FUGEN

平成11年 9月20日
核燃料サイクル開発機構
 

新型転換炉ふげん発電所の原子炉起動について

 
新型転換炉ふげん発電所(新型転換炉:定格出力16.5万kW)は、全出力(16.3万kW)で運転中のところ、取水口(浦底湾)にクラゲが詰まり、取水口の水位が低下しました。
このため、復水器および原子炉補機冷却系への海水取水に支障が生じたため、本日(9月18日)、13時43分頃から原子炉の出力を手動で降下していましたが、重水温度の上昇が認められたことから、13時52分、電気出力約14万kWで原子炉を手動で緊急停止しました。
なお、今回の手動停止による周辺環境への放射能の影響はありません。

(平成11年9月18日15時30分 記者発表済)

取水口の海水除塵装置に付着したクラゲの除去と装置の清掃を行うとともに、取水口のポンプ類の点検等を実施し、プラント設備に異常のないことを確認しました。
このことから、本日18時頃に原子炉を起動し、翌21日13時頃に発電を再開する予定です。
また、今後は、取水口の水位低下に早期に対応出来るよう海水除塵装置の自動運転間隔等の見直しを図ることとしました。

ふげん系統図

参考