用語解説

1) 国際会議SC08
SCは米国で開催される高性能計算機、ネットワーク、ストレージ、解析をテーマとした計算機科学に関する国際会議。今年で20回目を数え、世界の主要なベンダーや公的研究機関がブースを構えて大々的な展示を行うとともに、併設会場にて学術論文の発表が行われる。世界各国から数千人の研究者、技術者が集まり、この分野で最も権威のある会議である。
2) パターン認識技術
パターン認識技術とは、文字認識等に利用される技術で、対象となるデータの分布の特徴が与えられた候補のどれとマッチするかを比較し、同定する技術。例えば、手書き数字のパターン認識であれば、手で書かれた数字の特徴からが0から9までのどの数字に対応するかを決定する。
3) 知識処理技術
パターン認識を実現するためには、対象となるデータの分布の特徴を計算機に認識させる必要がある。分布の特徴に関する記述を知識と呼び、知識に基づき行う処理を知識処理という。
4) 高温工学試験研究炉(HTTR: High Temperature Engineering Test Reactor):
日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターに建設された我が国初の高温ガス炉。2004年に世界初となる原子炉出口冷却材温度950℃を達成した。高温ガス炉は、その固有の安全性と高い出口温度を活かした水素製造等の多目的利用、高効率発電等の特徴から、次世代の原子炉の一つとして世界的に注目されている。
5) 熱変位解析
熱による構造物の変形(熱変位)に関する解析。熱変位は、ひびや破断を引き起こし得るため、本解析は原子炉の健全性評価にとって重要な課題の一つである。

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