【用語説明】

1) ウラン化合物

ウラン元素を含む化合物。ウランは5f電子という特徴的な電子を持つため、その化合物も様々な変わった性質を示す。URhGeでは強磁性と超伝導が共存し、さらに磁場によって超伝導が再び出現することで注目されている。

2) 核磁気共鳴(NMR)法

原子核の磁気的な性質(原子核スピン)を利用して、原子核位置にはたらく電子に起因する磁性を測定することにより電子状態を評価する手法。

3) 磁化のゆらぎ

個々の電子はスピンを持っており、ちょうど小さな磁石のようになっている。この小さな磁石の方向や大きさが物質の内部で変動している状態。スピンゆらぎともいう。

4) 強磁性

上記の小さな磁石(スピン)の向きがすべて同じ方向に揃った状態。

5) テスラ

磁場の強さを表す単位。 理科の実験などで使う棒磁石(アルニコ磁石)の強さは約0.25テスラ


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