令和7年1月10日
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
大洗原子力工学研究所
福島廃炉安全工学研究所

東京電力福島第一原子力発電所2号機から取り出された燃料デブリの
MHI原子力研究開発株式会社(NDC)への輸送について(お知らせ)

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(理事長 小口正範)は、令和6年11月12日に東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所2号機から試験的に取り出された燃料デブリを大洗原子力工学研究所の照射燃料集合体試験施設(FMF)に受け入れ、同月14日からFMFにおいて非破壊分析等を実施してきたところです。

今般、燃料デブリ分析機関の決定(令和7年1月8日既報)に基づき、燃料デブリの一部をFMFからMHI原子力研究開発株式会社(NDC)へ安全に輸送しましたのでお知らせいたします。

輸送量:0.1g程度
形状:塊状の燃料デブリ
FMFからの輸送開始時刻:令和7年1月10日13時02分
NDCへの輸送完了時刻:同日14時43分

NDCにおいては、安全確保を第一に作業を進め、化学分析(主要元素組成、微量元素組成、ウラン同位体比の評価)を行う予定です。各分析機関での分析で得られた成果を通じて、今後の燃料デブリ本格取り出しに向けた工法、安全対策や保管方法の検討などに貢献していきます。

FMFにおける燃料デブリ搬出時の様子を燃料デブリ特設HPに掲載いたします。

燃料デブリ特設HP:燃料デブリの分析に向けた取り組み

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