センターの自然にある植生ではこのくろまつ(黒松)が一番多い。落葉樹が葉を落としてしまう冬の季節では植生の9割が黒松ではないかという感じである。
松は痩せた土地に向くというから、この周辺の土地は肥えてはいないのであろう。
「ふげん坂」からみるくろまつ林はまさに林立状で立派なものであるが、敦賀半島ではありふれた風景でもある。しかし、赤松はここではあまり見かけられない。従って、敷地内では「まつたけ」を見ることはないのであるが、とある山中では取れるという噂があった。往年は、無断採取で新聞種になったケースもあったが、最近は取ったという話も聞かないところをみると、もう数が殆どないのであろうか。息子にも生えるところを教えないという噂もある土地柄でもあり、ますます話題にもならないのである。