命名から生い立ち・歴史

我が国が総力をあげて開発を行っている、新型原子力発電所の命名にあたって、新型転換炉の原型炉を「ふげん」、高速増殖炉の原型炉を「もんじゅ」と名付けました。
「ふげん」の名称は、釈迦如来の脇士である、普賢菩薩(ふげんぼさつ)に由来します。 普賢菩薩は、慈悲を象徴し象に乗っておられます。それは、強大な力を持つ巨獣を慈悲で完全に制御している姿です。
原子力の巨大なエネルギーも、このように人類が制御し、科学と教学の調和の上に立つのでなければ、人類の幸福は望めません。 原型炉「ふげん」は、これらの願いを込めて名付けられたものです。

普賢菩薩(ふげんぼさつ)