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親子月食観察会を開催(4月4日)

  4月4日(土)、日本では約半年ぶりに月が地球の影にすっぽりと隠れる「皆既月食」となったこの日、国際核融合エネルギー研究センター(六ヶ所BAサイト)において「親子月食観察会」を開催しました。当日は全国的には雨や曇りで観察できないところが多かったのですが、青森県は天候に恵まれ、午後7時から10時ごろと親子で観察しやすい時間帯であったこともあって、六ヶ所村内などにお住まいの12組のご家族(計33名)が参加されました。観察会では、はじめに奥村特任参与による「月食と太陽と核融合」のお話やクイズで勉強した後、会場に準備した望遠鏡や双眼鏡でそれぞれが思い思いに皆既月食や木星、金星などの天体観測を行い、月のクレーターや木星の縞模様などの肉眼では見ることができない星の様子を観察しました。月が欠け始めると会場からは歓声が上がり、数年に1度の天体イベントを親子で一緒に楽しむ機会となりました。観察会では他にも、プラネタリウムの上映、プラズマ実験の実演、スーパーコンピュータ「六ちゃん」の見学を実施し、六ヶ所BAサイトで行っている研究にもふれて頂きました。参加されたお子さんや保護者の方からは次も機会があったら参加したいとの声を多く頂き、次の皆既月食は3年後の2018年になりますが、今後も天体観測や科学実験などを通じて当研究所で行っている科学技術や核融合について知ってもらう機会を設けていきたいと思います。

屋外での天体観察

「月食と太陽と核融合」のお話

きれいに観察できた皆既月食