モンゴルにおける“原子力の平和利用”に関わるセミナー
- タイトル
- 原子力の平和利用と核不拡散に関するセミナー
- 開催期間
- 2012年9月4日〜5日
- 開催場所
- モンゴル(ウランバートル)
- 共催機関
- モンゴル原子力庁 (略称:NEA)
- 参加者数
- 34名
概要
2012年9月4-5日、核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)は、モンゴル原子力庁の共催により、モンゴルの首都ウランバートルにて、「原子力の平和利用と核不拡散」に関するセミナーを開催した。
本セミナーは、昨年8月9-10日同地にて行われたセミナーに引き続く第2回の開催で、原子力導入の過程にあるモンゴルにおける核不拡散および核セキュリティ体制を強化することを目的とし、文部科学省の補助金事業の一環として開催された。
本セミナーでは、3S(原子力安全、核セキュリティ、核不拡散/保障措置)の重要性、原子力平和利用と核不拡散/保障措置・核セキュリティ分野におけるモンゴルの取り組み状況、IAEAの保障措置にかかる現在の状況と将来の展望等について、それぞれの発表とそれらに関する活発な議論が行われた。
また、今後モンゴルでの展開が予想されるウラン探鉱・精錬について、核セキュリティ、追加議定書対応の両面から豊富な経験を有するオーストラリアの状況について、発表を行った。モンゴルはこの1-2年のうちにウラン採鉱・精錬を本格的に開始する状況であり、追加議定書対応に直面しているためこの発表には強い関心を示した。
さらにモンゴルは保障措置の分野での人材育成を中心に積極的な将来に向けた対応を行っていることが確認できた。