別紙
 
「ふげん」における建屋コンクリート壁の試料採取について
 
 「ふげん」は、平成18年9月29日から第20回定期検査を実施し、平成18年11月7日には廃止措置計画の認可申請を行っております。
 一方、日本原子力研究開発機構は、原子力安全基盤機構から受託した「平成18年度福井県における高経年化調査研究」の一部として、現在廃止措置準備中である「ふげん」を活用した「原子力発電所コンクリート性状に関する研究」を行いました。その予備調査として、原子炉補助建屋のコンクリート壁の試料(コア)を採取し、圧縮強度等の試験を実施しましたが、得られたデータについて、その妥当性や信頼性の調査・検討を進めているところです。
 また、「ふげん」建屋の健全性については、一般的な耐震診断手法に従って検討を進めているところです。
 今後、念のため、建屋の構造健全性評価のために必要なコンクリート壁から試料を採取し、詳細な評価を行います(工程表@)。また、引き続きそれ以外のコンクリート壁の試料も採取し、「原子力発電所コンクリート性状に関する研究」で得られたデータの妥当性や信頼性に係る調査や今後の施設の保全に必要な措置の検討のために活用します(工程表A)。
 これらの試料採取については、第三者機関に依頼して実施します。
 これらの評価や調査結果については、取りまとめた段階で公表します。
 

 
以 上

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