自主技術開発の成果(4)



定期検査

  「ふげん」の核燃料サイクル上の成果については前述したとおりですが、発電プラントとしての技術的成立性は安定運転の実績が物語っています。圧力管型重水炉固有の設計の本質に起因する不具合を経験することもなく、17回におよぶ定期検査もすべて国内の技術によって行われ、プラントを構成する機器コンポーネントの保守データや経年化データを蓄積しつつ保守管理・分解点検手法を確立するとともに、国産機器の長期信頼性を実証しました。


制御棒駆動装置(CRD)交換チェンバーによるCRD 交換作業

CRD組立作業

重水循環ポンプ分解点検前の内部乾燥作業
定検中の燃料交換作業
炉心下部の圧力管に燃料交換装置が結合され、圧力管からの燃料の取り出し、新燃料の装荷を行います。

再循環ポンプ(RCP)本体分解点検(羽根車)