平成21年9月17日
日本原子力研究開発機構
応用試験棟における漏水について
- 1.発生日時
- 平成21年9月17日(木)16時05分頃
- 2.発生場所
- 東海研究開発センター 核燃料サイクル工学研究所 応用試験棟
- 3.状況
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- 本日、16時05分頃、応用試験棟2階会議室(非管理区域)に3階試験室2(管理区域)内の流しの配管から管理排水が漏水した。
- 2階会議室の天井面への漏水量は、約10ccと推定。
- 2階会議室天井面のダイレクトサーベイ及びスミヤの結果、汚染は検出されなかった。
- 点検したところ、3階流し配水管床面に腐食が確認され、2階天井部に漏水によるにじみを確認した。
- 試験室2では、本日はウラン溶解試験溶液(ウランペレットを硝酸で溶解)の酸濃度分析作業を行っていた。流しは、実験器具(ビーカ)の洗浄に用いており、本日の作業では、酸濃度測定(水酸化ナトリウム滴定法)後の溶液(約60cc)を流しに廃棄後、そのビーカを水道水(約40cc)で洗浄し、流しに廃棄した。この作業を35回繰り返し、合計約3,500ccを流した。
- 3階流し排水管付近のダイレクトサーベイにて、汚染を確認(α:5.6×10-2Bq/cm2,βγ:1.3Bq/cm2、それぞれ表面密度限度の約1/70と約1/30)。なお、流しの排水トラップから採取した水の分析結果は、α:2.8×10-2Bq/cm3、β:4.6×10-2Bq/cm3であった。
別紙1、別紙2、別紙3[形式:PDF]
- 4.環境への影響
- 環境への影響はない。
- 5.原因
- 現在調査中。
以上
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