FUGEN

平成11年 7月 2日
核燃料サイクル開発機構
敦  賀  本  部
(18時記者発表)

新型転換炉ふげん発電所 重水精製装置IIエリアモニタ上昇について

新型転換炉ふげん発電所(新型転換炉:定格電気出力16.5万kW)は、平成11年1月8日から第15回定期検査を行っています。
発電所主建屋に隣接している重水精製装置IIは、本日運転を開始しましたが、運転員によるパトロール中の15時15分に、重水精製装置IIにおいて重水が漏れていることを確認したため、運転を停止しました。
なお、漏れた箇所の周辺部については15時45分に隔離し、16時45分に漏えい停止を確認しました。
また、15時44分に「重水精製装置Uエリアモニタ高高(警報設定値1.11×10-1Bq/cm3)」警報が発信しました。
重水精製装置建屋スタックモニタについては、高警報設定値(:3.7×10-2Bq/cm3)を下回っていますが、引き続き監視中です。
重水が漏れた原因等については、現在調査中です。

※ 重水精製装置は「ふげん」で減速材として使用している重水が劣化した場合に精製する装置で、発電所の運転と同調を採らない独立した設備です。

以 上

概要図

本件に関する問い合わせ先
広報課長  瀬戸口 啓 一
TEL 0770-23-3021(代表)