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新型転換炉ふげん発電所の主変圧器用遮断器の損壊について

新型転換炉ふげん発電所(定格電気出力16.5万kW)は、平成11年1月8日から第15回定期検査を実施していますが、 2月4日0時43分、送電線と主変圧器間に設置されている主変圧器用遮断器内に封入されている遮断用ガス(SF6:六フッ化イオウ) の圧力が低下したことを示す「52G SF6ガス圧力低」の警報が発報し、続いて0時45分に「52G SF6ガス圧低低」の警報が発報しました。

現場を確認したところ、主変圧器用遮断器に封入されている遮断用ガスの圧力が、通常の約5kg/cm2から1.5kg/cm2まで低下していることが確認されました。
また、本日朝に現場を詳細に調査したところ、3台(A,B,C各相1台ずつ)ある主変圧器用遮断器のうちC相遮断器の主変圧器側で、遮断器内にある導体が 遮断器の一部(ブッシング:碍子)から抜け出ていることが確認されました。

原因は、現在調査中です。

なお、定期検査中は所内電源は起動変圧器側から受電し、当該遮断器は使用していないため、発電所への影響はありません。
また、周辺環境への放射能の影響もありません。

発電所全体構成図
発電機しゃ断器外観図
所内電源系統概要図

以  上