ふげんの核燃料リサイクル技術開発

ふげんの核燃料リサイクル技術開発

大洗工学センターの研究施設においてプルトニウム燃料を装荷した原子炉の特性研究を行い、また東海事業所においてプルトニウム燃料の開発を行いました。 これらの成果を基に、ふげんは運転の最初からプルトニウム(MOX)燃料を利用しました。

・昭和53年3月20日、プルトニウム(MOX)燃料22体装荷炉心で最小臨界を達成しました。

・昭和54年3月20日、プルトニウム燃料96体を装荷して、電気出力16万5千kwの原子力発電所として本格運転を開始しました。

・「ふげん」のMOX燃料に利用されたプルトニウムは、運転開始当初は海外からの輸入プルトニウムでしたが、 昭和56年9月以降に装荷されたMOX燃料には、東海事業所の再処理工場で国内の軽水炉の使用済み燃料から回収されたプルトニウムを利用してきました。

また、昭和57年12月以降に装荷されたウラン燃料には、人形峠事業所で濃縮された国産濃縮ウランを利用し、さらに、昭和59年5月から東海事業所の再処理工場で国内の軽水炉の使用済み燃料から回収されたウランをMOX燃料の母材に使用した燃料を「ふげん」に装荷しはじめました。

ふげんの核燃料リサイクル技術開発

核燃料サイクル技術開発

・核燃料サイクル機構は、プルトニウムを準国産エネルギー資源として利用できるように、核燃料サイクルの技術開発を実施しています。

・その一環として新型転換炉(ATR)、高速増殖炉(FBR)の研究開発を推進しています。

核燃料サイクル技術開発