平成19年2月6日
独立行政法人 日本原子力研究開発機構
 
お知らせ

東海研究開発センター核燃料サイクル工学研究所
再処理施設の運転(07−1キャンペーン)開始について

 

 東海研究開発センター 核燃料サイクル工学研究所 再処理施設は、本日10時38分に、当機構新型転換炉ふげん発電所(ATR燃料)の使用済燃料のせん断を開始しましたのでお知らせいたします。
 なお、今キャンペーンからは、従来よりもプルトニウム含有率が高いふげんMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料タイプB)使用済燃料を用いた再処理試験を行い、プルサーマル燃料再処理の先駆的実証として、再処理技術の基盤強化・環境負荷低減・核不拡散性向上等の再処理技術高度化・将来再処理施設の設計に役立ててまいります。
以 上
 
【参 考】
1.これまでに東海再処理施設で処理してきたMOX燃料
 MOXタイプA燃料:初期プルトニウム含有率約0.8%、平均燃焼度9.3GWD/t
 ※東海再処理施設では、MOXタイプA燃料約23トンを安全に処理しており、MOX燃料再処理としては世界一の処理実績。(2004年現在、フランスでは約20トンの処理経験を有する。)

2.今キャンペーンで処理するMOX燃料
 MOXタイプB燃料:初期プルトニウム含有率約1.7%、平均燃焼度14.6GWD/t

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