概要

独立行政法人日本原子力研究開発機構東海研究開発センター原子力科学研究所では、旧JRR−3改造工事に伴って発生した固体廃棄物のうち、クリアランス制度1)の適用対象物(以下「クリアランス対象物」という。)であるコンクリート約4,000トンについて、平成20年7月に国から「放射能濃度の測定及び評価の方法2)」の認可を受けた。この認可を受けた方法に従い、平成21年4月より放射能濃度の測定及び評価作業を進めている。

クリアランス対象物である約4,000トンのコンクリートは、旧JRR−3改造工事3)において、制御室、炉室の床・壁及び廃棄施設のコンクリートダクト等を撤去した際に発生したものである。

今回、これらのクリアランス対象物のうち、炉室の床・壁を撤去した際に発生したコンクリート約377トンについて、国から認可を受けた「放射能濃度の測定及び評価の方法」に従い、コンクリートに含まれている放射性物質の放射能濃度を測定し、クリアランスレベル4)に比べて十分に小さい値であると評価した。その結果について国による確認を受けるため、平成22年1月に申請を行い、本日、この申請に対する確認証交付を文部科学大臣より受けた。

なお、残りのクリアランス対象物についても測定及び評価を行い、随時、確認申請を行う予定である。

クリアランスの流れ


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