高速実験炉「常陽」は、新規制基準適合に係る原子炉設置変更許可を令和5年7月26日に取得した後、茨城県、立地自治体及び隣接自治体と締結する茨城県原子力安全協定に基づき、安全対策工事に係る「新増設等計画」を事前に了解していただくため、対応を進めてきました。
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令和5年10月と12月に開催された茨城県原子力安全対策委員会や今年の8月2日に開催された茨城県原子力審議会において、専門家や自治体の首長、有識者の方々に「常陽」の意義や安全性を審議いただきその結果を踏まえ、9月6日茨城県及び大洗町から、事前了解をいただきました。
今後は、令和8年度半ばに予定する運転再開、再開後に進める「実証炉のための研究開発」や「医療用ラジオアイソトープの製造実証」に向け、安全対策工事の対応を着実に進めていきます。
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大洗町國井大洗町長(右側)から大洗研究所吉武所長(左側)へ事前了解書を手交
大洗研究所の周辺にお住いの皆様に「常陽」を知っていただくため、紹介リーフレットを作成し、配布させていただきました。