平成11年11月19日
核燃料サイクル開発機構
週報別添

新型転換炉ふげん発電所の急速注水系定期試験時の不具合について

新型転換炉ふげん発電所(新型転換炉:定格出力16.5万kW)は、圧力管シール機能低下による原因調査と今後の対策のため、平成11年10月28日から停止しております。
平成11年11月18日に定期試験として、非常用冷却系のうち、急速注水系の蓄圧器出口弁の開閉試験(弁を開閉して正常に動作することを確認する試験)を行いました。
  急速注水系は、非常時に備えてA系とB系の2系統から構成されており、いずれか1系統だけで十分な機能を有しています。
同日17時10分から行ったA系統の蓄圧器出口弁の開閉試験については問題ありませんでした。
続いて17時25分からB系統の蓄圧器出口弁の開閉試験を行ったところ、弁が「開」になりませんでした。
  原因については、現在調査中です。
なお、本件によるプラントへの影響はありません。

※急速注水系は、原子炉運転中、原子炉に水を急速に注水する必要が生じた場合に作動する系統であり、原子炉停止中は機能を維持することを要求されておりません。


以 上