平成28年8月1日
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

文部科学省ミュージアム「情報ひろば」における
原子力機構の研究開発成果に関する企画展示(お知らせ)

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(理事長 児玉敏雄。以下「原子力機構」という。)は、文部科学省における大学・研究機関等との共同企画広報として、文部科学省「情報ひろば」企画展示室において、原子力機構の研究開発成果に関する企画展示を行います。

このたびの企画展示では、原子力機構で行っている研究開発のうち、下記のとおり3つのテーマでご紹介を行います。

皆様のお越しをお待ちしております。

開催概要

期間 平成28年8月1日(月)~平成28年11月21日(月)(予定)
場所 文部科学省情報ひろば企画展示室(旧文部科学省庁舎3階)入場無料
開催時間 午前10時~午後6時 入館は閉館の30分前まで 土曜日、日曜日、祝日、年末・年始休館
展示内容
  • 「福島環境回復における安心、安全を支える科学を考える」
    放射光、電子顕微鏡及び量子科学計算を用いた先端分析によって明らかにされた、分子レベルでのセシウム(Cs)の福島土壌への吸着メカニズムなどを模型、動画などによって紹介します。また、新しいCsの除染、減容化技術についてもご紹介します。
  • 「レーザーの光で厚板金属を自由自在に切る! -燃料デブリ及び炉内構造物の切断技術に係る研究開発-」
    レーザーの反射光を用いて、「レーザー切断適応制御」(切断性能を自在に制御する機能)のアルゴリズム構築を進めているレーザー共同研究所での取組をご紹介します。この「適応制御」機能を備えたレーザー切断システムの研究開発は、燃料デブリのように対象物の性状などが明らかでない場合にも適切な切断性能を維持する機能を実現するためのもので、一般産業界での性能評価と利用実績を重ね、東京電力ホールディングス福島第一原子力発電所を含めた原子炉廃止措置への適用も目指し加速していく計画です。
  • 「国際的な核不拡散・核セキュリティに貢献する原子力機構の活動」
    核不拡散・核セキュリティ総合支援センターが実施しているアジアを中心とした諸国に対する人材育成支援、核物質の測定・検知及び核鑑識の技術開発等についてご紹介します。

Csが粘土に取り込まれる様子
(動画のスナップショット)

レーザー加工ヘッド

核不拡散・核セキュリティ総合支援センター

戻る