平成19年11月15日
独立行政法人日本原子力研究開発機構
 
研究用原子炉「JRR-3」の米国原子力学会ランドマーク賞受賞について
(お知らせ)

 
 11月13日、米国ワシントンDCで開催されている米国原子力学会2007年冬季会議において、日本原子力研究開発機構(以下「原子力機構」という)東海研究開発センター原子力科学研究所の研究用原子炉「JRR−3」のランドマーク賞(注)受賞が発表されました。
 今回の受賞は、日本で初めての国産原子炉である研究用原子炉「JRR−3」が、40年以上にわたる安定かつ安全な運転を通して、わが国の原子力技術の確立及び先進的な中性子科学分野の進展に貢献したことが評価されると共に、今後、産業利用を含めた更なる貢献への期待が込められたものと受け止めています。
 今回の受賞に伴い、来年4月には同学会のDonald C. Hintz(ドナルド.C.ヒンツ)会長が来日され、東海研究開発センターにおいてランドマーク賞の授与式が行われる予定です。
 

米国原子力学会ランドマーク賞の認定証
     
横溝 英明 原子力機構理事(左)
Donald C.Hintz 米国原子力学会会長(右)


(注) ランドマーク賞は、原子力平和利用のために重要な貢献をするとともに、新しい道を切り拓く成果をあげ、少なくとも20年以上の供用実績がある施設に対して贈られるものです。
同賞については、2003年に旧核燃料サイクル開発機構(原子力機構の前身)の新型転換炉「ふげん」発電所が、また2006年に原子力機構の高速実験炉「常陽」が受賞しており、今回の「JRR−3」の受賞は日本では3件目となります。
 


【参考資料】
 研究用原子炉「JRR−3」の概要(PDF、164kバイト)
以 上

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