラン燃料サプライチェーンの潜在的な確立を評価する覚書を締結した。

Cameco、World Nuclear News

EUエネルギー政策

「EU諸国、グリーン投資ルールの検討に時間をかける」欧州連合(EU)加盟国は2021年9月22日、EUが提案している「グリーン投資」のルールブックに対する異議申し立ての期限を延期し、政治的に微妙なこの政策を精査するためにさらに2ヶ月の猶予を与えた。

Reuters

IAEASMR

「原子力の未来を守るSMR」今年のIAEA総会のサイドイベントでは、SMRの設計プロセスに保障措置をどのように組み込むか、また、国際的な保障措置の義務を可能な限り効果的かつ効率的に果たすためには、早い段階でIAEAと協力することが重要であることが議論された。

IAEA

英国原子力宇宙利用

「Rolls-Royce社による月面採掘における原子力計画」The Mail on Sunday紙によれば、Rolls-Royce社は月や火星での採掘作業を可能にする原子炉を開発している。

daily mail online

英国、オーストラリアイノベーション技術

「AMRC、廃棄物容器でK-TIGと提携」オーストラリアの溶接技術スペシャリストであるK-TIGは、英国の原子力先進製造研究センター(AMRC)と、廃炉用の廃棄物容器の革新的な自動製造技術の開発を目的とした覚書を締結した。この覚書に基づき、K-TIGはAMRCと協力して、英国の廃炉廃棄物を安全に保管するために使用される3立方メートルのステンレス製ボックスの製造に使用されるロボット溶接セルの設計、開発、供給を行う。

World Nucelar News

ポーランドSMR

「NuScale Power社、ポーランドの新しいパートナーと石炭代替に関する契約を締結」米国NuScale Power社は2021年9月23日、ポーランドにおいて同社製SMRを石炭ユニットの代替品として検討する契約を締結したと発表した。NuScale社は、ポーランドのUnimot社と米国のGetka社の2つのエネルギー企業が共同で行う導入可能性の検討をサポートする。

World Nuclear News、NuScale Power

英国原子力政策

「英国、ウェスチングハウス社とウェールズでの新規原子力発電所建設を協議中」英国は、米国の原子炉メーカーであるウェスチングハウス社と、ウェールズのアングルシーに新しい原子力発電所を建設するための協議を行っていると、タイムズ紙が報じた。

Reuters、NUCNET、Bloomberg

米国SMR

「Nuclear Innovation Allianceが新型炉に関する報告書を発表」非営利のシンクタンクであるNuclear Innovation Allianceは2021年9月、新型炉に関する基本的な情報を提供し、一般の人々や関係者がこの技術の将来性を理解できるようにすることを目的として、報告書「Advanced Nuclear Technology: A Primer(新型炉技術:入門編)」を発表した。

ANS Newswire

英国水素、原子力

「水素製造には原子力が必要との研究結果」英オックスフォード大学の教授や経済学者が中心となって設立したエネルギー関係の分析・コンサルティング企業オーロラ・エナジー・リサーチ社は、エネルギー転換を促進し、英国の気候目標を達成するために、原子力と再生可能エネルギーの両方を水素製造に導入することの利点を調査した。その結果、急速な脱炭素化を促進し、化石燃料への依存度を低減するためには、電力と水素の生産に原子力と自然エネルギーの両方が必要であると結論づけた。

World Nuclear News

英国原子力政策

「政府、200億ポンド規模のサイズウェルCプロジェクトから中国を除外する「契約間近」」英国政府の閣僚は、サフォーク州の海岸に200億ポンドの原子力発電所を建設するプロジェクトから中国を除外し、代わりに数千万ポンドの税金を投入するという取引に近づいていると新聞報道が伝えた。

