日本原子力研究開発機構：プレス発表

別添

成果普及を目指した実用化共同研究開発の募集について
－平成20年度の成果展開事業－

１．趣旨
　原子力機構では、これまでに研究開発した成果を広く一般社会に還元していくことを業務・運営方針にしています。その一環として、原子力機構が保有している特許や研究開発成果を企業に提供し、企業との｢実用化共同研究開発｣を実施することにより、企業の新製品開発を支援します。
　この制度は、「成果展開事業」として平成10年度から開始し、平成19年度までに62件実施しました。

２．特許や研究開発成果
　原子力機構では、出願中のものも含め現在約2,000件の国内特許・実用新案を保有しています。また、多数の研究開発成果が発表されています。これらの中には電気、機械、化学、材料等、原子力に直接関係のない産業にも適用出来るものが沢山あります。特許や研究開発成果の内容は、インターネットで見ることが出来ます。

３．募集及び選定

①	原子力機構の特許等を使用した新製品開発のテーマを募集します。
②	募集期間は平成19 年11月30 日(金)～平成20年2月29日(金)です。
③	応募のあった案件は、本事業の成果展開事業委員会による審査を行います。
④	平成20年度の実施予定件数は6件程度です。

４．事業の内容

①	採用されたテーマについて、企業と原子力機構が｢実用化共同研究開発｣を実施することにより、新製品を開発します。
②	開発期間は、原則として1年以内です。
③	原子力機構は、特許等の技術支援とともに、総開発費の半額以下(最大500万円)を支出します。

５．開発の成果

①	成果は、成果展開事業委員会で評価します。
②	開発の過程で新しい特許が生まれた場合は、企業と原子力機構の共有とします。
③	開発に成功し、製品が売れた場合は、原子力機構は売上高の一部を受け取ります。

６．スケジュール(予定）
   審査　　　　平成20年4月
   契約　　　　平成20年5月
   開発開始　　平成20年6月
   開発終了　　平成21年3月

以　上

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