第17回むつ海洋・環境科学シンポジウムを開催

11月24日(水)、むつ市に拠点を置く研究機関(国立研究開発法人日本原子力研究開発機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、公益財団法人日本海洋科学振興財団)、青森県下北地域県民局及びむつ市との共同主催に加え公益財団法人環境科学技術研究所の協力により「第17回むつ海洋・環境科学シンポジウム」を開催し、関係者を含む175名が参加するシンポジウムとなりました。

今回のシンポジウムも昨年同様、手指の消毒の徹底や等新型コロナウイルス感染拡大防止対策をとった上での開催となりました。

当機構は、青森研究開発センター所長 藪内典明による近況報告と、環境動態研究グループ鈴木崇史による「加速器質量分析装置を用いて解明した海水中でのヨウ素129の沈み込み」と題した、当機構の研究施設「加速器質量分析装置」と海洋機構所有の海洋地球研究船「みらい」を利用した、福島第一原子力発電所事故により放出された放射性物質の海洋内部での移行過程の研究について報告をいたしました。

また、特別参加として、昨年に引き続き津軽海峡のデータ取得のため海洋機構と青森県立むつ工業高等学校とで協力協定を締結し製作を進めている「簡易風向風速計」について、製作の実施主体であるむつ工業高校電子科3年生から成るチーム「GLAUKOS(グラウコス)2」より製作の中間報告をいただき、大変興味深い話を聴くことができました。