NUCNET、The Guardian

ロシアSMR

「OKBMアフリカントフ、北極圏向けの低出力原子炉設計を発表」ロシアのOKBMアフリカントフ社は、サンクトペテルブルクで開催された第15回ロシア北極圏及びCIS諸国の大陸棚における石油・ガス資源の開発に関する国際展示会・会議「RAO / CIS Offshore-2021」において、輸送可能な原子力発電ユニット新開発の詳細を発表した。

Nuclear Engineering International

米国新型炉

「ワイオミング州での先進的な原子炉技術の実証 - TerraPower社の見解」TerraPower社は、ビル・ゲイツ氏と「志を同じくする先見性のある人々」によって設立されて以来、増大する電力需要を満たし、気候変動を緩和し、何十億人もの人々を貧困から救うために、先進的な原子力エネルギー(Travelling Waveコンセプトや溶融塩高速炉技術を含む)の開発に注力してきた。現在、同社はパートナー企業と協力して、ワイオミング州の引退する石炭施設に初のNatrium(ナトリウム冷却高速炉)プラントを建設しようとしている。

NS Energy

英国、オランダSMR

「英蘭の建築事務所が小型原子炉の設計に進出」英国・オランダの建築事務所Instance BVは、GEH社と共同で、北米、ヨーロッパ、アジアで展開される小型原子力発電所の設計を発表した。Instance BVは、ロンドンとアムステルダムに拠点を持ち、英国の建築家イアン・マクドナルド氏が代表を務めている。

Architecture and Design

カナダSMR

「Terrestrial Energy社がFirst Nations Power AuthorityとMOUを締結」第四世代SMRを開発するTerrestrial Energy社(本社:オンタリオ州オークビル)は2021年9月28日、サスカトゥーン(カナダサスカチュワン州中央部にある都市)に本拠を置くFirst Nations Power Authority(FNPA)との間で覚書を締結したことを発表した。Terrestrial Energy社はFNPAのメンバーとなり、カナダの先住民コミュニティの利益のために、同組織とともにSMR技術の開発を検討していく。

Terrestrial Energy

IEA気候変動対策

「IEA事務局長、気候目標の達成には大規模な原子炉建設計画が必要と指摘」国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は、「原子力発電は、新たに出現するグローバルなクリーンエネルギー経済において重要な役割を担っているが、世界の排出量純減目標を達成するためには、2050年までに世界の原子炉容量を3倍に増やす必要がある」と述べた。

NUCNET

米国照射試験炉

「VTRは、原子力のイノベーション・エコシステムにおいて重要な役割を果たす」次世代の民生用原子力技術は、拡大する国際市場にゼロカーボンエネルギーをもたらすことが期待されている。しかし、米国の原子力産業が先進的な原子力技術の製造で主導権を握るためには、米国政府が広範な原子力イノベーションのエコシステムを支援する必要がある。このエコシステムは、新しい原子炉設計の実証と商業化、先進的な原子炉の大部分を動かすことになるHALEU燃料への資金提供、多目的試験炉(VTR)の建設という3つの柱で成り立っている。VTRは、次世代の原子炉で使用される燃料や材料の試験を行う上で重要な役割を担っているが、最近、上下両院の予算委員会でVTRへの資金提供がゼロになった。これは、米国の原子力政策に大きな影響を与える重大な誤りである。しかし、この誤りを正すための立法の機会は今後もある。

Atlantic Council

英国SMR(AMR)

「U-Batteryの実物大「モックアップ」で先進的な原子力技術の効率性を実証」2021年9月29日、U-Batteryとキャベンディッシュ・ニュークリアが主催するイベントで、世界初となる新型モジュール炉(AMR)の主要容器の実物大モックアップが公開された。

U-Battery

カナダSMR

「Terrestrial Energy社とOrano社がIMSR発電所向け核燃料供給に関する包括的契約を締結」Terrestrial Energy社は2021年9月29日、第四世代炉である統合型溶融塩炉(IMSR)の運転に必要な燃料供給プログラムの一環として、核燃料サイクルの世界的リーダーであるOrano社と契約を締結した。

Terrestrial Energy