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平成13年採用 量子ビーム応用研究部門 X線量子構造研究グループ 石井 賢司 |
@ | 担当業務について教えてください!! SPring-8で放射光X線を使った研究を行っています。具体的には、超伝導体や磁性体がどういう性質をもっているか、どうしてそのような性質が出てくるか、ということを共鳴X線散乱という手法を用いて明らかにしようとしています。私の興味は基礎科学的なところが中心ですが、研究対象としている物質が何かに応用され、人の役に立てばそれはそれでうれしいことだと思います。 |
A | 「機構はこんなところです!」 SPring-8のある播磨地区は同世代の研究者が多く、仕事以外のつきあいもできて楽しくやっています。まわりも自然が豊かで、鹿や狸と一緒にたっぷりと田舎生活を堪能することができます。 |
B | 業務上の喜怒哀楽体験について 実験のときは仕事場から離れられずに、ご飯が食べられなかったりして大変なこともありますが、良いデータが取れていれば、実験が終わって外に出たときの爽快感はまさに「快感」です。また、成果が論文となって世間に出て行くときは達成感もあって嬉しいです。 |
C | 社会人になって自分自身はどう成長したか? 一つのことを考え始めるととまらなくなるので、初めのうちはたくさんの仕事が同時にくるとパニックになっていましたが、ひとつひとつ(締め切りの早い方から)順番にこなしていくことができるようになりました。 |
D | 機構を就職先に選んだ理由 ちょうどSPring-8が立ち上がった頃で、新しい実験施設で放射光を使ったいろいろな研究ができそうだというところに魅力を感じました。いいタイミングでSPring-8ができあがってくれたと思っています。 |
E | 学生時代と現在の機構へのイメージの違いは? それほどイメージの違いはありません。原子力と言うと固いイメージがあったので「研究所とはいうが、与えられた仕事としての研究テーマを粛々とこなしている事業所のようなところ」という心配も少しありましたが、そんなことはありませんでした。 |
F | 週末は何をして過ごしていますか? SPring-8の運転期間中は週末の半分ぐらい実験のことを自宅でシミュレーションしています。それ以外の時は、プールで泳いだり、本を読んだり、ドライブに出かけたり、冬場はスキーに行ったりしています。 |
G | 学生へのメッセージ 幅広い知識や経験があればいろいろな場面で役に立ちます。自由な時間がたくさんある学生のうちにいろいろな能力を高めておくと良いと思います。 |
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