用語解説
- 1)換気設備
- 換気設備は、原子炉建家内の負圧に保つための設備で、空気を原子炉建家内に送りこむ給気設備、原子炉建家内に送った空気を排出するための排気設備から構成されています。
- 2)UCL(Utility Cooling Line)系統
- UCL系統は、ディーゼル発電機や試験設備等のユーティリティ設備に冷却水を供給するための設備で、冷却水の冷却を行う冷却塔、冷却塔に冷却水を送る循環ポンプ、ユーティリティ設備に圧力をかけた冷却水を送るための高架水槽、高架水槽に冷却水を送る揚水ポンプ等から構成されています。
- 3)照射試験炉
- 原子炉内において、燃料や材料に中性子を当てる試験を行うことのできる原子炉を照射試験炉と言います。日本ではJMTR、海外ではATR(米国)、HFR(オランダ)、HBWR(ノルウェー)等があります。
- 4)稼働率
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原子炉の稼働率は、次の通りです。

- 5)軽水炉の長期化対策
- 現在の軽水炉を長期間使用していくため、原子炉を構成する部材等の中性子照射試験等により、詳細な寿命評価を行うことや、現在の軽水炉に代わる次世代の発電炉の開発に必要な技術開発を行います。
- 6)医療用ラジオアイソトープ(RI)
- がんの診断、治療等に利用されるRI(放射性同位元素)を指します。なお、99Moは、がんの診断に使用される99mTcのもととなるもので、99Moは半減期65.94時間で、99mTc(半減期6.01時間)に変わります。
- 7)設計及び工事の方法の認可
- 原子炉等規制法第27条に規定されるもので、原子炉施設の工事に着手する前に、主務大臣(JMTRの場合は、文部科学大臣)の認可を受けることです。
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