令和3年7月30日
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
大洗研究所

HTTR(高温工学試験研究炉)の運転再開について(お知らせ)

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(理事長 児玉敏雄、以下「原子力機構」という。)のHTTR(高温工学試験研究炉 最大熱出力:30MW)が、令和3年7月30日に運転再開しましたので、お知らせします。

HTTRは、平成26年11月26日に新規制基準への適合性を確認するための設置変更許可申請を行い、令和2年6月3日に許可を取得しました。令和2年12月から、新規制基準への適合のための工事等を実施し、使用前事業者検査が令和3年7月2日に、原子炉起動までに実施すべき定期事業者検査が令和3年7月26日に終了したことから、令和3年7月30日に、原子炉の運転を伴う定期事業者検査を実施するため、原子炉を起動(運転再開)しました。

今後、運転状態において原子炉の性能を確認するための検査を順次実施し、9月末には原子炉出力100%の状態で最終検査を行って、定期事業者検査を終了する予定です。

定期事業者検査終了後は、高温ガス炉の安全性を実証する試験、熱利用システム接続技術の確立のための試験、HTTRを活用した高温ガス炉技術分野における国際協力・人材育成などを計画しています。

引き続き、安全確保を最優先に、HTTRの運転を慎重に進めてまいる所存です。

以上


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