FUGEN

平成15年4月24日
核燃料サイクル開発機構
敦  賀  本  部

平成15年度の燃料輸送計画及び新型転換炉ふげん発電所での
廃止措置準備期間中の主要作業について

 当サイクル機構、新型転換炉ふげん発電所並びに高速増殖炉もんじゅ建設所の平成15年度燃料輸送計画(新燃料、使用済燃料)及び新型転換炉ふげん発電所での廃止措置準備期間中の主要作業は、下記のとおりです。

1. 新燃料集合体輸送計画
施 設 名
輸送体数
輸送時期
輸送物の種類
輸送元
新型転換炉
 ふげん発電所
平成15年度計画なし
高速増殖原型炉
 もんじゅ
平成15年度計画なし
  (注)輸送体数、時期は変更されることがあります。

2.使用済燃料輸送計画
施 設 名
輸送体数
輸送時期
搬出先
輸送目的
新型転換炉
 ふげん発電所
34体(MOX燃料)
第1四半期
BM型核分裂性輸送物
再処理
高速増殖原型炉
 もんじゅ
平成15年度計画なし
  (注)輸送体数、時期は変更されることがあります。
<参考資料> 輸送における安全性について

3.新型転換炉ふげん発電所での廃止措置準備期間中の主要作業
作業名
実施内容
定期検査
 原子炉等規制法に基づき第18回定期検査を6月下旬から約9ヶ月の予定で実施します。
自家用電気工作物廃止報告
 電気事業法に基づき自家用電気工作物廃止報告を行います。
 (新型転換炉ふげん発電所は電気事業法上で「自家用電気工作物を設置するもの」に該当します。「自家用電気工作物廃止報告」を提出することで、電気事業法に基づく定期検査は、不要となります。)
燃料装荷禁止措置
 原子炉から燃料集合体全数(224体)を取り出した後、燃料交換機先端と圧力管を接合する「スナウト」という部分を取り外す等の原子炉に燃料を再度装荷できないようにする措置をとります。この措置を講じた後、原子炉等規制法(研究開発段階炉規則)に基づく経済産業大臣の承認を受けます。この手続の後は、非常用冷却設備の一部や原子炉冷却系等が原子炉等規制法に基づく定期検査の対象範囲から除外されます。
原子炉冷却系系統化学除染
 燃料集合体を炉心から取り出した後、原子炉冷却系の化学除染を行います。除染完了後、原子炉冷却系の水抜きを行い、系統を隔離します。
重水回収
 重水系統の重水を重水貯槽等に回収して、重水系統を隔離します。
重水精製装置Iを用いたトリチウム
除去試験
 重水精製装置I(RI施設)を用いて、配管内部に通風して乾燥させることで配管の金属組織内に蓄積したトリチウムを除去する試験を行います。本試験によって得られたデータは原子炉施設の重水系統機器の解体計画に反映いたします。

以  上