平成27年4月30日
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
国立大学法人長岡技術科学大学
【概要】
国立大学法人長岡技術科学大学と国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(以下、原子力機構)は、平成27年4月30日付けで遠隔操作技術に関する研究協力の覚書を締結。
本覚書の締結により、東京電力株式会社福島第一原子力発電所(以下、1F)の廃炉の加速を含む災害対応等のための遠隔操作技術開発の促進に向けた研究協力を開始する。
原子力機構は、1Fの廃炉推進のための研究拠点として「楢葉遠隔技術開発センター」と「大熊分析・研究センター」の整備を進めています。特に、前者は、遠隔操作機器(陸走型ロボット等)の開発やそれらの機器の操作者の訓練などを行うための研究拠点であり、1F建屋内の現場状況を再現した試験環境、ロボットシミュレータなどを具備した遠隔操作機器・装置の開発・実証試験施設を有しています。
一方、国立大学法人長岡技術科学大学では、安全規格・安全認証を中心に災害対応ロボットのシステム安全の研究を国内大学で唯一実施しています。
今般、1Fの廃炉を含む災害対応等のための遠隔操作技術開発の効率的な推進を目指し、両機関が共同して研究開発を進めるために必要な事項等について覚書を締結しました。
両機関において、各々が有する研究施設・設備を活用し、災害対応等に係る遠隔操作技術に関する研究開発を行うことにより、効率的な研究開発が期待できるとともに、両機関の研究者・技術者の人材交流により、優秀な人材の育成、確保が期待できる。
締結日:平成27年4月30日
締結者:
国立大学法人長岡技術科学大学
システム安全専攻長 平尾 裕司
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
研究連携成果展開部長 圖師 修一
以上