平成27年3月27日
独立行政法人日本原子力研究開発機構

「JT-60SAの欧州による主要機器搬入及び現地作業開始並びに
真空容器の初期組立完了を披露する式典」の実施について

独立行政法人日本原子力研究開発機構(理事長 松浦祥次郎)那珂核融合研究所では、日欧協力により、核融合研究開発に関する国際的な拠点の形成を目指して、超伝導トカマク型実験装置JT-60SAの建設を進めています。JT-60SAの建設では、日欧双方が超伝導コイル、ヘリウム冷凍機システム、電源設備等を分担して製作し、平成30年度の実験開始に向け組立作業を進めています。

去る平成25年1月28日、スペインで製作されたクライオスタットベース(土台)の据付から組立が開始され、それ以来、順調に進展しています。平成26年には、イタリアの電源機器の搬入・欧州作業員による据付作業、日本の真空容器の現地組立が開始され、また、平成27年にはフランスのヘリウム冷凍機システムの搬入・据付やドイツの高温超伝導電流給電線の搬入を予定しています。

今般、欧州をはじめとする関係諸機関、地元自治体等との絆と相互理解を深めるため、欧州関係者の来日を機会に、JT-60SA建設の進捗状況報告を兼ねた式典を開催いたしますので、以下のとおりご案内いたします。

また本式典に先立ち、報道機関の皆様には、JT-60SA建設状況を間近でご覧いただく予定です。

1.日 時
  平成27年 4月20日(月)  13:30から (約3時間)

2.場 所
  日本原子力研究開発機構 那珂核融合研究所(茨城県那珂市向山801-1)
          多目的ホール、JT-60実験棟(JT-60本体室)他
  http://www.naka.jaea.go.jp/infomation/access.html

参考資料:欧州から搬入される主要機器と日本が実施している真空容器の組立 [形式:PDF]


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