プルトニウム利用技術の確立と実証(2) | |||||
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「ふげん」のMOX燃料に利用したプルトニウムは、運転開始当初は海外からの輸入プルトニウムでしたが、昭和56年9月以降に装荷したMOX燃料には、東海事業所再処理工場で国内の軽水炉の使用済燃料から回収したプルトニウムを利用してきました。また、昭和57年12月以降に装荷したウラン燃料には、人形峠事業所で濃縮した国産濃縮ウランを利用し、さらに、昭和59年5月には東海事業所の再処理工場で国内の軽水炉の使用済燃料から回収した |
ウランをMOX燃料の母材に使用したMOX燃料4体を「ふげん」に装荷し、以降回収ウランもMOX燃料製造時に利用しています。 昭和63年5月には「ふげん」の使用済MOX燃料を東海事業所で再処理して回収したプルトニウムを4体のMOX燃料に再加工し、再び「ふげん」に装荷して核燃料サイクルの輪を完結しました。このように「ふげん」は、核燃料サイクルを実炉規模で先行的に具現化し実証してきました。 |
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東海事業所全景
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人形峠事業所全景
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