FUGEN

平成12年 4月 4日
核燃料サイクル開発機構

お知らせ
新型転換炉ふげん発電所の制御棒駆動装置差動トランスの取り替えについて

 
昨日、原子炉を手動停止して、調査を開始した件について、今後の調査工程を以下のとおりお知らせします。

工 程
  • 制御棒駆動装置点検準備・・・ 約1週間
  • 位置検出器用差動トランスの取り外し点検調査・・・ 約1週間

(補足説明)

今回、不具合が推定されている制御棒位置検出器用の差動トランスを点検するためには、制御棒駆動装置を原子炉上部にある制御棒駆動装置収納ケーシングから取り外す必要があります。
ふげんの制御棒は、重水(減速材)中で使用していることから、制御棒駆動装置の取り外しの際には トリチウム防護が必要になるため、専用の交換設備(チェンバー)を駆動装置の上部に設置して、グローブボックス内で作業を行います。
従って、これら準備作業および点検調査にそれぞれ約1週間程度を想定しております。

以上