平成21年12月4日
独立行政法人日本原子力研究開発機構

第4世代原子力システム国際フォーラム(GIF)
政策グループ議長の交代について(お知らせ)

12月3日、4日の両日、福井市の福井県国際交流会館で開催された第4世代原子力システム国際フォーラム(GIF)の政策グループ会合において、同グループ議長がジャック・ブシャール フランス原子力庁(CEA)長官特別顧問から佐賀山豊 文部科学省参与(原子力機構理事長特別補佐)に交代したのでお知らせいたします。

第4世代原子力システムに関する国際フォーラム(GIF)は、現在の原子力システム(第2世代:PWR,BWRなど、第3世代:ABWRなど)に続く、次世代の原子力システム(ナトリウムやガスで冷却する高速炉、発電と同時に水素製造も行う超高温のガス冷却炉など6つのシステム)の研究開発に関する多国間での国際協力の推進・調整を目的にして、2001年に発足しました。これまで各システムの長期的研究開発計画(ロードマップ)の策定や共同研究計画の検討・立案などを進めてきております。

政策グループ(PG:Policy Group)は、GIFの最高決議機関で、メンバー加盟、規定の制定、活動方針など、GIF全体の運営に係る事項が審議・決定されるもので、参加国持ち回りにて年3回程度会合が開催されます(今年度は3回開催:7月ベルギー・ブリュッセル、9月仏国パリ、12月日本・福井)。

政策グループの議長は、平成15年に初代のマグウッド米エネルギー省(DOE)原子力局長(当時)が選出されました。その後、現在のブシャール仏原子力庁(CEA)長官付特別顧問が引き継いでおります。今回、これに続く議長として、米仏と共にGIF活動の中核となっている日本から、佐賀山文部科学省参与が選出されたものです。日本人が議長に就任したことは、我が国の今後のFBR開発計画推進上、国並びに産業界などにとって重要なGIFを我が国がリードしていくこととなり、その活躍が期待されています。

今後、第4世代原子力システム国際フォーラム(GIF)の政策グループ会合は、新議長の下、活動方針の検討、共同研究開発プロジェクトの遂行などを引き続き行っていく予定です。

【添付資料】
1.GIF(第4世代原子力システム国際フォーラム)について[形式:PDF]
2.第28回政策グループ会合の概要[形式:PDF]
3.ジャック・ブシャール氏及び佐賀山豊氏の経歴[形式:PDF]

以上


戻る