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ナトリウム冷却高速炉のシビアアクシデント研究の集大成となる書籍が刊行

2024年11月、学術出版社である、Academic Press社より「SEVERE ACCIDENTS IN SODIUM FAST REACTORS~Safety Study Approach, Prevention and Mitigation by Design(ナトリウム冷却高速炉のシビアアクシデント~安全研究アプローチ、設計による防止と緩和)」が出版されました。

概要

この本は、フランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)のナトリウム冷却高速炉(SFR)シビアアクシデント 対策チームらが中心となり、当機構の職員が執筆・参加してまとめられたものです。SFRの炉心が溶融するような事故(シビアアクシデント)について、原子炉容器内および炉容器外の現象に焦点を当て、シビアアクシデントの事象進展、防止と緩和方策、関連する数値解析や実験研究の成果が解説されています。

目次

1.序文

2.SFR(ナトリウム冷却高速炉)の過去のプロジェクトにおけるシビアアクシデントアプローチの動的および歴史的なビジョン

3.ASTRID[1]とJSFR[2]設計の概要

4.シビアアクシデントシナリオの検討と緩和策実施のための設計による研究方法

5.シビアアクシデントおよび緩和策の研究に用いられるシビアアクシデント計算ツール

6.フランスのSFR実証炉向けに実施された緩和策の研究

7.ASTRIDの緩和装置設計のための実験的支援研究

8.日本の原子炉の緩和策、および他の最近のSFR概念に関する研究と図解

9.さらなる研究開発ニーズ

10.結論

言語

英語

入手先

本出版物は ElsevierScienceDirect にて書籍版・電子版が入手可能です。

[1] ASTRID

Advanced Sodium Technological Reactor for Industrial Demonstration:フランスで設計され、日本も協力した60万KWe級プール型SFRプラント

[2] JSFR

Japan Sodium-cooled Fast Reactor:「高速増殖炉サイクル実用化研究開発(FaCTプロジェクト)」として日本で設計された150万KWe級先進ループ型SFRプラント