第16回むつ海洋・環境科学シンポジウムを開催

11月18日(水)、むつ市に拠点を置く研究機関(国立研究開発法人日本原子力研究開発機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、公益財団法人日本海洋科学振興財団)、青森県下北地域県民局及びむつ市との共同主催に加え公益財団法人環境科学技術研究所の協力により「第16回むつ海洋・環境科学シンポジウム」を開催し、関係者を含む173名が参加するシンポジウムとなりました。

今回のシンポジウムは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、発表者は県内在住者に限定、プログラムの短縮、参加者は事前申込のうえ健康チェックと消毒を実施、会場においては座席の間隔を空け換気の徹底など対策をとった上での開催となりました。

当機構は、青森研究開発センター所長 藪内典明による近況報告と同施設工務課マネージャー 桑原潤による「加速器質量分析装置(AMS)を用いた同位体分析」と題した炭素やヨウ素の計測などの研究について報告いたしました。

また、特別参加として、津軽海峡のデータ取得のため海洋機構と青森県立むつ工業高等学校とで協力協定を締結し製作を進めている「簡易風向風速計」について、製作の実施主体であるむつ工業高校電子科3年生から成るチーム「GLAUKOS(グラウコス)」より製作の中間報告をいただき、大変興味深い話を聴くことができました。