INFCIRC/225/Rev.5 地域トレーニング・コース
- タイトル
- 核物質及び原子力施設の物理的防護に関する核セキュリティ勧告 (INFCIRC/225/Rev.5)の実施に係る地域トレーニング・コース
- 開催期間
- 2013年8月26日‐30日
- 開催場所
- 核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)(東海村)
- 共催機関
- 国際原子力機関(IAEA)
- 参加者数
- 18名
- 概要
2013年8月26日-8月30日、核物質及び原子力施設の物理的防護に関する核セキュリティ勧告(INFCIRC/225/Rev.5)の実施に係る地域トレーニング・コースを国際原子力機関(IAEA)と共催した。規制官庁、政府機関、事業者など、アジア10カ国からの参加者および日本人併せて18名が参加した。
- 5日間のトレーニング・コースを通じて、参加者はINFCIRC改定5版の内容について学び、自国においてどう第5版に対応していくかなどについて議論を行った。 過去2回開催されている同勧告に係るトレーニングは2日間のワークショップであったが、今回は初めてIAEAによる5日間のトレーニング・コースとして実施した。本コースは、講義とその後に行うグループ演習によって構成されている。また核物質防護実習フィールドで実際のセンサーの機能を見学し、教材・勧告文書内容の理解促進に貢献した。
- 5日目には、すでにIAEA勧告を導入している国、及び現在導入のための取り組みを実施している国から、国内法や規制枠組み、勧告の導入におけるベストプラクティスについて発表があり、今後の課題についてパネル討論を行った。その後、参加者を交えて議論を行った。参加者からは、実際の導入にあたって最も困難だったのは何か等、具体的な事例を求める質問が相次ぎ、高い関心がうかがわれた。
- 参加者による熱心な議論を通じ、参加者間で強いネットワークが築かれた。