14.「あかめがしわ」

あかめがしわ

落葉高木、雌雄異株。山奥にはもっと大きいものがあるかも知れないが、センターには一番大きいので5mぐらいのものである。ただし、海岸部によく生えているので生活力のある木であることが分かる。夏に、地味な色でラベンダー状の花をつける。
この木は、朴の葉よりは小さいが、大きな葉を持ち、古代では食器として使われたと書き物にある。環境によるものか個体差があり、葉の大きさは様々であるが、センターで一番大きいものに葉書の大きさをはみだすものがあった。
「あかめ」というのは新芽が赤いことから来ているが、葉は広く柔らかく、むしゃむしゃと食べられそうな感じがある。そのせいか毛虫がつきやすい。虫は食べでのある葉だと思っているかも知れないが、大木になるのは大変であろうと感じさせてくれる木である。