補足資料1 |
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中性子源は、重金属ターゲットに陽子ビームを打ち込んで中性子を発生させる。ターゲット材に液体金属である水銀を用いるJ-PARCの中性子源では、水銀ターゲットの陽子ビーム進行方向後ろ側に水銀循環設備を設置し、水銀ターゲットに水銀を循環させる。水銀循環設備の主な構成機器は、ポンプ、熱交換器、及びサージタンクで、これらの機器は、直径150mmの配管でつながれ、ターゲットへ水銀を供給する。1.2m3(約20トン)の水銀をポンプで、ターゲットで発生した熱を除熱するために必要な流量41m3/hで流動させ、熱交換器で約500kWの熱を除去する。 また、これらの機器は、水銀が放射化するため、水銀を封じ込めた状態で循環させるとともに、構成機器の交換は遠隔で行う必要がある。構成機器は、長さ5.4m、幅2.6mの水銀設備台車上の狭い空間に設置し、この台車を遠隔交換位置まで移動し、機器の遠隔交換を行う。 |
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