プルトニウム利用技術の確立と実証(5) | |||||
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昭和56年9月以降に「ふげん」に装荷したMOX燃料には、サイクル機構の東海事業所の再処理工場で回収したプルトニウムを用いてきました。再処理工場は、昭和52年9月の操業開始以来、平成15年1月末現在までに合計1009トン(燃料集合体数で4779体)の再処理実績があります。「ふげん」の使用済燃料の再処理実績は合計約70トンで、そのうち使用済MOX燃料(タイプA)については約10トンを処理し、せん断性、溶解性、溶解液の清澄特性、ウラン、プルトニウムの抽出特性などは、軽水炉燃料と同様であり、安全に安定して再処理できることを確認しました。 操業以来再処理工場で回収したプルトニウムは、「常陽」、「もんじゅ」、「ふげん」に利用していますが、全回収プルトニウムのおよそ4分の1が「ふげん」のMOX燃料として再利用されています。「ふげん」の運転、すなわちプルトニウムの利用にあわせて再処理工場も実績を積み重ね、再処理技術、臨界安全管理技術、保障措置システム技術など関連技術を蓄積してきています。 |
![]() 東海再処理工場 ![]() プルトニウム・ウラン混合物 |
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東海再処理工場の再処理実績
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